アニメ・セレブレーション

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アニメ・セレブレーション
アトラクションの外観(2008年)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
エリアハリウッド・エリア
座標北緯34度39分55.9秒 東経135度26分03.3秒 / 北緯34.665528度 東経135.434250度 / 34.665528; 135.434250
状態閉鎖
オープン2001年3月31日 (23年前) (2001-03-31)
クローズ2016年5月31日 7年前 (2016-05-31)
Replaced byプレイング・ウィズおさるのジョージ2018年6月30日 - )
主なデータ
種類 ショー・アトラクション
製造者 BRC Imagination Arts
設計者 ユニバーサル・スタジオ
テーマ ウッディー・ウッドペッカー
ショーごとの収容数 約300名
所要時間 約20分
協賛 株式会社ベネッセコーポレーション

アニメ・セレブレーション: Animation Celebration)は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンハリウッド・エリアにあった、ウッディー・ウッドペッカーを主役にしたショー・アトラクションである。

概要[編集]

2001年3月31日、パーク開園と同時にオープンした。

2016年6月1日より本アトラクションは長期の休止とされ、2018年4月1日より再開すると発表されていた。しかし2017年12月21日に『おさるのジョージ』をテーマにしたアトラクションのオープンを発表したと同時に、本アトラクションに関する情報がパークの公式サイトから消え、予告なしのクローズとなった[1][2][3]

海外のパークにもウッディー・ウッドペッカーをテーマにしたアトラクションはいくつかあるが、映像として登場するのは本アトラクションのみであった。

あらすじ[編集]

プレショーは、アニメーションスタジオで行われる。松井シナリオライターをはじめとするアニメーション製作に関わるスタッフがモニター上でゲストを迎え、ゲストは『ウッディー・ウッドペッカー』の制作に使用されたアニメーション・プロセスを学ぶ。

メインショーは、デジタルスタジオで行われる。アニメ監督である吉川哲也がゲストを迎える。アニメーションが完成したばかりで、それを再生しようとすると、事態は一転する。ウッディーがアニメの中から出て来てしまったのである。吉川はウッディーを捕まえようとし、ドタバタ劇を繰り広げる[4][5]

登場人物[編集]

ウッディー・ウッドペッカー
声 - 市場梓
ユニバーサル・ピクチャーズアニメーション作品に登場するキツツキを模したキャラクター。アニメの中から飛び出し、次々と騒動を巻き起こす。
吉川哲也
声 - 関俊彦
アニメーション監督。アニメーションスタジオの紹介をする予定が、ウッディー・ウッドペッカーが巻き起こす騒ぎに巻き込まれていく。
豪徳寺
演 - 丸岡奨詞
プレショーの映像、メインショーのテレビ画面に登場するアニメーションスタジオの部長。吉川にアニメの完成を急かすため、テレビ電話を度々かけてくる[4]
松井
演 - 神田瀧夢
プレショーの映像に登場するシナリオライター。アニメーションが出来上がるまでの工程を紹介してくれる[4]
京子
プレショーの映像に登場するアニメーター。アニメーション部に勤めており、部の仕事内容を紹介してくれる[4]
あやか
プレショーの映像に登場するアニメーター。カラーリング部のチーフを務めており、部の仕事内容を紹介してくれる[4]

製作[編集]

ユニバーサル・スタジオはグランドオープンするユニバーサル・スタジオ・ジャパンのために、パークのメインキャラクターであるウッディー・ウッドペッカーが登場するショーを製作することを計画した。俳優とアニメーションが融合する映画は古くから製作されており、これを現実で再現しようと考えた。これを製作したのがBRC Imagination Artsである。一瞬のズレが許さないキャストのみならず、ステージ上の仕掛けやBRCが特許を持つホロビジョン技術も採用されている[6][7]

栄誉[編集]

本アトラクションは、テーマエンターテインメント協会(The Themed Entertainment Association英語版: TEA)の制定するティア・アワード、アウトスタンディング・アチーブメント賞アトラクション部門を受賞した[8]

脚注[編集]