イボイノシシ

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?イボイノシシ

イボイノシシ Phacochoerus aethiopicus
保全状態評価
LOWER RISK - Least Concern
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
ファイル:Status iucn2.3 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱 Theria
: 偶蹄目 Artiodactyla
亜目 : イノシシ亜目 Suina
: イノシシ科 Suidae
: イボイノシシ属 Phacochoerus
: イボイノシシ P. aethiopicus
学名
Phacochoerus aethiopicus
(Pallas, 1766)
和名
イボイノシシ
英名
desert warthog

イボイノシシ(疣猪、Phacochoerus aethiopicus)は、哺乳綱偶蹄目イノシシ科イボイノシシ属に分類されるイノシシ。

目次

[編集] 分布

アフリカ大陸サハラ砂漠以南)。種小名aethiopicusは「エチオピアの」の意。

[編集] 特徴

体長90-150cm。尾長30-50cm。肩高65-85cm。体重50-150kg。と、日本のイノシシよりはやや小さい。体毛は灰褐色で、日本のイノシシと比べると全体的に薄毛である。しかし、頭部から背中にかけては黒色のたてがみがある。尾にはふさふさと多くの毛が生えている。

顔は白色で、からにかけては黒色の帯が走っている。目の下と頬にはその名の由来にもなっている、いぼが一対ずつある。三日月状のは大きく、特に下顎の犬歯は成長するとからはみ出し、外部に露出するようになる。子には日本のイノシシとは違い、縞模様はない。

[編集] 生態

主にアフリカの草原サバンナ)や森林に生息する。巣穴は自然に出来た穴や岩陰の隙間、他の動物が作った穴を使う。メス1-2頭と子どもだけの群れで生活し、昼間は活発に活動するが、夜は巣穴に帰る。繁殖期は雨季で、その時はこの群れにオスが1頭加わり、繁殖活動を行う。それ以外の時は、若いオスはオスのみの群れを作り、成熟したものは群れを作らず、1体のみで行動する。イボイノシシは肉食獣に牙で立ち向かう勇敢な面もあるが、普通は外敵を見つけた場合は群れで一列に並び、尾をピンと立てて走って逃げる。走る速度は速い。この姿がユーモラスで可愛らしく、人気がある。天敵としてはライオンチーターヒョウハイエナナイルワニ等が挙げられ、特に幼体は群れでいても頻繁に狙われる。

食性は雑食性で、地面に生えた植物や、を掘り起こして食べるほか、昆虫類や小動物、時には腐肉を食べることもある。餌を食べるときは前足を曲げて、ひざまずくような独特の姿勢をとることが知られている。

日本のイノシシと同じく、寄生虫を落としたり体温調節をするために泥浴びをする。

繁殖のためにオスがメスを巡って争うこともあり、その場合は牙を使ったり、体当たり等のぶつかり合いで勝敗を決める。メスは1回に2-6頭を出産する。幼体は基本的には、親に新しい幼体が生まれると群れから追い出されて独立するが、メスの場合は親の群れに戻ることもある。

[編集] 保全状態評価

イボイノシシ Phacochoerus aethiopicus

LEAST CONCERNIUCN Red List Ver.3.1(2001)
画像:Status iucn3.1 LC.svg
EXTINCTIUCN Red List Ver.3.1(2001)
ファイル:Status iucn3.1 EX.svg
  • ソマリイボイノシシ P. a. delamerei Lönnberg, 1908
VULNERABLEIUCN Red List Ver.3.1(2001)
Image:Status iucn3.1 VU.svg

[編集] 人間との関係

ケニアではケニア・エクスプレスと呼ばれている。人間に対しては普通恐れて逃げるが、人家の近くには人に慣れた個体もいる。

生息地によっては家畜へ病気を伝染させるために、駆除されることもある。

映画『ライオン・キング』のプンバァのモデルとなっている。

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