「牧野洋 (工学者)」の版間の差分
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{{Infobox Scientist |
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'''牧野 洋'''(まきの ひろし、[[1933年]]12月10日<ref name="jrsj2012">日本ロボット学会名誉会員のご紹介, 日本ロボット学会誌, Vol.30, No.7, (2012 September), お知らせp.2</ref>- )は日本の[[機構学]]、[[ロボット工学]]の[[研究者]]、[[技術者]]。牧野オートメーション研究所 代表、[[工学博士]]。[[山梨大学]][[名誉教授]]、[[自動化推進協会]]名誉会長。[[産業用ロボット]]である[[水平多関節ロボット]](スカラロボット)の開発者。 |
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|name=牧野 洋 |
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|image=<!--*.jpg--> |
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|caption= |
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|birth_date=[[1933年]][[12月10日]] |
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|birth_place={{JPN}} |
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|death_date=<!--{{死亡年月日と没年齢|1933|12|10|xxxx|yy|zz}}--> |
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|death_place= |
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|residence=<!--居住国--> |
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|nationality=<!--国籍--> |
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|field=[[機構学]]、[[ロボット工学]] |
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|work_institution=[[松下電工]]、[[山梨大学]]、<br>牧野オートメーション研究所 |
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|alma_mater=[[東京大学]] |
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|doctoral_advisor=<!--博士課程指導教官--> |
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|doctoral_students=清水晃<ref group="注">{{Cite book|和書|title=ロボットマニピュレータによる3次元形状の加工|author=清水晃|year=1998|series=博士論文(甲第76号)|publisher=山梨大学|url=http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000323587-00}}<!--授与年月日:平成10年3月20日、博士 (工学)--></ref> |
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|known_for=自動機械やロボットの機構学<br>カム曲線、[[クロソイド曲線]]の応用<br>[[水平多関節ロボット|SCARAロボット]]の開発<br>[[自動化推進協会]]設立 |
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|influences=[[佐田登志夫]]、谷口紀夫 |
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|influenced=[[広瀬茂男]]、謝存禧、鄭時雄、今瀬憲司、明愛国、古屋信幸、寺田英嗣 |
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|prizes=エンゲルバーガー賞<br>[[瑞宝中綬章]] |
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|religion= |
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|footnotes= |
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'''牧野 洋'''(まきの ひろし、[[1933年]](昭和8年)12月10日- )は日本の[[機構学]]、[[ロボット工学]]の[[研究者]]、[[技術者]]。[[山梨大学]][[名誉教授]]、[[自動化推進協会]]名誉会長、[[工学博士]]([[東京大学]])。牧野オートメーション研究所代表。 |
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ロボット殿堂入りした組み立て用[[産業用ロボット]]「[[SCARA]]」の開発者で、カムやロボット等の機構解析でも顕著な業績を挙げている。「牧野の平面三角法」「牧野座標系」「牧野機構学」等、名前を関する用語もある。 |
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== 経歴 == |
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=== 自動組立機械の研究開発=== |
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[[東京大学]]卒業後、[[松下電工]]に入社。中央研究所(後の生産技術研究所)[[機械]]部で2年程設計見習いをした後、[[放電加工機]]の研究に従事する。その後設計部に移り、自動組立に関するバレル[[カム]]式のインデックステーブルの開発研究、自動[[ねじ締め]]機の[[試作]]等を行った<ref name="makino2005_1">牧野洋, 精密工学会誌, (2005), pp.1103</ref>。[[山梨大学]]に着任してからも[[自動組立機械]]の研究に従事し、[[カム]]機構を中心に理論解析、設計手法の開発を行った<ref>自動機械機構学, p.</ref>。学会等においても、1968年に設立された精密工学会の自動組立懇話会(谷口紀夫会長、後自動組立専門委員会)等で活発に活動する。 |
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山梨大学[[教授]]、同 地域共同開発研究センター長、[[精密工学会]]自動組立専門委員会委員長、[[自動化推進協会]]会長等を歴任。[[1985年]]エンゲルバーガー賞、アセア・ゴールデンロボット賞、[[2013年]][[瑞宝中綬章]]。 |
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[[1973年]]1月~[[1975年]]9月まで、[[日刊工業新聞社]]の「機械設計」誌に「自動機械のための機構学」を連載する<ref>自動機械機構学, p.iii.</ref>。これをまとめ直したものが、同社から[[1976年]]に「自動機械機構学」として出版された。この書籍では[[ベクトル]]による解析や空間機構の解析、機構のシンセシス手法が盛り込まれ、内外の研究者に影響を与えた<ref>広瀬茂男: 機械工学選書 ロボット工学, 裳華房, (1987), ISBN 4785365013</ref><ref>牧野洋, ロボット機構学, (1988), p.i.</ref>。 |
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==経歴== |
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===自動組立機械の研究開発=== |
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[[東京大学]]卒業後、[[松下電工]]に入社。中央研究所(後の生産技術研究所)[[機械]]部で2年程設計見習いをした後、[[放電加工機]]の研究に従事する。その後設計部に移り、自動組立に関するバレル[[カム]]式のインデックステーブルの開発研究、自動[[ねじ締め]]機の[[試作]]等を行った<ref name="makino2005_1">『精密工学会誌』(2005)p.1103</ref>。[[山梨大学]]に着任してからも自動組立機械の研究に従事し、[[カム]]機構を中心に理論解析、設計手法の開発を行った<ref>『自動機械機構学』(1976)</ref>。学会等においても、1968年に設立された精密工学会の自動組立懇話会(谷口紀夫会長、後自動組立専門委員会)等で活発に活動する。 |
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[[1973年]]1月~[[1975年]]9月まで、[[日刊工業新聞社]]の「機械設計」誌に「自動機械のための機構学」を連載する<ref>『自動機械機構学』(1976)p.iii</ref>。これをまとめ直したものが、同社から[[1976年]]に「自動機械機構学」として出版された。この書籍では[[ベクトル]]による解析や空間機構の解析、機構のシンセシス手法が盛り込まれ、内外の研究者に影響を与えた<ref>{{Cite book|和書|author=広瀬茂男|title=ロボット工学|series=機械工学選書|publisher=裳華房|year=1987|isbn=4785365013}}</ref><ref>『ロボット機構学』(1988)p.i</ref>。 |
