カミツキガメ科

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カミツキガメ科
カミツキガメ
カミツキガメ Chelydrta serpentina
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : カミツキガメ上科
Chelydroidea
: カミツキガメ科 Chelydridae
Gray, 1831
属、種

カミツキガメ科(-か、Chelydridae)は、動物界脊索動物門爬虫綱カメ目に属する科。模式属はカミツキガメ属特定動物

分布[編集]

現生種は南北アメリカ大陸のみに分布するが、ユーラシア大陸からも本科の構成種の化石が発見されている。

アメリカ合衆国エクアドル西部、カナダ南部、グアテマラコスタリカコロンビア西部、ニカラグアパナマベリーズ西部、ホンジュラスメキシコ南部

形態[編集]

最大種はワニガメで最大甲長80cm。最小種はカミツキガメ(亜種を独立種としない場合)で最大甲長49.4cm。背甲腹甲の継ぎ目(橋)は細く、下縁甲板がある(カミツキガメではない個体もいる)。腹甲は小型で十字状。そのため脚の可動範囲が大きく、水底を歩く能力がすぐれている。脚は太く力強いが、水かきはあまり発達していない。


頭部は大型。尾の背面には大型の鱗が並ぶ。

分類[編集]

現生種は2属2種(4種とする説もあり)。

カミツキガメ属 Chelydrta

ワニガメ属 Macrochelys

生態[編集]

底質が泥や砂で水生植物の繁茂した、流れの緩やかな河川湿地などに生息する。完全水棲で、産卵以外で上陸することは少ない。表層や中層を泳ぎ回るよりは、水底を徘徊し活動する。

食性は動物食傾向の強い雑食で、魚類両生類、爬虫類、昆虫類甲殻類貝類果実などを食べる。水底を徘徊し獲物を探すが、ワニガメは獲物を待ち伏せて捕食することもある。

人間との関係[編集]

開発による生息地の破壊、食用やペット用の乱獲などにより生息数が減少している種もいる。

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されていた。2000年に動物愛護法の改正により、科単位で特定動物に指定されている。カミツキガメに関しては下記のように新規の飼育は禁止されている。ワニガメは、2008年現在日本で飼育するにあたってはマイクロチップの埋め込みや地方自治体の許可が必要になる。また大型になるため飼いきれなくなることが多く、野外に遺棄されたと思われる個体の発見例が増加した。発見例が多くまた印旛沼周辺で繁殖が確認されたカミツキガメは生態系への影響が懸念され、2005年に施行された外来生物法にて特定外来生物に指定された。また科単位(カミツキガメを除くため実質的にワニガメ)で「種類名証明書の添付が必要な生物」に指定されている。また特定外来生物に指定されたことで飼育(施行前から飼育されていた個体は登録すれば飼育可能)、販売、譲渡、遺棄などが禁止されたためカミツキガメは特定動物から除外されている。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社1984年、136頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社2000年、111、219頁。
  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、177-178頁。
  • 安川雄一郎 「カミツキガメ科の分類と自然史 (前編)」『クリーパー』第18号、クリーパー社、2002年、4-21、42-44頁。
  • 安川雄一郎 「カミツキガメ科の分類と自然史 (後編)」『クリーパー』第19号、クリーパー社、2002年、4-23、44頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』、小学館2004年、67頁。
  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1 アメリカ大陸のミズガメ』、誠文堂新光社2005年、60-65頁。
  • 安川雄一郎 「水棲ガメの世界」『ハ・ペト・ロジー』Vol.3、誠文堂新光社、2005年、18-19、25頁。

外部リンク[編集]