アライヴ!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アライヴ!
グラント・グリーンライブ・アルバム
リリース
録音 1970年8月15日
ニュージャージー州ニューアーク
クリシェ・ラウンジ
ジャンル ジャズ・ファンク
時間
レーベル ブルーノート・レコード
プロデュース フランシス・ウルフ
グラント・グリーン アルバム 年表
Green Is Beautiful
(1970年)
Alive!
(1970年)
Live at Club Mozambique
(1971年)
テンプレートを表示

アライヴ!』(Alive!) は、アメリカ合衆国のジャズ・ギタリスト、グラント・グリーンのアルバムで、1970年ニュージャージー州ニューアークのクリシェ・ラウンジ (Cliche Lounge) における演奏を録音し、ブルーノート・レコード・レーベルからリリースされた[1]。このアルバムは、グリーンにとって最初の公式ライブ・アルバムであった。1993年にリイシューされたCDには、ボーナストラックが3曲収録された。

評価[編集]

専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
Allmusic4/5stars[2]
The Penguin Guide to Jazz3.5/4stars[3]

オールミュージックのレビューで、スティーヴ・ヒューイ (Steve Huey) は、このアルバムに星4つを付け、「『アライヴ!』は、グリーンがそのキャリアの後半において録音した最もハードなファンクLPであり ... ここにあるのはグリーンがファンク野郎として最も確信的かつ終始一貫してやっていたことであり、1970年代初め以降の彼のアルバムのほとんど全てには、アシッド・ジャズとビート・サンプリング・ジャンキーたちのための価値ある素材が多少なりとも見出されるが、『アライヴ!』はおそらく最初に手をつけるのに最適の作品であろう」と述べた[2]

The Penguin Guide to Jazz』のレビューでリチャード・クックブライアン・モートン英語版は、「ブルーノートが、熱心にもっと早い持期から、グラントを自然なセッティングで録音しなかったのは、驚きである。ニューアークのクリシェ・ラウンジにおける本作は、彼がレーベルに残したほとんど最高の録音であり、燃えるような、汗まみれの、命名の由来となった商品に多少なりとも依存したこのクラブに相応しい出来である」と述べている。

トラックリスト[編集]

  1. レット・ザ・ミュージック・テイク・ユア・マインド / Let the Music Take Your Mind(クール&ザ・ギャング、Gene Redd)- 8:42
  2. タイム・トゥ・リメンバー / Time To Remember(ニール・クリーク英語版)- 11:19
  3. バンド・イントロダクション / Band introduction by Buddy Green - 0:32
  4. スーキー・スーキー / Sookie, Sookie(ドン・コヴェイスティーヴ・クロッパー)- 11:10
  5. ダウン・ヒア・オン・ザ・グラウンド / Down Here on the Ground(ゲイル・ガーネット英語版ラロ・シフリン)- 6:45

CDリイシュー盤におけるボーナス・トラック

  1. ヘイ、ウエスタン・ユニオン・マン / Hey, Western Union Manジェリー・バトラーケニー・ギャンブル、レオン・ハフ)- 7:46
  2. イッツ・ユア・シング / It's Your Thingロナルド・アイズレー、オケリー・アイズレー、ルドルフ・アイズレー)- 9:17
  3. 処女航海 / Maiden Voyageハービー・ハンコック)- 10:58

パーソネル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Grant Green discography accessed September 17, 2010
  2. ^ a b Huey, S. Allmusic Review accessed September 17, 2010
  3. ^ Richard Cook and Brian Morton, The Penguin Guide to Jazz (Penguin Books), England, (2004)[1992]: p.664, ISBN 0-141-01416-4