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=== 機構学・ロボット研究と産学連携 === |
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===機構学・ロボット研究と産学連携=== |
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自動組み立てのための[[NC]]アセンブリセンタを志向し<ref>NCアセンブリセンタ, 精機学会, </ref>、組み立て作業に適したコンプライアンス(柔らかさ)を構造的に持つ、[[SCARA]](Selective Compliance Assembly Robot Arm)を考案する。[[1978年]]4月には[[産学連携]]でSCARA研究会を立ち上げ、実用化を推進する。これは[[ロボット]]業界における産学連携の成功例であり、組立分野にロボットが普及した契機となった。SCARAは[[水平多関節ロボット]]の代名詞となり、[[カーネギーメロン大学]]のロボット殿堂入りを果たしている<ref>巻頭言 [http://www.jidoka.net/serv/kaishi/kaish-kantog-2006-3.htm スカラロボット ロボット殿堂入りのお知らせ], 自動化推進, Vol.35, No.3, (2006)</ref>。また、その中でカム曲線をロボットの動作制御に応用し<ref>汐崎勤, 牧野洋: [https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1933/45/530/45_530_148/_article/-char/ja/ PTPロボットの制御における大変位問題の解], 精密機械, Vol.45, No.530, (1979), pp.148-153.</ref><ref> |
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古屋信幸 |
自動組み立てのための[[NC]]アセンブリセンタを志向し<ref>{{Cite journal|和書|author=牧野洋|title=NCアセンブリセンタ|journal=精密機械|volume=41|year=1975|number=482|pages=pp.250-255|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1933/41/482/41_482_250/_article/-char/ja/}}</ref>、組み立て作業に適したコンプライアンス(柔らかさ)を構造的に持つ、[[SCARA]](Selective Compliance Assembly Robot Arm)を考案する。[[1978年]]4月には[[産学連携]]でSCARA研究会を立ち上げ、実用化を推進する。これは[[ロボット]]業界における産学連携の成功例であり、組立分野にロボットが普及した契機となった。SCARAは[[水平多関節ロボット]]の代名詞となり、[[カーネギーメロン大学]]のロボット殿堂入りを果たしている<ref>{{Cite journal|和書|title=巻頭言 スカラロボット ロボット殿堂入りのお知らせ|journal=自動化推進|volume=35|number=3|year=2006|url=http://www.jidoka.net/serv/kaishi/kaish-kantog-2006-3.htm}}</ref>。また、その中でカム曲線をロボットの動作制御に応用し<ref>{{Cite journal|和書|author=汐崎勤、牧野洋|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1933/45/530/45_530_148/_article/-char/ja/|title=PTPロボットの制御における大変位問題の解|journal=精密機械|volume=45|number=530|year=1979|pages=pp.148-153}}</ref><ref>{{Cite journal|和書|author=古屋信幸、相馬勝男、陳栄進、牧野洋|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1933/49/7/49_7_835/_article/-char/ja/|title=選択的コンプライアンス構造をもつ組立用ロボットの開発研究(第2報) SCARA制御装置のハードウェアとソフトウェア|journal=精密機械|volume=49|number=7|year=1983|pages=pp.835-841}}</ref>、[[クロソイド曲線]]を応用した経路補間法についても研究を進めた<ref>{{Cite journal|和書|author=仇時雨、牧野洋、須田大春、横山恭男|url=https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=jrsj1983&noVol=8&noIssue=6&kijiCd=8_6_680&screenID=AF06S010|title=クロソイドによる自由曲線補間法|journal=日本ロボット学会誌|volume=8|number=6|year=1990|pages=pp.680-687}}</ref><ref>{{Cite journal|和書|author=仇時雨、神谷好承、青柳誠司、岡部佐規一、牧野洋|url=https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=kikaic1979&noVol=57&noIssue=542&kijiCd=57_542_3240&screenID=AF06S010|title=クロソイド補間を用いたロボットの軌跡速度制御に関する考察|journal=日本機械学会論文集 C編|volume=57|number=542|year=1991|pages=pp.3240-3246}}</ref><ref>{{Cite journal|和書|author=牧野洋|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/60/1/60_1_80/_article/-char/ja/|title=接線法を用いた自由点列のクロソイド補間|journal=精密工学会誌|volume=60|number=1|year=1994|pages=pp.80-85}}</ref>。この間、加茂精工から相談されたボール[[減速機]]について、理論解析を寺田英嗣(現山梨大学教授)と行い、同発明品の理論的裏付けを与えた{{refnest|group="注"|これにより、精密工学会の第11回 精密工学会賞(昭和63年度)を受賞している<ref>{{Cite journal|和書|author=今瀬憲司|url=https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=jrsj1983&noVol=23&noIssue=2&kijiCd=23_2_165&screenID=AF06S010|title=ボール減速機の商品化|journal=日本ロボット学会誌|volume=23|number=2|year=2005|pages=pp.165-167}}</ref>。}}。 |
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</ref><ref>牧野洋: [https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/60/1/60_1_80/_article/-char/ja/ 接線法を用いた自由点列のクロソイド補間], 精密工学会誌, Vol.60, No.1, (1994), pp.80-85.</ref>。この間、加茂精工から相談されたボール[[減速機]]について、理論解析を寺田英嗣(現山梨大学教授)と行い、同発明品の理論的裏付けを与えた<ref>今瀬憲司: [https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=jrsj1983&noVol=23&noIssue=2&kijiCd=23_2_165&screenID=AF06S010 ボール減速機の商品化], 日本ロボット学会誌, Vol.23, No.2, (2005), pp.165-167.</ref><ref group="注">精密工学会の1983年:第11回 精密工学会賞(昭和63年度)を受賞。</ref>。 |
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その他に、山梨大学では古屋信幸、明愛国、寺田英嗣らとともに、球面SCARAの開発<ref>明愛国 |
その他に、山梨大学では古屋信幸、明愛国、寺田英嗣らとともに、球面SCARAの開発<ref>{{Cite journal|和書|author=明愛国、古屋信幸、牧野洋|url=https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=jjspe1986&noVol=54&noIssue=7&kijiCd=54_7_1265&screenID=AF06S010|title=球面SCARAロボットの開発研究(第1報)|journal=精密工学会誌|volume=54|number=7|year=1988|pages=pp.1265-1271}}</ref><ref>{{Cite journal|和書|author=明愛国、張同庄、山本唯司、古屋信幸、村田誠、牧野洋|url=https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=jjspe1986&noVol=55&noIssue=9&kijiCd=55_9_1615&screenID=AF06S010|title=球面SCARAロボットの開発研究 (第2報)|journal=精密工学会誌|volume=55|number=9|year=1989|pages=pp.1615-1620}}</ref>やステュアートプラットフォーム([[パラレルリンクロボット|パラレルメカニズム]]の一種)の折り紙解<ref>{{Cite journal|和書|author=金嘯海、古屋信幸、牧野洋|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/62/5/62_5_732/_article/-char/ja/|title=ステュアートプラットフォームの順機構学解 -折り紙解による順機構解の解法-|journal=精密工学会誌|volume=62|number=5|year=1996|pages=pp.732-736}}</ref>等の研究を行った。