ジョゼフ・ガリエニ

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ジョゼフ・シモン・ガリエニ
Joseph Simon Gallieni
生誕 1849年4月24日
フランスの旗 フランス共和国オート=ガロンヌ県
死没 (1916-05-27) 1916年5月27日(67歳没)
フランスの旗 フランス共和国イヴリーヌ県 ヴェルサイユ
所属組織 フランスの旗フランス陸軍
軍歴 1868 - 1914
1914 - 1916
最終階級 陸軍中将
(Général de Division[注 1]
指揮 陸軍大臣
パリ軍事総督
第14軍団長
戦闘 普仏戦争
第一次世界大戦
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ジョゼフ・シモン・ガリエニ(Joseph Simon Gallieni, 1849年4月24日 - 1916年5月27日)は、フランス軍人。陸軍元帥。フランスの南西部に位置するオート=ガロンヌの出身。

経歴[編集]

フランス植民地軍に属し、マルティニクフランス領スーダンフランス領インドシナマダガスカル等で勤務する。マダガスカル総督を務めた後は本国に移りフランス軍総司令官となるが、1911年にかつて部下であったジョフルを後任に推す。さらに高齢と持病の悪化のために1914年3月に退役した。

しかし直後に第一次世界大戦が勃発、ベルギーを突破したドイツ軍がパリに迫ると現役に復帰し、マルヌ会戦ではパリ軍事総督としてフランス軍の一翼を担った。なおこの時パリ中のタクシーを集めて兵士の輸送に充てたことで知られている。1915年には陸軍大臣に就任したが、翌1916年3月に病状が悪化したため辞任・退役し5月に病死した。後の1921年に元帥号が贈られた。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 少将相当官となるのは第二次世界大戦後。『知っておきたい現代軍事用語【解説と使い方】』78頁。「著」・高井三郎、「発行」・アリアドネ企画、「発売」三修社、2006年9月10日。

出典[編集]

関連項目[編集]