コンプトン波長

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コンプトン波長
Compton wavelength
2.426 310 2389(16)×10−12 m
相対標準不確かさ 6.5×10−10
語源 アーサー・コンプトン
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コンプトン波長(コンプトンはちょう、: Compton wavelength)とは、質量 m の静止した粒子と光が相互作用した結果生じる光の波長の変化を表す。光の散乱角が 90度の場合に定義された量である。コンプトン波長 λ は、プランク定数 h、粒子の静止質量 m光速度 c を用いて以下のように表される。

 \lambda = \frac{h}{mc}

電子のコンプトン波長の2010CODATA推奨値[1]は、2.426 310 2389(16) x 10-12 mである。括弧内に書かれた数字は、最後の2桁についての標準不確かさを示す。

コンプトン波長は、アメリカ合衆国の実験物理学者アーサー・コンプトンが 1922 年に発見したコンプトン効果に登場する概念である。コンプトンは、物質に X 線を入射すると X 線の波長が長くなることを発見した。波長の変化は元の波長や物質の種類には依存せず、X 線の散乱角にのみ依存していた。

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