ジョージ・ロックバーグ

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ジョージ・ロックバーグまたはロッチバーグ(George Rochberg、1918年7月5日 ニュージャージー州パターソン - 2005年5月29日 ペンシルベニア州ブリンモー)はアメリカ合衆国作曲家ユダヤ系。マネス音楽大学(マンズ音楽大学)にてジョージ・セルらに師事。1968年までペンシルベニア大学音楽学部主任教授を務め、その後も1968年まで教壇に立ち続けた。

1963年に息子の死を機に音列技法を棄て、セリエルは情緒豊かな表現力に欠けており、悲しみや憤りを表現するに似つかわしくない、と述べた。1970年代までは、しばしばあからさまな調性音楽によって、議論を呼び起こした。ロックバーグは無調性抽象画に、調性具象画になぞらえ、自らの芸術的な足跡についてはフィリップ・ガストンのそれと比較した上で、「具象性と抽象性との緊張感」が自分達の原理となっているとした。(1992年の発言から)

ロックバーグの後期作品はしばしば作曲様式において新ロマン主義的であり、マーラー的ですらある。恐らく最も有名な作品は、パッヘルベルのカノンを主題とする変奏楽章を含んだ、「弦楽四重奏曲 第6番」であろう。

他人の作品からの引用を含んだコラージュ作品はさほど多くない。たとえば「死と時間に抗って "Contra Mortem et Tempus" 」では、ピエール・ブーレーズルチアーノ・ベリオエドガー・ヴァレーズチャールズ・アイヴズの作品からの引用楽句が含まれる。

アイザック・スターン田崎悦子と親交が深かった。

主要作品[編集]

  • 交響曲第1番
  • 交響曲第2番
  • 交響曲第5番
  • ヴァイオリン協奏曲
  • 黒い響き Black Sounds
  • 大吹奏楽のための「黙示録」 Apocalyptica
  • 弦楽合奏のための「超絶的変奏曲」 Transcendental Variations


参考文献[編集]

  • Rochberg, George (1992). Guston and Me: Digression and Return. Contemporary Music Review 6 (2), 5–8.