[[産学連携]]に関するものとして、3次元ロボットティーチング装置、及びそのキャリブレーション(校正)<ref>{{Cite journal|和書|author=王樹華、明愛国、牧野洋(山梨大学)、清水晃(ぺんてる(株)甲府研究所)|url=https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=jjspe1986&noVol=60&noIssue=4&kijiCd=60_4_544&screenID=AF06S010|title=冗長自由度ティーチングロボットの機構誤差解析と校正|journal=精密工学会誌|volume=60|number=4|year=1994|pages=pp.544-548}}</ref>、球面SCARAロボットの制御<ref>{{Cite journal|和書|author=明愛国、清水晃、牧野洋|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/60/1/60_1_91/_article/-char/ja/|title=工芸品のロボット加工システムに関する研究|journal=精密工学会誌|volume=60|number=1|year=1994|number=1|pages=pp.91-96}}</ref><ref>{{Cite journal|和書|author=牧野洋、寺田英嗣、ザガリアサイッド、王樹華、岩城純一郎、和田泰宗、田部誠(山梨大学)、清水晃(ぺんてる株式会社)|url=http://ci.nii.ac.jp/naid/110000552284|title=球面スカラロボットの制御ソフトウェアの研究|journal=山梨大学地域共同開発研究センター研究成果報告書|volume=4|year=1996|pages=p.17-19}}</ref>、マルチロボットシステムの制御<ref>{{Cite journal|和書|author=牧野洋、寺田英嗣、金子智、清水淳史(山梨大学)、中沢東治(株式会社テスコン開発部)|url=http://ci.nii.ac.jp/naid/110000552285|title=マルチロボットシステムの制御に関する研究|journal=山梨大学地域共同開発研究センター研究成果報告書|volume=4|year=1996|pages=p.20-22}}</ref>、ビジョンによるロボットピッキング<ref>{{Cite journal|和書|author=牧野洋、寺田英嗣、傅寶莱(山梨大学)、北原康行(三協精機株式会社)|url=http://ci.nii.ac.jp/naid/110000552283|title=ビジョンを用いたロボットピッキングの研究|journal=山梨大学地域共同開発研究センター研究成果報告書|volume=4|yaer=1996|pages=p.14-16}}</ref>、トロコイド歯車<ref>{{Cite journal|和書|author=寺田英嗣、牧野洋、今瀬憲司|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/63/11/63_11_1609/_article/-char/ja/|title=直動形トロコイド歯車の基礎解析(第1報) -トロコイドカムラックの動作原理-|journal=精密工学会誌|volume=63|number=11|year=1997|pages=pp.1609-1613}}</ref>等の研究を行った。また、山梨大学地域共同開発共同研究センター長にも就任している。 |
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===大学退官後、牧野オートメーション研究所=== |
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[[1999年]]に山梨大学を定年退官後も、牧野オートメーション研究所を設立して技術者として活動する。THK(株)のメカトロ事業の立ち上げに協力し、2000年5月から3年程センター長にも就任している<ref>『精密工学会誌』(2005)pp.1223</ref>。この間、トロコイドスプロケットの研究<ref>{{Cite journal|和書|author=寺田英嗣、石田和義、地場広幸、牧野洋(THK(株))、入江禀三(三協オイルレス工業(株))|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/67/11/67_11_1829/_article/-char/ja/|title=ローラチェーン用トロコイドスプロケットの基礎解析(第1報) -機構学的歯形条件-|journal=精密工学会誌|volume=67|number=11|year=2001|pages=pp.1829-1833}}</ref>において、再び企業側から産学連携に携わっている。自動化推進協会においては、「自動化こぼれ話」の連載、同会が実施する「メカトロニクス技術認定試験」の試験委員長を務めたり<ref>{{Cite journal|和書|author=熊谷卓|url=http://www.jidoka.net/serv/kaishi/kaish-kantog-2006-1.htm|title=巻頭言 メカトロニクス技術認定試験を世界標準へ|journal=自動化推進|volume=35|number=1|year=2005}}</ref>、機構解析手法やカム設計手法の講座を担当している<ref>{{Cite journal|和書|author=須田大春|title=事業報告「C#で学ぶ牧野機構学」実施報告|journal=自動化推進協会|volume=40|number=1|year=2011}}</ref><ref>{{Cite journal|和書|author=平林敢歩|title=事業報告 2011年度「C#で学ぶ牧野機構学講座」実施報告|journal=自動化推進|volume=40|number=4|year=2012}}</ref>。 |
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また、株式会社マッスルにも関与し<ref>{{Cite journal|和書|author=蘭豊礼、玉井博文、牧野洋|url=https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=jjspe&noVol=76&noIssue=10&kijiCd=76_10_1194&screenID=AF06S010|title=三連クロソイドによる自由点列補間|journal=精密工学会誌|volume=76|number=10|year=2010|pages=pp.1194-1199}}</ref>、「ロボやんプロジェクト」に機構部企画開発ディレクターとして参画しており<ref>{{Cite news|和書|url=http://www.robonable.jp/news/2010/10/26mucle.html|title=マッスルなど、ロボ標準プラットフォームの構築に向けプロジェクト発足|newspaper=Robonabl最新ニュース|date=2010-10-26|publisher=日刊工業新聞社|accessdate=2014年1月12日}}</ref>、同社が開発した介護ロボット「ROBOHELPER SASUKE」の機構設計にも協力している<ref>{{Cite news|和書|url=http://www.robonable.jp/news/2012/09/musclecorp-0928.html|title=マッスル、新開発の移乗システム公開、要介護者をシートごと抱きかかえて移乗|newspaper=Robonabl最新ニュース|date=2012-09-28|publisher=日刊工業新聞社|accessdate=2014年1月12日}}</ref>。 |
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=== 大学退官後、牧野オートメーション研究所 === |
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==略歴== |
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[[1999年]]に山梨大学を定年退官後も、牧野オートメーション研究所を設立して技術者として活動する。THK(株)のメカトロ事業の立ち上げに協力し、2000年5月から3年程センター長にも就任している<ref name="makino2005_2">牧野洋, 精密工学会誌, (2005), pp.1223</ref>。この間、トロコイドスプロケットの研究<ref>寺田英嗣, 石田和義, 地場広幸, 牧野洋(THK(株)), 入江禀三(三協オイルレス工業(株)): [https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/67/11/67_11_1829/_article/-char/ja/ ローラチェーン用トロコイドスプロケットの基礎解析(第1報) -機構学的歯形条件-], 精密工学会誌 ,Vol.67, No.11, (2001), pp.1829-1833.</ref>において、再び企業側から産学連携に携わっている。自動化推進協会においては、「自動化こぼれ話」の連載、同会が実施する「メカトロニクス技術認定試験」の試験委員長を務めたり<ref>熊谷卓: [http://www.jidoka.net/serv/kaishi/kaish-kantog-2006-1.htm 巻頭言 メカトロニクス技術認定試験を世界標準へ], 自動化推進, Vol.35, No.1, (2005).</ref>、機構解析手法やカム設計手法の講座を担当している<ref>須田大春: 事業報告「C#で学ぶ牧野機構学」実施報告, 自動化推進協会, Vol.40, No.1, (2011).</ref><ref>平林敢歩: 事業報告 2011年度「C#で学ぶ牧野機構学講座」実施報告, 自動化推進, Vol.40, No.4, (2012).</ref>。 |
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*[[1956年]]3月:[[東京大学]][[工学部]][[精密工学]]科卒業。 |
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*1956年4月:[[松下電器産業]](株)入社。中央研究所、生産技術研究所で勤務。 |
