コーンフロスティ

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Frosted Flakes
ロゴ
種類 シリアル食品
所持会社 ケロッグ
使用開始国 U.S.
使用開始 1952年 (72年前) (1952)
ウェブサイト frostedflakes.com
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コーンフロスティはアメリカのシリアルメーカー・ケロッグが発売する、砂糖がけコーンフレークであり、国や地域によって様々な商品名を持つ。(#各国および各地域における商品名を参照)

本製品は1952年にアメリカ合衆国にて"Sugar Frosted Flakes"という名前で発売された[1]が、1983年にFrosted Flakes という名前に変更された。

プライベートブランドも含めて様々な派生商品が存在している。

各国および各地域における商品名[編集]

Nutritional info
1 cup (29 grams)あたりの栄養価
エネルギー 460 kJ (110 kcal)
26 (9%)
糖類 10 g
食物繊維 <1 g (73%)
0 g (10%)
飽和脂肪酸 0 g (7%)
1 g (2%)
他の成分
Calories from fat 942 kJ (225 kcal)
Cholesterol 0 mg (0%)

Values may be different outside US market.
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: [1]
  • アメリカ合衆国およびカナダFrosted Flakes
  • ヨーロッパ[注釈 1]、オーストラリア、イスラエル、中東、コモンウェルスFrosties
  • アメリカ合衆国、およびイスパノアメリカ: Zucaritas (「砂糖がけした小さきもの」の意)
  • ブラジル: Sucrilhos (砂糖+クランチ+トウモロコシのカバン語)
  • 日本: コーンフロスティ[注釈 2]
  • 韓国:コーンフロスト (콘푸로스트、英: Corn Frost)

人気[編集]

アメリカ合衆国の2017年第1四半期のシリアル売り上げランキングにおいて、本製品はハニーナッツチェリオス英語版に次ぐ2番目の売り上げを出している[3]

マーケティング[編集]

1955年に米国で放送された"Garry Moore Show"より、左の男性は番組の司会を務めるギャリー・ムーア英語版である。
2020年のイベントにて撮影。

1952年の発売当初からトニー・ザ・タイガーをマスコットとして起用しており、「グゥーレイト!」(英:"They're G-r-r-r-eat!")という決め台詞で知られている[2]。 発売当初は丸顔だったが、途中で筋肉質なデザインに変更された[2]。2017年のキャンペーンで旧デザインをあしらった景品が登場した際、日本国内においてこのデザインに対する注目が集まった[2]

また、 本製品はChallenger Sports British Soccer Campsのスポンサーである[4]

日本においては、1980年後半から90年代にかけて、コーンフロスティのおまけとして温度で色が変わるスプーンが付属していた[5][注釈 3]

派生製品[編集]

カナダ・アメリカ合衆国[編集]

  • Frosted Rice:1977年発売。クリスプド・ライス英語版を用いた製品で、トニー・ジュニアがマスコットを務めていた。
  • Birthday Confetti Frosted Flakes:1997年に発売されたケーキ風味のシリアルで、その年のうちに販売終了した。
  • Cocoa Frosted Flakes:1997年から2000年にかけて発売されたココア風味のシリアル
  • Tony's Cinnamon Krunchers:2003年から2005年にかけて発売されたシナモン風味のシリアル。また、2016年には同じフレーバーのCinnamon Frosted Flakesが発売されている。
  • Whole Grain Tiger Power:2005年から2006年にかけて発売されたプロテイン入りシリアル。
  • Tony's Turboz:2005年にカナダ限定で発売された栄養強化シリアル。
  • Frosted Flakes Gold: 2008年に発売されたはちみつ風味のシリアルで、2018年に後継品となるHoney Nut Frosted Flakesが発売された。
  • Frosted Flakes Chocolate:2011年に発売されたチョコレート風味のシリアルで、2013年に再発売された。
  • Banana Frosted Flakes,1981年から84年にかけて発売されたバナナ風味のシリアル。
  • Banana Creme Frosted Flakes:2019年に期間限定品として発売されたバナナクリーム風味のシリアル。

イギリス・アイルランド[編集]

  • Toffee Flavoured Frosties:トフィー風味のシリアルで、期間限定品という位置づけである。
  • Frosties Chocolate:チョコレート風味のシリアルで、2022年現在は発売されていない。
  • Frosties Stripes:稲妻の形をしたシリアル。2022年現在は発売されていない。
  • Reduced Sugar Frosties:従来品よりも砂糖の量を抑えたシリアル。

ブラジル[編集]

  • Sucrilhos Sabor Chocolate:チョコレート風味のシリアル
  • Sucrilhos Sabor Banana:バナナ風味のシリアルで、2022年現在は発売されていない。
  • Sucrilhos Power Pops:パフ状のシリアルで、過去にはSucrilhos Powerという商品名で発売されていた。

2020年には、Sucrilhosブランドでクッキータイプのシリアルが発売された[6]

アルゼンチン[編集]

  • Zucaritas Frutilla:イチゴ風味のシリアル
  • Choco Zucaritas:チョコレート風味のシリアル

メキシコ[編集]

  • Choco Zucaritas:チョコレート風味のシリアル

コロンビア[編集]

  • Zucaritas Arequipe:キャラメル風味のシリアルで、2022年現在は発売されていない。
  • Zucaritas Power Balls:球状のシリアル。

健康への評価[編集]

本製品は、オーストラリア政府の制定によって、健康への影響度は5つ星中2つ星である[7]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ スペインでは過去にFrostis という商品名で発売されていた
  2. ^ かつては「コーンフロスト」という商品名だった[2]
  3. ^ このおまけはコーンフロスティ以外のケロッグ製品にも付属していた[5]

出典[編集]

  1. ^ Kellogg Company History, Timeline”. Kellogg's. 2016年2月6日閲覧。
  2. ^ a b c d “じつは妻子持ち!? ケロッグに聞いた「トニー・ザ・タイガー」意外な素顔”. 東京バーゲンマニア (J-CAST). (2022年1月2日). https://bg-mania.jp/2022/01/02456672.html 2022年3月19日閲覧。 
  3. ^ Hyslop, Gill (2017年8月2日). “Top 10 Brands in the First Half of 2017”. bakeryandsnacks.com. 2018年1月27日閲覧。
  4. ^ Challenger Sports”. Challenger Sports. 2014年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月25日閲覧。
  5. ^ a b 日本ケロッグ60周年企画第1弾!「コーンフロスティ」「ココくんのチョコワ」「ココくんのチョコクリスピー」の復刻版パッケージを1月下旬より新発売!』(プレスリリース)日本ケロッグ合同会社、2022年1月24日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000040636.html2022年3月20日閲覧 
  6. ^ Sucrilhos Kellogg's acaba de virar biscoito”. Geek Publicitário. 2020年4月4日閲覧。
  7. ^ Han, Esther (2015年4月20日). “Food health star ratings: Kellogg's reveals the cereal that gets 1.5 stars”. 2022年4月10日閲覧。

外部リンク[編集]