カツオブシムシ

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カツオブシムシ科 Dermestidae
ヒメマルカツオブシムシ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目(多食亜目) Polyphaga
下目 : Bostrichiformia
上科 : ナガシンクイムシ上科 Bostrichoidea
: カツオブシムシ科 Dermestidae
Latreille, 1804
亜科

カツオブシムシ(鰹節虫)は甲虫目カブトムシ亜目カツオブシムシ科(Dermestidae)の昆虫の総称。

概要[編集]

多くはたくさんの細に覆われ、蚕蛹()や毛織物などの繊維質を餌とする害虫。一般に、衣類や生物標本防虫剤などで防ぐ害虫は本グループの昆虫である。基本的に繊維質を餌とするのは幼虫であって、成虫を餌としている。干からびた動物のタンパク質を食べ、は食べないという性質を利用して、脊椎動物骨格標本作りにも利用されている。

Trogoderma穀物にたかり、Thaumaglossaカマキリ卵嚢を好む。

人毛の摂取に関して[編集]

 幼虫のカツオブシムシに人毛を与えると摂食が確認された。しかし、頭髪の場合、コンディショナーやリンスをしている人が多いせいか、その摂取量はわずかで、その他部位の人毛を好んで食べる。ただし、詳しい摂取量については未測定である。

日本に分布している代表的な種類[編集]

  • ホソマメムシTrogoderma inclusum
  • オビカツオブシムシAttagenus fasciatus(Thunberg)
  • アカオビカツオブシムシDermestes vorax
  • ハラジロカツオブシムシDermestes maculatus de Geer
  • カドムネカツオブシムシDermestes coarctatus Harold
  • ケアカカツオブシムシDermestes tessellatocollis Motschulsky
  • シモフリカツオブシムシ
  • フイツカカツオブシムシ
  • トビカツオブシムシDermestes ater de Geer
  • スジカツオブシムシTrogoderma inclusum freudi
  • ヒメカツオブシムシAttagenus unicolor japonicus
  • シラホシカツオブシムシAttagenus pellio
  • カマキリタマゴカツオブシムシThaumaglossa rufocapillata 
  • アカマダラカツオブシムシTrogoderma inclusum
  • シロオビカツオブシムシAnthrenus nipponensis Kalik et N.Ohbayashi
  • ヒメマルカツオブシムシ Anthrenus verbasci
  • ベニモンカツオブシムシOrphinus japonicus Arrow
  • チビケカツオブシムシ Trinodes rufescens Reitter                                     
  • ヒメアカカツオブシムシTrogoderma granarium Everts [Dermestidae] インド原産であり、アジア、アフリカ、ヨーロッパ等に分布している。日本では、1960年代に発見されたが根絶された。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 黒沢良彦・渡辺泰明解説、栗林慧写真 『甲虫』 山と溪谷社〈新装版山溪フィールドブックス〉、2006年、ISBN 4-635-06063-2
  • 〈原色昆虫大図鑑弟Ⅱ巻〉森本桂監修、北隆館、2007年                                  

外部リンク[編集]