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また、株式会社マッスルにも関与し<ref>蘭豊礼, 玉井博文, 牧野洋: [https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=jjspe&noVol=76&noIssue=10&kijiCd=76_10_1194&screenID=AF06S010 三連クロソイドによる自由点列補間], 精密工学会誌, Vol. 76, No.10, (2010), pp.1194-1199.</ref>、「ロボやんプロジェクト」に機構部企画開発ディレクターとして参画しており<ref>[http://www.robonable.jp/news/2010/10/26mucle.html マッスルなど、ロボ標準プラットフォームの構築に向けプロジェクト発足], Robonabl最新ニュース2010.10.26、日刊工業新聞社、2014年1月12日閲覧。</ref>、同社が開発した介護ロボット「ROBOHELPER SASUKE」の機構設計にも協力している<ref>[http://www.robonable.jp/news/2012/09/musclecorp-0928.html マッスル、新開発の移乗システム公開、要介護者をシートごと抱きかかえて移乗]、Robonabl最新ニュース2012.09.28、日刊工業新聞社、2014年1月12日閲覧。</ref>。 |
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*[[1966年]]7月:山梨大学[[工学部]] [[助教授]]。 |
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*[[1976年]]4月:東京大学において[[論文博士]]で工学博士号を取得。 |
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== 年譜 == |
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*1976年7月:山梨大学工学部 [[教授]]<ref>『自動機械機構学』(1976) 著者紹介</ref>、 |
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=== 略歴 === |
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*[[1996年]]4月:山梨大学 地域共同開発研究センター長。 |
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*[[1999年]]3月:山梨大学 定年退官<ref name="jrsj2012">{{Cite journal|和書|title=日本ロボット学会名誉会員のご紹介|journal=日本ロボット学会誌|volume=30|number=7|year=2012|month=9|pages=お知らせp.2|url=http://www.rsj.or.jp/databox/journal/kaikoku/30/KAI3007.pdf}}</ref>、同大学名誉教授、牧野オートメーション研究所 代表<ref>『精密工学会誌』(2005)pp.1362</ref>。 |
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* 1956年4月:[[松下電器産業]](株)入社。中央研究所、生産技術研究所で勤務。 |
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*[[2000年]]5月:[[THK]](株) MRCセンター所長<ref name="jrsj2012"/>。 |
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*[[2003年]]3月:牧野オートメーション研究所 代表<ref name="jrsj2012"/>。 |
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* [[1976年]]4月:東京大学において[[論文博士]]で工学博士号を取得。 |
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==受賞・栄典== |
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* 1976年7月:山梨大学工学部 [[教授]]<ref>牧野洋, 自動機械機構学, (1976), 著者紹介.</ref>、 |
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*[[1981年]]:第1回 精機学会技術賞(昭和56年度)<ref group="注">業績題目:SCARAロボットの開発、受賞者:牧野洋、村田誠、古屋信幸(山梨大学)</ref> |
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* [[1996年]]4月:山梨大学 地域共同開発研究センター長。 |
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*[[1983年]]:科学技術功労者賞 |
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* [[1999年]]3月:山梨大学 定年退官<ref name="jrsj2012"/>、同大学名誉教授、牧野オートメーション研究所 代表<ref name="makino2005_3">牧野洋, 精密工学会誌, (2005), pp.1362.</ref>。 |
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*[[1988年]]:第11回 精密工学会賞(昭和63年度)<ref group="注">受賞論文:{{Cite journal|和書|author=寺田英嗣、牧野洋、今瀬憲司|title=サイクロイドボール減速機の基礎解析(第1報)動作原理|journal=精密工学会誌|volume=54|year=1988|number=11|pages=pp.2101-2106|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/54/11/54_11_2101/_article/-char/ja/}}</ref> |
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* [[2000年]]5月:[[THK]](株) MRCセンター所長<ref name="jrsj2012"/>。 |
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*[[1985年]]:エンゲルバーガー賞(J.F. Engelberger Award) |
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* [[2003年]]3月:牧野オートメーション研究所 代表<ref name="jrsj2012"/>。 |
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*1985年:アセア・ゴールデンロボット賞(ASEA Golden Robot Award) |
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*[[2005年]]:SCARAがロボット殿堂入り(Robot Hall of Fame, Carnegie Mellon University)<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.jidoka.net/info/oshirase.html|title=スカラロボットがロボット殿堂入り|publisher=自動化推進協会お知らせ|date=2006-06-27|accessdate=2014年1月12日}}</ref><!--<ref group="注">牧野がアメリカで表彰を受けた。</ref>--> |
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=== 受賞・栄典 === |
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*[[2008年]]:SCARA試作機が国立科学博物館の重要科学技術史資料に登録{{refnest|group="注"|2008年度登録「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」第00021号「SCARA試作機」第二種、山梨県甲府市、1980年<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.kahaku.go.jp/institution/sts/material/|title=産業技術史|publisher=国立科学博物館|accessdate=2014年1月12日}}</ref>}} |
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* [[1981年]]:第1回 精機学会技術賞(昭和56年度)<ref group="注">業績題目:SCARAロボットの開発, 受賞者:牧野洋, 村田誠, 古屋信幸(山梨大学)</ref> |
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*[[2012年]]:日本ロボット学会 名誉顧問<ref name="jrsj2012"/> |
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* [[1983年]]:科学技術功労者賞 |
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*[[2013年]]:[[瑞宝中綬章]] |
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* 1983年:第11回 精密工学会賞(昭和63年度)<ref group="注">受賞論文:寺田英嗣, 牧野洋, 今瀬憲司: サイクロイドボール減速機の基礎解析(第1報)?動作原理?, 精密工学会誌, 54巻, 11号, (xxx), pp.yy-zz.</ref> |
