インドの有人宇宙飛行計画

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インドの有人宇宙飛行計画は2016年を目標にインド宇宙研究機関 (ISRO)による2人乗りのISRO軌道周回機低軌道へ送る計画である。[1] 宇宙船を打ち上げるロケットで開発中ののGSLV-Mk IIが使用される見通しである。

準備[編集]

2007年8月9日にISROの議長であるG. Madhavan Nairは有人宇宙飛行を"真剣に考えている"と述べた。彼は年次報告書でISROは新しいカプセルの技術を開発すると述べている。[2]

二人を低軌道へ送る完全自律型軌道周回機の開発は既に開始されている。ISROによると2016年に打ち上げを予定している。政府は2007年から2008年に95crore(US$2160万ドル)をこの計画に割り当てた。

有人宇宙飛行には7年間で約12,400 crore (US$ 28億ドル) が必要とされる。計画委員会によると初期の有人宇宙飛行の作業に第11次5ヵ年計画(2007–12)で 5,000 crore(US$ 11億ドル)の予算が必要とされる。ISROによる計画の報告は宇宙委員会に承認された。.[3][4] 2009年2月インド政府は2016年の有人宇宙飛行計画を承認した。[1]

サティシュ・ダワン宇宙センター(SDSC)の局長であるMC DathanによるとISROは宇宙飛行士の訓練施設をバンガロールに設置する予定である。ISROは同様に有人宇宙船を打ち上げる為の乗員乗り込み口や緊急脱出装置を備えた3番目の打ち上げ施設をシュリーハリコータに建設予定である。[4]

有人宇宙計画への挑戦の一環としてPSLVロケットで600kgのカプセル(SRE)が打ち上げられ12日後に安全に回収された。これによりインドは大気圏再突入技術における耐熱材料の開発能力を実証した。

1984年、インターコスモス計画により、ソビエト連邦のソユーズT-11に搭乗したラケッシュ・シャルマは宇宙へ行った最初のインド人になった。2006年にシャルマは科学者の一人としてインドの有人宇宙飛行計画の提案を承認した。

開発の詳細[編集]

有人飛行計画において主な事項は2人を安全に軌道へ送り、2日間で数周してから帰還させる為の完全自律型の3トンのISRO軌道周回機(OV)の開発である。使い捨て仕様の宇宙船は最長7日間滞在でき、ランデブーしたり宇宙ステーションや軌道周回プラットホームに接続できる能力を持つ。

ISROではOV宇宙船をGSLV-Mk II(静止衛星打ち上げ機であるGSLVに液体水素エンジンを備える)で打ち上げる予定である。サティシュ・ダワン宇宙センター(SDSC)から打ち上げてから約16分後に高度300kmから400kmの地球周回軌道に投入される。カプセルは帰還時にベンガル湾に着水する予定である。

インド宇宙研究機関は2012年にバンガロールに宇宙飛行士の訓練施設を設置する予定で、最初の有人宇宙飛行と同様に2020年以降の有人月探査の訓練も視野に入れている。[要出典].

報道関係者にこれを開示したISROの議長のG Madhavan Nairは"私達はいくつかの候補地からバンガロールを選んだ。私達は航空医学研究所をこの街に持ち、宇宙飛行士の訓練に大きく貢献する事が期待される。"と述べた。

ベンガル国際空港の向こうに140 acres (0.57 km2) の施設が確認できる。1,000 crore (US$ 22700万ドル)をかけて宇宙飛行士の無重力環境下や救助や回収の訓練や放射線環境の調査や宇宙での長期間の水の循環の模擬実験が行われる。

インドはロシアから乗員の選定や訓練で支援を受ける予定で2008年3月に二国間で調印された。インドの任務の準備としてソユーズでインド人の宇宙飛行士の飛行訓練を実施する選択肢も調査された。しかしながら2010年10月、この選択肢は取り下げられた。[5] ISROは離床時の高加速度環境下における宇宙飛行士の訓練に用いる遠心力を用いた訓練装置を建設予定である。計画では新しい射場の建設費は600 crore (US$ 13620万ドル)である。それはアーンドラ・プラデーシュ州の東海岸のChennaiの北の約100kmに位置するサティシュ・ダワン宇宙センターの3番目の射場である。

2009年春、実物大のカプセルの模型がvyomanauts訓練の為にサティシュ・ダワン宇宙センターに納入された。

インドでは200人のインド空軍のパイロットからこの目的に選抜する予定である。ISROは戦闘機のパイロットから条件に見合った者を選抜する作業をしている。選定行程はNASAの選抜方法を参考にしている。最初の任務では200人中4人だけが選ばれ訓練を受ける。そのうち二人は飛行し残りは待機する。2012年に4人が選ばれる予定である。[1]

ロシアの協力[編集]

インドとロシアは2008年12月、ロシアのメドベージェフ大統領がインドを訪問中、有人宇宙飛行計画の分野で共に行動する協定に調印した。 合意によるとインドの宇宙飛行士はロシアの宇宙船に再び乗る見込みである。この任務は暫定的に2013年で上記のインドの有人宇宙飛行は2016年を予定している。

インド宇宙研究機関の議長であるG Madhavan Nairは"合意によれば最初はインド人の宇宙飛行士はロシアの宇宙船で宇宙に行く。これは2015年に予定される。"と語った。 G. Madhavan Nairとロシアのアナトーリー・ペルミノフの間で調印されISROとロシア連邦宇宙局はインドの有人宇宙飛行の為に共同で宇宙船を製造する予定である事が明らかになった。

"私達はロシアのソユーズ宇宙船を私達の目的の為に再設計する"とNairは語った。

ISROは既に95 crore (US$ 2160万ドル)を2人を宇宙に1週間送る有人宇宙飛行計画の調査の為に予算を認められた。宇宙船は低軌道へ投入され任務終了後にインド洋へ着水する予定である。

ISROは既にバンガロールで宇宙飛行士の訓練施設を設置することを発表している。200名の候補者から4人を選抜し最終的に2名が任務に就く予定である。

出典[編集]

外部リンク[編集]

文献[編集]