キャラメル (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キャラメル
سكر بنات
監督 ナディーン・ラバキー
脚本 ナディーン・ラバキー
ジハード・ホジェイリー
ロドニー・アル=ハッダード
製作 アンヌ=ドミニク・トゥーサン
出演者 ナディーン・ラバキー
音楽 ハーレド・ムザンナル
撮影 イヴ・サフナーウィー
編集 ロール・ガルデット
配給 日本の旗 セテラ・インターナショナル
公開 レバノンの旗 2007年8月9日
日本の旗 2009年1月31日
上映時間 96分
ドルビーSRD
製作国 レバノンの旗 レバノン
フランスの旗 フランス
言語 アラビア語
フランス語
テンプレートを表示

キャラメル』(アラビア語原題: سكر بنات ラテン文字化: Sukkar Banat スッカル・バナート 英題: Caramel[1]は、2007年製作のレバノン映画。監督および主演は、ナディーン・ラバキーによる[2]。タイトルの由来であるキャラメルは、中東ではムダ毛処理に使う。砂糖、レモン汁、水を煮詰め、水飴状にしたもので、皮膚に接着してムダ毛と一緒に剥がすのである。タイトルには、甘味と塩気と酸味があるキャラメルで、時には火傷(やけど)するということも含んでいる。

ストーリー[編集]

ベイルートにあるヘアエステサロンのオーナーのラヤールは、30歳の独身。仕事が手につかず恋人の電話を待ち焦がれる。ラヤールは恋人が忘れた財布から、恋人の妻子の写真を発見する。サロンのヘア担当ニスリンは、婚約者に隠しごとがある。シャンプー担当リマは、不思議な顧客女性に心奪われる。既婚女性ジャマルはサロンの常連で、俳優オーディションに明け暮れる。サロンの向かいの住人ローズは、姉の世話に悩む。登場人物たちは明るく振る舞いつつ、それぞれの秘密を抱えながら、人生を展開させる[3][4][5][6]

キャスト[編集]

  • ラヤール(サロンのオーナー): ナディーン・ラバキー
  • ニスリン(サロンでヘア担当): ヤスミーン・アル=マスリー
  • リマ(サロンでシャンプー担当): ジョアンナ・ムカルゼル
  • ジャマル(俳優志望): ジゼル・アウワード
  • ローズ(仕立て屋): シハーム・ハッダード

受賞等[編集]

脚注[編集]

  1. ^ سكر」(スッカル)は砂糖。「بنات」(バナート)は女子・複数形。
  2. ^ アラビアン・ビューティーことナディーン・ラバキーは、『キャラメル』の成功により、アラビアン・ビジネス誌の「世界で最もパワフルなアラブ人100人」で、女性のトップ5に選出。
  3. ^ キャラメル ストーリー シネマトゥデイ
  4. ^ キャラメル 解説 オールシネマ
  5. ^ 小さなエステサロンで描かれる女たちの人生模様 シネマぴあ
  6. ^ キャラメル 作品情報 エイガ・ドット・コム

外部リンク[編集]