インビクタ (時計メーカー)

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Invicta Watch Group
種類
非公開
業種 製造
設立 スイス
ラ・ショー=ド=フォン、1837
創業者 ラファエル・ピカルド
本社
主要人物
Eyal Lalo(会長CEO),
Ms. Gany Lalo(副会長),
Ms. Nadia Lalo(取締役書記役)
製品 腕時計アクセサリー
ウェブサイト invictawatch.com
Invicta Ocean Ghost (2008)

インビクタInvicta Watch Group)は、アメリカ合衆国に拠点を置く時計アクセサリーメーカー。

1837年にラファエル・ピカルドによって設立された「Invicta Watch Company(スイスラ・ショー=ド=フォン[1])」のブランド名を、「Invicta Watch Group(アメリカ合衆国、ハリウッド)」が承継し、存続させている。
ピカルド家は、1970年代初頭のクォーツショックに至るまで、機械式スイス腕時計を求めやすい価格で生産、供給していた。

その後同社は、1991年にアメリカ合衆国の投資会社に買収され、本社とカスタマーセンター共に、ハリウッド (フロリダ州)へと移転した。

現在のインビクタ社の会長CEOであるEyal Laloは、Lalo家が同社と関わってから3代目にあたる時計職人である[2]

商標権をめぐる訴訟[編集]

2010年、カナダのキャリングケース製造業者である「Plasticase」が、フロリダ州南部地区連邦地方裁判所に、インビクタ社を商標権侵害で提訴した。同訴えは、インビクタ社が販売するプラスティックケースが、Plasticase社の販売する製品に類似していることを内容とするものだった[3]
インビクタ社は、この訴えに対し、ただちに反訴を行い、同社の製品がPlasticase社の商標権を侵害するものではないことを主張している[4]

慈善事業[編集]

インビクタ社は、非営利組織であるインビクタ・ケア財団を運営し、経済援助を必要とする諸問題に対し、広く支援を行っている。

2005年ハリケーン・カトリーナ被害に対し、アメリカ赤十字社を通じ12万7,846ドルの寄附[5]
2010年エクアドルの深刻な貧困地域であるミンド英語版へ支援を行う「Emmaus Medical Mission」に対する経済的援助[6]
2012年:海外へと派遣されるアメリカ軍兵士に対し、無償での時計提供[7]
2013年:「Joe DiMaggio Children's Hospital」を支援するための、自転車レース「ツール・ド・ブロワード」の筆頭スポンサー

パートナーシップ[編集]

2012年11月、インビクタ社は、元NFLプレイヤーであるジェイソン・テイラー英語版がデザインした、新ラインナップを公開した[8]

所有ブランド[編集]

日本での展開[編集]

2012年よりAmazon.co.jp及び姉妹サイトのJavari.jpが、正規に取り扱いを開始している[9]

出典[編集]

  1. ^ http://invictawatch.com/invicta/historic
  2. ^ http://www.timezone.com/library/tzints/tzints0014
  3. ^ http://dockets.justia.com/docket/florida/flsdce/0:2010cv60524/355177/
  4. ^ http://floridaiptrends.com/category/patents/
  5. ^ http://www.watchesonnet.com/luxurywatches/invicta-care-foundation-donates-funds-to-charitable-causes/
  6. ^ http://invictawatch.com/iw-group/give-with-care
  7. ^ http://miami.cbslocal.com/2012/05/29/hollywood-company-donates-designer-watches-to-soldiers/
  8. ^ http://www.bizjournals.com/southflorida/news/2012/11/06/invicta-launches-jason-taylor-watch.html
  9. ^ https://news.mynavi.jp/article/20121218-a097/

外部リンク[編集]