アスファルトシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アスファルト
ジャンル レース
開発元 ゲームロフト
発売元 ゲームロフト
ユービーアイソフト
コナミ
1作目 アスファルト アーバン GT
ニンテンドーDS
日本の旗2005年6月30日)
最新作 アスファルト9:Legends
(2018年6月25日)
テンプレートを表示

アスファルトシリーズは、主にゲームロフトが開発・運営する一連のレースゲームの総称である。

概要[編集]

アスファルトシリーズはおもに、ニード・フォー・スピードシリーズのようなアーケード調のストリートレースとバーンアウトのような対戦相手のマシン破壊に焦点を当てている。また、実在する自動車が登場するのも魅力の一つである。コースもまた実際の都市をモチーフにしている。そしてレースでもらえた資金は車のアップグレードに使用することができる。[1]

シリーズ一覧[編集]

発売の年表
2004アスファルト アーバン GT
2005アスファルト アーバン GT2
2006アスファルト3
2007
2008アスファルト4
2009アスファルト5
2010アスファルト6:Adrenaline
2011ASPHALT 3D:NITRO RACING
アスファルト インジェクション
2012アスファルト7:Heat
2013アスファルト8:Airborne
2014アスファルト オーバードライブ
2015アスファルト ニトロ
2016アスファルト:Xtreme
2017アスファルト:Street Storm
2018アスファルト9:Legends

アスファルト アーバン GT[編集]

N-Gage版(国内未発売)が北米で2004年11月15日発売。日本では携帯アプリとして2005年1月24日にBREWでリリース、その後はVアプリでも2005年5月18日に配信された。さらにニンテンドーDS用ソフトとして2005年6月30日にタイトーが発売した[注 1][注 2]。9つ(モバイル版は8つ)の都市をモデルにしたコースを舞台にニトロを用いてレースを繰り広げる。その際、迷惑運転をすると警察に追跡される。登場する車は23台(モバイル版は9台)で、どれも実在する車である。[2]ニンテンドーDS版のみリプレイ機能を搭載し、最大4人の通信対戦が可能。シリーズの基礎となった作品である。

アスファルト アーバン GT2[編集]

FOMA・BREWなどで配信された。海外ではニンテンドーDSやPlayStation Portable、N-Gageでも発売。登場する車は10種類で、その中には初登場となるバイクが含まれている。基本的なシステムは前作を踏襲している。新要素として、敵マシンやパトカーを破壊するテイクダウンが追加された。[3]また、手配度の概念が導入され、グランド・セフト・オートシリーズの星マークのようなものが画面に表示されるようになった。ほかに、PlayStation Portable版専用のモードとしてTime Rideモードがある。

アスファルト3[編集]

原題はAsphalt 3: Street Rulesで原題・邦題ともに「アーバン GT」がタイトルから外されている。日本では、はじめBREW・WX系に配信され、のちにアスファルト3 3Dの名でFOMA向けにも配信された。海外では2006年にJava系の携帯電話で配信が開始し、翌年非Java系向けに配信、2008年にN-Gage 2.0で配信された。World Cyber Gamesで採用された最初のモバイルゲームである。[4]従来のクラシックな「レース」、ライバル達と激突レースを繰り広げる「クラッシュ」、走り屋と賞金を賭け対決をする「対決」、パトカーに乗り暴走車を追跡する「警察」、トリックを見せて賞金を得る「キャッシュ・アタック」の5種類のモードが楽しめる。[5]登場するコースは14カ国。手配度のシステムは削除され、あらたに美女が乗り込むとマシンやプレイに影響を及ぼす要素が入れられた。

アスファルト4[編集]