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*2013年:財団法人FA財団 平成25年度論文賞<ref>[http://www.faf.or.jp/service.html 事業内容1、論文賞:FAおよび産業用ロボット技術に関する研究業績の表彰]</ref><ref group="注">受賞論文:{{Cite journal|和書|author=蘭豊礼、玉井博文、三浦憲二郎、牧野洋|url=https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=jjspe&noVol=78&noIssue=7&kijiCd=78_605&screenID=AF06S010|title=リニアな曲率・捩率を持つセグメントによる軌道生成|journal=精密工会誌|volume=78|number=7|year=2012|pages=pp.605-610}}</ref> |
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* [[1985年]]:エンゲルバーガー賞(J.F. Engelberger Award) |
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==社会的活動== |
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* 1985年:アセア・ゴールデンロボット賞(ASEA Golden Robot Award) |
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* [[精密工学会]](旧 精機学会) - 名誉会員、自動組立専門委員会 会長(1983年~1994年3月)<ref>{{Cite journal|和書|title=自動化機器の歴史を残す―生産自動化専門委員会報告―|author=精密工学会 生産自動化専門委員会|journal=専門委員会・分科会研究レビュー(精密工学会 Vol.71 No.10)|year=|url=http://www.seisanjidoka.sakura.ne.jp/history/jjspe_review0510.pdf}}</ref>* [[日本機械学会]] |
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* [[2005年]]:SCARAがロボット殿堂入り(Robot Hall of Fame, Carnegie Mellon University)<ref>[http://www.jidoka.net/info/oshirase.html スカラロボットがロボット殿堂入り]、自動化推進協会お知らせ、2006年6月27日、2014年1月12日閲覧。</ref><ref group="注">牧野がアメリカで表彰を受けた。</ref> |
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* 日本ロボット学会 - フェロー(2002年)、名誉顧問(2012年)<ref name="jrsj2012"/> |
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* [[2008年]]:SCARA試作機が国立科学博物館の重要科学技術史資料に登録<ref>[http://www.kahaku.go.jp/institution/sts/material/ 産業技術史]、国立科学博物館、2014年1月12日閲覧。</ref><ref group="注">2008年度登録「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」第00021号「SCARA試作機」第二種、山梨県甲府市、1980年</ref> |
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* [[自動化推進協会]] - 初代会長、名誉会長 |
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* [[2012年]]:日本ロボット学会 名誉顧問<ref name="jrsj2012"/> |
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* 日本カム工業会 - 顧問 |
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* [[2013年]]:[[瑞宝中綬章]] |
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==著作== |
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* 2013年:財団法人FA財団 平成25年度論文賞<ref>[http://www.faf.or.jp/service.html 事業内容1、論文賞:FAおよび産業用ロボット技術に関する研究業績の表彰]</ref><ref group="注">受賞論文:蘭豊礼, 玉井博文, 三浦憲二郎, 牧野洋: [https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=jjspe&noVol=78&noIssue=7&kijiCd=78_605&screenID=AF06S010 リニアな曲率・捩率を持つセグメントによる軌道生成], 精密工会誌, Vol.78, No.7, (2012), pp.605-610.</ref> |
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;学位論文 |
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*{{Cite book|和書|url=http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007729170-00|title=自動組立機械におけるカム応用|publisher=東京大学|series=博士論文(乙第3899号)|year=1976|month=4}}<!--授与年月日:昭和51年4月15日、工学博士--> |
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== 社会的活動 == |
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;主著 |
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* [[精密工学会]](旧精機学会):名誉会員、自動組立専門委員会 会長 |
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*{{Cite book|和書|title=自動機械機構学|origyear=1976|publisher=[[日刊工業新聞社]]|series=|isbn=4-526-00864-8|ref=makino1976}} |
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* [[日本機械学会]] |
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*{{Cite book|和書|title=裏返しのメニュー―自動化こぼれ話|origdate=1984-03|publisher=技術調査会|series=|isbn=4-915-53704-8}} |
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* [[日本ロボット学会]]:フェロー2002年、名誉顧問2012年<ref name="jrsj2012"/> |
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* [[自動化推進協会]]:初代会長、名誉会長 |
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* [[日本カム工業会]]:顧問 |
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== 著作 == |
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'''学位論文''' |
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*[http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007729170-00 『自動組立機械におけるカム応用』]、東京大学博士学位論文、乙第3899号、授与年月日:昭和51年4月15日。 |
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'''主著''' |
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*{{Cite book|和書|title=自動機械機構学|origyear=1976|publisher=[[日刊工業新聞社]]|series=|isbn=4-526-00864-8}} |
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*{{Cite book|和書|title=裏返しのメニュー―自動化こぼれ話|origdate=1984-03|publisher=[[技術調査会]]|series=|isbn=4-915-53704-8}} |
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*{{Cite book|和書|title=シーバス・リーガル・ロボット(自動化こぼれ話)|origdate=1987-07|publisher=技術調査会|series=|isbn=4-915-53718-8}} |
*{{Cite book|和書|title=シーバス・リーガル・ロボット(自動化こぼれ話)|origdate=1987-07|publisher=技術調査会|series=|isbn=4-915-53718-8}} |
