サボテンの花 (映画)

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サボテンの花
Cactus Flower
監督 ジーン・サックス
脚本 I・A・L・ダイアモンド
原作 エイブ・バロウズ
Cactus Flower
ピエール・バリエ
ジャン・ピエール・グレディ
Fleur de cactus
製作 M・J・フランコヴィッチ
出演者 ウォルター・マッソー
イングリッド・バーグマン
ゴールディ・ホーン
音楽 クインシー・ジョーンズ
撮影 チャールズ・ラング
編集 モーリー・ワイントローブ
製作会社 コロンビア映画
フランコヴィッチ・プロダクションズ
配給 コロンビア映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1969年12月16日
日本の旗 1969年12月20日
上映時間 103分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 約3,000,000ドル[1]
興行収入 11,850,000ドル(北米配収)
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サボテンの花』(サボテンのはな、Cactus Flower)は、1969年公開のアメリカ映画。ウォルター・マッソー演じる中年の歯医者とその恋人、看護婦などを巻き込んだドタバタの恋愛コメディ。

フランスの舞台劇『Fleur de cactus』を原作としたエイブ・バロウズによるブロードウェイ舞台劇『Cactus Flower』を映画化した作品である。本作は2011年に『ウソツキは結婚のはじまり』としてリメイクされている。

ゴールディ・ホーン第42回アカデミー賞助演女優賞を受賞している。

ストーリー[編集]

ニューヨークのある夜。レコードショップ店員の若い娘トニは、アパートの自室でガス自殺を図る。しかしすんでのところで、隣人の劇作家志望の青年イゴールに助け出され、事なきを得た。トニは妻子持ちの中年の歯科医師ジュリアンと恋愛中で、今夜も彼に待ちぼうけを食わされて、絶望してしまったのだという。「妻子持ちが好きなのかい?」と訊くイゴールに、「違うわ、誠実な人が好きなの。彼は自分が妻子持ちだと、正直に話してくれたからよ。」と、トニは健気に答えた。

一方のジュリアンはというと、“妻子持ち”などと言うのは真っ赤な嘘。結婚まで進むような深い関係になるのを嫌って“妻子持ち”を偽り、何人もの女性と気楽に付き合うような男だった。しかし今回のトニの自殺未遂には大いに反省し、ようやく身を固める決心をする。ジュリアンはさっそくトニにプロポーズし、彼女も素直に喜ぶが、「あなたの奥様に会って、ちゃんと話をつけるまでは結婚できない。」と言いだす。元々結婚していないのに、“奥様”に会わせようがない。困ったジュリアンは、助手の看護婦ステファニーに、自分の妻のふりをしてトニと会ってくれるように頼む。ステファニーは憮然とするが、長く医院に勤めているよしみで一芝居うってやる。

トニの勤めるレコードショップに、ステファニーが現れた。ジュリアンとの“離婚”について、事も無げに承諾するステファニーに、トニは好感を抱く。これで晴れてトニと結婚できると安心するジュリアンに、トニは「奥様はまだあなたを愛してる。」と断言。代わりの恋人まで探してやろうとする。それに対してジュリアンは、「妻にはすでにもう恋人がいるんだ。」と嘘の上塗りを重ねるはめに。そこで、患者で友人でもあるハーヴェイに、ステファニーの恋人役を頼み、4人でディスコテークに繰り出した。しかし、ステファニーとハーヴェイのちぐはぐなやり取りを見て、トニは疑念を募らせる。業を煮やしたジュリアンは、トニにミンクのストールを贈るが、プレゼント攻勢には引っかかるまいと、トニはジュリアンの名でステファニーにストールを送った。思いがけない贈り物に感激したステファニーは、その夜、ドレスアップしてディスコテークへと繰り出した。

ところがディスコテークには、ステファニー、ジュリアン、トニだけでなく、ハーヴェイ、イゴールら、一連の騒動の関係者全員がハチ合わせ。美しく装ったステファニーと若いイゴールがダンスするのを見て、ジュリアンとトニは何故かそれぞれ嫉妬に駆られる。ジュリアンはステファニーに、トニはイゴールに、いつの間にか好意を持っていたのだ。

ややこしくなった四角関係を解消するために、翌朝ステファニーはトニに真実を打ち明ける。ジュリアンは独身であること、頼まれて妻の役を演じていたこと―。そして、「彼を許して、受け入れておあげなさい。」とアドバイスして去っていく。その後、入れ替わりに現れたジュリアンが、またも嘘で身を繕うとするのを見てトニは幻滅し、イゴールと浮気したと嘘をついた。それを聞いて怒ったジュリアンは、婚約解消を言い残して部屋から出ていく。踏ん切りのついたトニは、イゴールとの恋に新しく踏み出した。

トニと別れ、ステファニーもイゴールに奪われた(と思い込んでいる)ジュリアンは、酔いつぶれて医院にたどり着いた。そこには既にステファニーの姿があった。トニとの顛末をボヤくジュリアンは、あれやこれやの画策が上手くいかなかったのは、実はステファニーを愛していたからだと打ち明ける。彼女もまた、心の底ではジュリアンを長く想い続けていたと自覚し、ふたりはようやく結ばれる。その傍らの鉢植えには、見事にサボテンの花が開いていた。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ Cactus Flower (1969) - Box office / business” (英語). IMDb. 2012年10月22日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]