にじのきらめき

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にじのきらめき
イネ属 Oryza
イネ O. sativa
交配 北陸223号×西南136号(後の「なつほのか」)
亜種 ジャポニカ O. s. subsp. japonica
品種 にじのきらめき
開発 農研機構
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にじのきらめきは、日本イネの品種名および銘柄名である。農研機構が育成した極良食味・高温耐性・耐倒伏性の多収で、中生の水稲新品種。育成系統名は『北陸263号

概要[編集]

コシヒカリに比べて食味は同等以上で、収量は大粒(コシヒカリより玄米千粒重2グラム増)の多収(3割増)である。短稈で耐倒伏性が強く縞葉枯病と穂いもち病には強。高温耐性強。穂発芽性難[1]

  • 予算:運営費交付金、農林水産省委託プロジェクト研究「温暖化の進行に適応する品種・育種素材の開発」 品種登録出願番号:第32954号(平成30年3月20日出願、6月18日出願公表)[2][3]
  • 交配系譜[4][5]
北陸182号
 
関東209号[6]
(さとじまん)
西海250号
にこまる
 
西南115号
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
北陸223号[7]
 
 
 
 
 
西南136号[8]
(後の「なつほのか」)
 
 
 
 
 
 
 
 
北陸263号
にじのきらめき

脚注[編集]

  1. ^ 高温に強く、味が良く、収量も多い水稲「にじのきらめき」を開発”. つくばサイエンスニュース (2018年9月6日). 2018年11月19日閲覧。
  2. ^ 高温耐性に優れた多収の極良食味水稲新品種 「にじのきらめき」”. テック・アイ技術情報研究所 (2018年9月6日). 2018年11月20日閲覧。
  3. ^ 品種登録データ検索”. 農林水産省品種登録ホームページ. 2018年11月20日閲覧。
  4. ^ 【新品種】高温耐性に優れた多収の極良食味水稲新品種 「にじのきらめき」”. 農業Tips. 2018年11月19日閲覧。
  5. ^ 交配組合せ”. イネ品種データベース検索システム. 2018年11月19日閲覧。
  6. ^ 神奈川県の新しい奨励品種水稲「さとじまん(関東209号)」”. 神奈川県農業技術センター (2018年6月21日). 2018年11月20日閲覧。
  7. ^ 育成系統詳細”. 農研機構. 2018年11月19日閲覧。
  8. ^ 水稲新品種「西南136号」の栽培法”. 鹿児島県農政部農業開発総合センター園芸作物部. 2018年11月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]