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*{{Cite book|和書|title=3次元機構学|origdate=1998-12|publisher=日刊工業新聞社||isbn=978-4526042751}} |
*{{Cite book|和書|title=3次元機構学|origdate=1998-12|publisher=日刊工業新聞社||isbn=978-4526042751}} |
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;共著 |
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*{{Cite book|和書|title=精密工学講座6 機械運動学|year=1978|author=牧野洋、高野正晴||publisher=[[コロナ社]]|isbn=978-4-339-04150-7}} |
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'''共著''' |
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*{{Cite book|和書|title=精密工学講座6 機械運動学|year=1978|author=牧野洋、[[高野正晴]]||publisher=[[コロナ社]]|isbn=978-4-339-04150-7}} |
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*{{Cite book|和書|title=ロボット機構学|year=1988|author=牧野洋、謝存禧、鄭時雄|publisher=日刊工業新聞社|isbn=978-4-526-02318-7}} |
*{{Cite book|和書|title=ロボット機構学|year=1988|author=牧野洋、謝存禧、鄭時雄|publisher=日刊工業新聞社|isbn=978-4-526-02318-7}} |
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==参考文献== |
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*{{Cite journal|和書|author=牧野洋|url=http://ci.nii.ac.jp/naid/110002474019|title=SCARAロボットの設計思想|journal=日本機械学会誌|volume=86|number=773|year=1983|pages=pp.367-372}} |
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'''その他''' |
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*{{Cite journal|和書|author=牧野洋、加藤顕剛、山崎保範|url=https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=jrsj1983&noVol=23&noIssue=2&kijiCd=23_2_148&screenID=AF06S010|title=SCARAロボットの研究と商品化|journal=日本ロボット学会誌|volume=23|number=2|year=2005|pages=pp.148-154}} |
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* 自動化推進協会が年4回発行する会誌「[http://www.jidoka.net/serv/mokuji.html 自動化推進]」において、『自動化こぼれ話』を連載中<ref group="注">2000年以降は同会のWebサイトでも公開されている[http://www.jidoka.net/serv/kaihou.html 会報「自動化推進」公開記事一覧]、2014年1月14日閲覧。</ref>。 |
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*{{Cite journal|和書|author=牧野洋|title=私の歩んできた道 成長と停滞の時代を生きて 第1回|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/71/9/71_9_1103/_article/-char/ja/|journal=精密工学会誌|volume=71|number=9|year=2005|pages=pp.1103|ref=makino2005_1}} |
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*{{Cite journal|和書|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/71/10/71_10_1223/_article/-char/ja/|title=私の歩んできた道 成長と停滞の時代を生きて 第2回|journal=精密工学会誌|volume=71|number=10|year=2005|pages=pp.1223|author=牧野洋|ref=makino2005_2}} |
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== 参考文献 == |
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*{{Cite journal|和書|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/71/11/71_11_1362/_article/-char/ja/|title=私の歩んできた道 成長と停滞の時代を生きて 第3回|journal=精密工学会誌|volume=71|number=11|year=2005|pages=pp.1362|author=牧野洋|ref=makino2005_3}} |
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* 牧野洋: [http://ci.nii.ac.jp/naid/110002474019 SCARAロボットの設計思想], 日本機械学会誌, Vol.86, No.773, (1983), pp.367-372. |
|||
*{{Cite web|和書|url=http://www.jidoka.net/info/oshirase.html|title=お知らせ スカラロボットがロボット殿堂入り|publisher=自動化推進協会|date=2006-06-27|accessdate=2014年1月12日}} |
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* 牧野洋, 加藤顕剛, 山崎保範: [https://www.jstage.jst.go.jp/A_PRedirectJournalInit/-char/ja/?sryCd=jrsj1983&noVol=23&noIssue=2&kijiCd=23_2_148&screenID=AF06S010 SCARAロボットの研究と商品化], 日本ロボット学会誌, Vol.23, No.2, (2005), pp.148-154. |
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==脚注== |
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* 牧野洋: 私の歩んできた道 [https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/71/9/71_9_1103/_article/-char/ja/ 成長と停滞の時代を生きて 第1回], 精密工学会誌, Vol.71, No.9, (2005), pp.1103. |
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* 牧野洋: 私の歩んできた道 [https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/71/10/71_10_1223/_article/-char/ja/ 成長と停滞の時代を生きて 第2回], 精密工学会誌, Vol.71, No.10, (2005), pp.1223. |
|||
* 牧野洋: 私の歩んできた道 [https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/71/11/71_11_1362/_article/-char/ja/ 成長と停滞の時代を生きて 第3回], 精密工学会誌, Vol.71, No.11, (2005), pp.1362. |
|||
* [http://www.jidoka.net/info/oshirase.html スカラロボットがロボット殿堂入り]、自動化推進協会>お知らせ、2006年6月27日、2014年1月12日閲覧。 |
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== 脚注 == |
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;注釈 |
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;出展 |
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==関連項目== |
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*[[自動化推進協会]]、[[精密工学会]] |
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== 関連項目 == |
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*[[メカトロニクス]]、[[精密工学]]、[[機械工学]]、[[機構学]]、[[ファクトリーオートメーション]] |
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*[[カム]]、[[リンク機構]]、[[産業用ロボット]]、[[水平多関節ロボット]]、[[クロソイド曲線]] |
