シャコバサボテン

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スクルンベルゲラ属
シャコバサボテン一品種の花
シャコバサボテン一品種の花
保全状況評価
ワシントン条約附属書II類
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
: ナデシコ目 Caryophyllales
: サボテン科 Cactaceae
亜科 : ハシラサボテン亜科 Cactoideae
: 葦サボテン連 Rhipsalideae
: スクルンベルゲラ属 Schlumbergera
学名
Schlumbergera
Lem.
タイプ種
Schlumbergera russelliana (W. J. Hooker) Britton et Rose
和名
シャコバサボテン
英名
Holiday Cactus

シャコバサボテン(蝦蛄葉サボテン)とは、サボテン科スクルンベルゲラ属に属するサボテン園芸種である。ブラジルリオデジャネイロ州高山を原産とするサボテンが改良されたものである。

場(北半球ではクリスマスの時期)に開花することから「クリスマスカクタス」とも称される。ごとに一対の突起が隆起しており、これがシャコの身体を彷彿とさせることからこの名が付いた[1]

形態・生態[編集]

多肉質で縁にぎざぎざがある小判型の形状をした茎節がいくつも連なった形状をしており、その先のをつける。花色は赤色朱色ピンクなど。開花期は10月頃から1月頃にかけてであり、花は7cmほどになる。

原種[編集]

様々なが元になっているが、スクルンベルゲラ・トルンカータ(Schlumbergera truncata[2])が最も重要な原種であり、形態もよく似ている。他の原種としては、スクルンベルゲラ・ルッセリアナ(Schlumbergera russelliana[3])も知られている。ルッセリアナの特徴が強く出たものは「カニバサボテン」と呼び、ギザギザの少ない小判型の茎節が特徴である。

スクルンベルゲラ・オプンティオイデス(Schlumbergera opuntioides)を交配されたものは春咲き傾向が強く、スプリングカクタスと呼ばれる。花が大型で、四季咲き性のスクルンベルゲラ・オルシキアナ(Schlumbergera orssichiana)を交配されたものも存在する。スクルンベルゲラ・カウトスキイー(Schlumbergera kautskyi)原種そのものもシャコバサボテンと呼ばれるが、日本ではあまり流通しない。

保全状況評価[編集]

スククンベルゲラ属自体はワシントン条約附属書II類に掲載されており、取引が規制されている。ただし、「Schlumbergera truncata(スクルンベルゲラ・トルンカタ)の栽培品種」および「Schlumbergera truncata(スクルンベルゲラ・トルンカタ)の交配種」は除外されており、ワシントン条約の適用を受けない[4]

人間との関わり[編集]

「クリスマスカクタス」との名のある通り、冬季の室内の鉢植えとして楽しまれている。観賞用の品種改良デンマークで始まったといわれ、「デンマークカクタス」とも言われる。

脚注[編集]

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  1. ^ 中村浩 『園芸植物名の由来』 東京書籍1998年、240頁。ISBN 4-487-79558-3
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Schlumbergera truncata (Haw.) Moran”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2013年12月8日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Schlumbergera russelliana (Hook.) Britton et Rose”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2013年12月8日閲覧。
  4. ^ 経済産業省貿易経済協力局. “ワシントン条約附属書(植物界)平成25年6月12日から発効 (PDF)”. ワシントン条約について. 経済産業省. 2013年12月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]