ジフェニドール
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| IUPAC命名法による物質名 | |
|---|---|
| 1,1-di(phenyl)-4-piperidin-1-ylbutan-1-ol | |
| 臨床データ | |
| 胎児危険度分類 | ? |
| 法的規制 | ? |
| 投与方法 | 経口 |
| 薬物動態的データ | |
| 半減期 | 4時間 |
| 識別 | |
| CAS登録番号 | 972-02-1 |
| ATCコード | ? |
| PubChem | CID 9175 |
| DrugBank | APRD00929 |
| KEGG | D03858 |
| 化学的データ | |
| 化学式 | C21H27NO |
| 分子量 | 309.44518 g/mol |
ジフェニドール(英 Diphenidol)は鎮暈薬(ちんうんやく)の一種で、内耳障害によるめまいや乗り物酔いの治療に用いられる医薬品。
[編集] 効能
椎骨脳底動脈の循環を改善し、椎骨動脈の血流障害を起こした部位の緊張を緩解し、血流量を増加させるとともに、内耳神経のひとつである前庭神経路の調整作用を有する。主に塩酸塩(塩酸ジフェニドール)の形で、医療用医薬品としては内耳障害によるめまいや嘔吐の抑制、および外傷性頭位眩暈症患者の眼球振盪抑制を効能として承認されている。一般用医薬品としては乗り物酔い防止薬として配合されており、一日最大量は医療用150mg、一般用75mgである。めまいの改善効果は、末梢性めまいで58.3%、中枢性めまいでは60%である。
[編集] 副作用
抗コリン作用があり、眠気を催すことがあるため、自動車等の運転は注意が必要である。排尿困難や眼内圧上昇を起こすことがあるため、腎機能障害や緑内障患者は服用前に医師へ相談することが望ましい。他に口の渇き、食欲不振、胸やけなどの消化器症状の他、浮動感、顔面の火照り、動悸などの副作用が見られる。ラットに投与した場合の半数致死量(LD50)は、経口投与で515mg/kg、皮下注射で670mg/kg、腹腔内注射で82mg/kg、静脈注射で29mg/kgである。
[編集] 参考文献
- 齋藤洋、福室憲治、武政文彦著 『一般用医薬品学概説(第2版)』 じほう、2006年。ISBN 9784840735940。