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==外部リンク== |
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*[[自動化推進協会]] |
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*{{Cite web|和書|url=http://www.d3.dion.ne.jp/~roboty/C8_10.htm#10|title=産業用ロボットを築き上げてきた人たち10 牧野洋先生 山梨大学|date=2013-05-14|publisher=技術士事務所ロボティ|accessdate=2014年2月22日}} |
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*[[メカトロニクス]] |
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*{{Cite web|和書|url=http://www.jidoka.net/serv/kaihou.html|title=会報「自動化推進」公開記事一覧|accessdate=2014年1月14日}} - 2000年以降の「自動化こぼれ話」が公開されている。 |
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*[[精密工学会]] |
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*{{Cite web|和書|url=http://www.jidoka.net/cak/index.html|title=C#で学ぶ牧野機構学 2011年度 開講のお知らせ|publisher=自動化推進協会|accessdate=2014年3月2日}} |
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*[http://www.jidoka.net/index.html 特定非営利法人 自動化推進協会](JAAA:Japan Association for Automation Advancement) |
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*[[精密工学]] |
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*[http://www.seisanjidoka.sakura.ne.jp/ 公益社団法人 精密工学会 生産自動化専門委員会] (旧 自動組立専門委員会) |
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*[[機械工学]] |
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*[http://www.musclecorp.com/index.php マッスル株式会社] |
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*[[機構学]] |
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*[http://www.jcam.jp/ 日本カム工業会] |
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*[[カム]] |
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*[[リンク機構]] |
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*[[産業用ロボット]] |
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*[[水平多関節ロボット]] |
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*[[クロソイド曲線]] |
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*[[ファクトリーオートメーション]] |
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== 外部リンク == |
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* [http://www.jidoka.net/index.html 特定非営利法人 自動化推進協会](JAAA:Japan Association for Automation Advancement) |
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* [http://www.jidoka.net/cak/index.html C#で学ぶ牧野機構学 2011年度 開講のお知らせ] - 自動化推進協会 |
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* [http://www.jcam.jp/ 日本カム工業会] |
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* [http://www.musclecorp.com/index.php マッスル株式会社] |
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* [http://www.seisanjidoka.sakura.ne.jp/ 公益社団法人 精密工学会 生産自動化専門委員会] (旧 自動組立専門委員会) |
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* [http://www.yamanashi.ac.jp/modules/institution_top/ 国立大学法人 山梨大学 工学部] |
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{{デフォルトソート:まきの ひろし}} |
2014年3月2日 (日) 14:49時点における版
牧野 洋 | |
---|---|
生誕 |
1933年12月10日 日本 |
研究分野 | 機構学、ロボット工学 |
研究機関 |
松下電工、山梨大学、 牧野オートメーション研究所 |
出身校 | 東京大学 |
博士課程 指導学生 | 清水晃[注 1] |
主な業績 |
自動機械やロボットの機構学 カム曲線、クロソイド曲線の応用 SCARAロボットの開発 自動化推進協会設立 |
影響を 受けた人物 | 佐田登志夫、谷口紀夫 |
影響を 与えた人物 | 広瀬茂男、謝存禧、鄭時雄、今瀬憲司、明愛国、古屋信幸、寺田英嗣 |
主な受賞歴 |
エンゲルバーガー賞 瑞宝中綬章 |
プロジェクト:人物伝 |
牧野 洋(まきの ひろし、1933年(昭和8年)12月10日- )は日本の機構学、ロボット工学の研究者、技術者。山梨大学名誉教授、自動化推進協会名誉会長、工学博士(東京大学)。牧野オートメーション研究所代表。
ロボット殿堂入りした組み立て用産業用ロボット「SCARA」の開発者で、カムやロボット等の機構解析でも顕著な業績を挙げている。「牧野の平面三角法」「牧野座標系」「牧野機構学」等、名前を関する用語もある。
山梨大学教授、同 地域共同開発研究センター長、精密工学会自動組立専門委員会委員長、自動化推進協会会長等を歴任。1985年エンゲルバーガー賞、アセア・ゴールデンロボット賞、2013年瑞宝中綬章。
経歴
自動組立機械の研究開発
東京大学卒業後、松下電工に入社。中央研究所(後の生産技術研究所)機械部で2年程設計見習いをした後、放電加工機の研究に従事する。その後設計部に移り、自動組立に関するバレルカム式のインデックステーブルの開発研究、自動ねじ締め機の試作等を行った[1]。山梨大学に着任してからも自動組立機械の研究に従事し、カム機構を中心に理論解析、設計手法の開発を行った[2]。学会等においても、1968年に設立された精密工学会の自動組立懇話会(谷口紀夫会長、後自動組立専門委員会)等で活発に活動する。
1973年1月~1975年9月まで、日刊工業新聞社の「機械設計」誌に「自動機械のための機構学」を連載する[3]。これをまとめ直したものが、同社から1976年に「自動機械機構学」として出版された。この書籍ではベクトルによる解析や空間機構の解析、機構のシンセシス手法が盛り込まれ、内外の研究者に影響を与えた[4][5]。
機構学・ロボット研究と産学連携
自動組み立てのためのNCアセンブリセンタを志向し[6]、組み立て作業に適したコンプライアンス(柔らかさ)を構造的に持つ、SCARA(Selective Compliance Assembly Robot Arm)を考案する。1978年4月には産学連携でSCARA研究会を立ち上げ、実用化を推進する。これはロボット業界における産学連携の成功例であり、組立分野にロボットが普及した契機となった。SCARAは水平多関節ロボットの代名詞となり、カーネギーメロン大学のロボット殿堂入りを果たしている[7]。また、その中でカム曲線をロボットの動作制御に応用し[8][9]、クロソイド曲線を応用した経路補間法についても研究を進めた[10][11][12]。この間、加茂精工から相談されたボール減速機について、理論解析を寺田英嗣(現山梨大学教授)と行い、同発明品の理論的裏付けを与えた[注 2]。
その他に、山梨大学では古屋信幸、明愛国、寺田英嗣らとともに、球面SCARAの開発[14][15]やステュアートプラットフォーム(パラレルメカニズムの一種)の折り紙解[16]等の研究を行った。産学連携に関するものとして、3次元ロボットティーチング装置、及びそのキャリブレーション(校正)[17]、球面SCARAロボットの制御[18][19]、マルチロボットシステムの制御[20]、ビジョンによるロボットピッキング[21]、トロコイド歯車[22]等の研究を行った。また、山梨大学地域共同開発共同研究センター長にも就任している。
大学退官後、牧野オートメーション研究所
1999年に山梨大学を定年退官後も、牧野オートメーション研究所を設立して技術者として活動する。THK(株)のメカトロ事業の立ち上げに協力し、2000年5月から3年程センター長にも就任している[23]。この間、トロコイドスプロケットの研究[24]において、再び企業側から産学連携に携わっている。自動化推進協会においては、「自動化こぼれ話」の連載、同会が実施する「メカトロニクス技術認定試験」の試験委員長を務めたり[25]、機構解析手法やカム設計手法の講座を担当している[26][27]。