2008年FOMA・BREW・Toshiba H11Tなどでリリース。同年8月28日にiPhoneiPodで配信開始(日本では8月31日配信開始[6])。翌年アスファルト4:エリートレーシングとしてDSiWareで配信。[7]国外ではN-GageやBlackBerry OSでも配信された。プラットフォームによって内容の差が大きく、例えば収録車種はiPod版が9台[8]、モバイル版が10台[9]と少ないのに対してiPhone・DSi版は28台[10][11]と多い。登場する都市もモバイル版が6、iPhone・iPod版が9、DSi版が12とばらつきがある。その他、グラフィックや快適性はモバイル版が劣っており、マルチプレイ要素は搭載されていない。2014年サービス終了。

アスファルト5[編集]

2009年11月2日にiOS向けにリリース[12][注 3]。その後はwebOS[13]Android[14]Symbian[15]Bada[16]Windows Phone[17]でもリリース。そのうちAndroid版はアスファルト5 HDとして配信。[18]前作およびフェラーリGT:エボリューションとシステム面では変わらない。ドリフト、コップチェイス、タイムアタック、1オン1、勝ち残り、エスケープといった6種類のレースイベントが用意され、Bluetooth、オンラインでの最大6人でのマルチプレイに対応。[19]登場マシンとバイクは30車種以上、ロケーションは全12箇所。[20]

アスファルト6:Adrenaline[編集]

2011年6月にリリース[21]

アスファルト7: Heat[編集]

2012年6月にリリース[22]

アスファルト オーバードライブ[編集]

2014年9月リリース。

アスファルト ニトロ[編集]

2015年5月リリース。

アスファルト :Xtreme[編集]

2016年10月リリース。

アスファルト :Street Storm[編集]

アスファルト9:Legends[編集]

2018年7月リリース。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 海外では北米版が2004年11月17日、豪州版が2005年2月24日、欧州版が2005年3月11日にそれぞれ発売。
  2. ^ 2006年3月30日には廉価版(TAITO SELECTION 2800)も発売された。
  3. ^ 11月3日とするものもある。

出典[編集]

  1. ^ 'Asphalt 8: Airborne' Updated with New Dubai Track, 5 New Vehicles, and More”. 2014年8月27日閲覧。
  2. ^ アスファルトアーバンGT”. 2021年6月25日閲覧。
  3. ^ アスファルトアーバンGT2”. 2021年6月25日閲覧。
  4. ^ "Registration opens for World Cyber Games 2008"”. 2011年10月15日閲覧。
  5. ^ アスファルト3”. 2021年6月25日閲覧。
  6. ^ アスファルト4[iPhone] - 4Gamer.net”. 2021年6月25日閲覧。
  7. ^ アスファルト4:エリートレーシング - 任天堂”. 2021年6月25日閲覧。
  8. ^ アスファルト4(iPod版)”. 2021年6月25日閲覧。
  9. ^ アスファルト4”. 2021年6月25日閲覧。
  10. ^ アスファルト4(iPhone版)”. 2008年6月25日閲覧。
  11. ^ アスファルト4:エリートレーシング”. 2021年6月25日閲覧。
  12. ^ Asphalt 5 Review”. 2013年6月18日閲覧。
  13. ^ Asphalt 5 Review (Palm Pre)”. 2013年8月30日閲覧。
  14. ^ Asphalt 5 Review (Android)”. 2013年8月30日閲覧。
  15. ^ Asphalt 5 HD Review (Symbian)”. 2013年8月30日閲覧。
  16. ^ Asphalt 5 Review (Bada)”. 2013年8月30日閲覧。
  17. ^ Asphalt 5 for Xbox LIVE on Windows Phone is racing to the Marketplace”. 2013年10月15日閲覧。
  18. ^ アスファルト5 HD[Android] - 4Gamer.net”. 2021年6月26日閲覧。
  19. ^ アスファルト5”. 2021年6月26日閲覧。
  20. ^ アスファルト5[iPhone]”. 2021年6月26日閲覧。
  21. ^ アスファルト6:Adrenaline”. 4Gamer.net. Aetas. 2023年4月7日閲覧。
  22. ^ Inc, Aetas. “アスファルト7:Heat”. 4Gamer.net. 2023年4月23日閲覧。

外部リンク[編集]