また、株式会社マッスルにも関与し[28]、「ロボやんプロジェクト」に機構部企画開発ディレクターとして参画しており[29]、同社が開発した介護ロボット「ROBOHELPER SASUKE」の機構設計にも協力している[30]。
略歴
- 1956年3月:東京大学工学部精密工学科卒業。
- 1956年4月:松下電器産業(株)入社。中央研究所、生産技術研究所で勤務。
- 1966年7月:山梨大学工学部 助教授。
- 1976年4月:東京大学において論文博士で工学博士号を取得。
- 1976年7月:山梨大学工学部 教授[31]、
- 1996年4月:山梨大学 地域共同開発研究センター長。
- 1999年3月:山梨大学 定年退官[32]、同大学名誉教授、牧野オートメーション研究所 代表[33]。
- 2000年5月:THK(株) MRCセンター所長[32]。
- 2003年3月:牧野オートメーション研究所 代表[32]。
受賞・栄典
- 1981年:第1回 精機学会技術賞(昭和56年度)[注 3]
- 1983年:科学技術功労者賞
- 1988年:第11回 精密工学会賞(昭和63年度)[注 4]
- 1985年:エンゲルバーガー賞(J.F. Engelberger Award)
- 1985年:アセア・ゴールデンロボット賞(ASEA Golden Robot Award)
- 2005年:SCARAがロボット殿堂入り(Robot Hall of Fame, Carnegie Mellon University)[34]
- 2008年:SCARA試作機が国立科学博物館の重要科学技術史資料に登録[注 5]
- 2012年:日本ロボット学会 名誉顧問[32]
- 2013年:瑞宝中綬章
- 2013年:財団法人FA財団 平成25年度論文賞[36][注 6]
社会的活動
- 精密工学会(旧 精機学会) - 名誉会員、自動組立専門委員会 会長(1983年~1994年3月)[37]* 日本機械学会
- 日本ロボット学会 - フェロー(2002年)、名誉顧問(2012年)[32]
- 自動化推進協会 - 初代会長、名誉会長
- 日本カム工業会 - 顧問
著作
- 学位論文
- 『自動組立機械におけるカム応用』東京大学〈博士論文(乙第3899号)〉、1976年4月 。
- 主著
- 『自動機械機構学』日刊工業新聞社(原著1976年)。ISBN 4-526-00864-8。
- 『裏返しのメニュー―自動化こぼれ話』技術調査会(原著1984年3月)。ISBN 4-915-53704-8。
- 『シーバス・リーガル・ロボット(自動化こぼれ話)』技術調査会(原著1987年7月)。ISBN 4-915-53718-8。
- 『3次元機構学』日刊工業新聞社(原著1998年12月)。ISBN 978-4526042751。
- 共著
- 牧野洋、高野正晴『精密工学講座6 機械運動学』コロナ社、1978年。ISBN 978-4-339-04150-7。
- 牧野洋、謝存禧、鄭時雄『ロボット機構学』日刊工業新聞社、1988年。ISBN 978-4-526-02318-7。
参考文献
- 牧野洋「SCARAロボットの設計思想」『日本機械学会誌』第86巻第773号、1983年、pp.367-372。
- 牧野洋、加藤顕剛、山崎保範「SCARAロボットの研究と商品化」『日本ロボット学会誌』第23巻第2号、2005年、pp.148-154。
- 牧野洋「私の歩んできた道 成長と停滞の時代を生きて 第1回」『精密工学会誌』第71巻第9号、2005年、pp.1103。
- 牧野洋「私の歩んできた道 成長と停滞の時代を生きて 第2回」『精密工学会誌』第71巻第10号、2005年、pp.1223。
- 牧野洋「私の歩んできた道 成長と停滞の時代を生きて 第3回」『精密工学会誌』第71巻第11号、2005年、pp.1362。
- “お知らせ スカラロボットがロボット殿堂入り”. 自動化推進協会 (2006年6月27日). 2014年1月12日閲覧。
脚注
- 注釈
- ^ 清水晃『ロボットマニピュレータによる3次元形状の加工』山梨大学〈博士論文(甲第76号)〉、1998年 。
- ^ これにより、精密工学会の第11回 精密工学会賞(昭和63年度)を受賞している[13]。
- ^ 業績題目:SCARAロボットの開発、受賞者:牧野洋、村田誠、古屋信幸(山梨大学)
- ^ 受賞論文:寺田英嗣、牧野洋、今瀬憲司「サイクロイドボール減速機の基礎解析(第1報)動作原理」『精密工学会誌』第54巻第11号、1988年、pp.2101-2106。
- ^ 2008年度登録「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」第00021号「SCARA試作機」第二種、山梨県甲府市、1980年[35]
- ^ 受賞論文:蘭豊礼、玉井博文、三浦憲二郎、牧野洋「リニアな曲率・捩率を持つセグメントによる軌道生成」『精密工会誌』第78巻第7号、2012年、pp.605-610。
- 出展
- ^ 『精密工学会誌』(2005)p.1103
- ^ 『自動機械機構学』(1976)
- ^ 『自動機械機構学』(1976)p.iii
- ^ 広瀬茂男『ロボット工学』裳華房〈機械工学選書〉、1987年。ISBN 4785365013。
- ^ 『ロボット機構学』(1988)p.i
- ^ 牧野洋「NCアセンブリセンタ」『精密機械』第41巻第482号、1975年、pp.250-255。
- ^ 「巻頭言 スカラロボット ロボット殿堂入りのお知らせ」『自動化推進』第35巻第3号、2006年。
- ^ 汐崎勤、牧野洋「PTPロボットの制御における大変位問題の解」『精密機械』第45巻第530号、1979年、pp.148-153。
- ^ 古屋信幸、相馬勝男、陳栄進、牧野洋「選択的コンプライアンス構造をもつ組立用ロボットの開発研究(第2報) SCARA制御装置のハードウェアとソフトウェア」『精密機械』第49巻第7号、1983年、pp.835-841。
- ^ 仇時雨、牧野洋、須田大春、横山恭男「クロソイドによる自由曲線補間法」『日本ロボット学会誌』第8巻第6号、1990年、pp.680-687。
- ^ 仇時雨、神谷好承、青柳誠司、岡部佐規一、牧野洋「クロソイド補間を用いたロボットの軌跡速度制御に関する考察」『日本機械学会論文集 C編』第57巻第542号、1991年、pp.3240-3246。
- ^ 牧野洋「接線法を用いた自由点列のクロソイド補間」『精密工学会誌』第60巻第1号、1994年、pp.80-85。
- ^ 今瀬憲司「ボール減速機の商品化」『日本ロボット学会誌』第23巻第2号、2005年、pp.165-167。
- ^ 明愛国、古屋信幸、牧野洋「球面SCARAロボットの開発研究(第1報)」『精密工学会誌』第54巻第7号、1988年、pp.1265-1271。
- ^ 明愛国、張同庄、山本唯司、古屋信幸、村田誠、牧野洋「球面SCARAロボットの開発研究 (第2報)」『精密工学会誌』第55巻第9号、1989年、pp.1615-1620。
- ^ 金嘯海、古屋信幸、牧野洋「ステュアートプラットフォームの順機構学解 -折り紙解による順機構解の解法-」『精密工学会誌』第62巻第5号、1996年、pp.732-736。
- ^ 王樹華、明愛国、牧野洋(山梨大学)、清水晃(ぺんてる(株)甲府研究所)「冗長自由度ティーチングロボットの機構誤差解析と校正」『精密工学会誌』第60巻第4号、1994年、pp.544-548。
- ^ 明愛国、清水晃、牧野洋「工芸品のロボット加工システムに関する研究」『精密工学会誌』第60巻第1号、1994年、pp.91-96。
- ^ 牧野洋、寺田英嗣、ザガリアサイッド、王樹華、岩城純一郎、和田泰宗、田部誠(山梨大学)、清水晃(ぺんてる株式会社)「球面スカラロボットの制御ソフトウェアの研究」『山梨大学地域共同開発研究センター研究成果報告書』第4巻、1996年、p.17-19。
- ^ 牧野洋、寺田英嗣、金子智、清水淳史(山梨大学)、中沢東治(株式会社テスコン開発部)「マルチロボットシステムの制御に関する研究」『山梨大学地域共同開発研究センター研究成果報告書』第4巻、1996年、p.20-22。
- ^ 牧野洋、寺田英嗣、傅寶莱(山梨大学)、北原康行(三協精機株式会社)「ビジョンを用いたロボットピッキングの研究」『山梨大学地域共同開発研究センター研究成果報告書』第4巻、p.14-16。
- ^ 寺田英嗣、牧野洋、今瀬憲司「直動形トロコイド歯車の基礎解析(第1報) -トロコイドカムラックの動作原理-」『精密工学会誌』第63巻第11号、1997年、pp.1609-1613。
- ^ 『精密工学会誌』(2005)pp.1223
- ^ 寺田英嗣、石田和義、地場広幸、牧野洋(THK(株))、入江禀三(三協オイルレス工業(株))「ローラチェーン用トロコイドスプロケットの基礎解析(第1報) -機構学的歯形条件-」『精密工学会誌』第67巻第11号、2001年、pp.1829-1833。
- ^ 熊谷卓「巻頭言 メカトロニクス技術認定試験を世界標準へ」『自動化推進』第35巻第1号、2005年。
- ^ 須田大春「事業報告「C#で学ぶ牧野機構学」実施報告」『自動化推進協会』第40巻第1号、2011年。
- ^ 平林敢歩「事業報告 2011年度「C#で学ぶ牧野機構学講座」実施報告」『自動化推進』第40巻第4号、2012年。
- ^ 蘭豊礼、玉井博文、牧野洋「三連クロソイドによる自由点列補間」『精密工学会誌』第76巻第10号、2010年、pp.1194-1199。
- ^ 「マッスルなど、ロボ標準プラットフォームの構築に向けプロジェクト発足」『Robonabl最新ニュース』日刊工業新聞社、2010年10月26日。2014年1月12日閲覧。
- ^ 「マッスル、新開発の移乗システム公開、要介護者をシートごと抱きかかえて移乗」『Robonabl最新ニュース』日刊工業新聞社、2012年9月28日。2014年1月12日閲覧。
- ^ 『自動機械機構学』(1976) 著者紹介
- ^ a b c d e 「日本ロボット学会名誉会員のご紹介」『日本ロボット学会誌』第30巻第7号、2012年9月、お知らせp.2。
- ^ 『精密工学会誌』(2005)pp.1362
- ^ “スカラロボットがロボット殿堂入り”. 自動化推進協会お知らせ (2006年6月27日). 2014年1月12日閲覧。
- ^ “産業技術史”. 国立科学博物館. 2014年1月12日閲覧。
- ^ 事業内容1、論文賞:FAおよび産業用ロボット技術に関する研究業績の表彰
- ^ 精密工学会 生産自動化専門委員会「自動化機器の歴史を残す―生産自動化専門委員会報告―」『専門委員会・分科会研究レビュー(精密工学会 Vol.71 No.10)』。
関連項目
外部リンク
- “産業用ロボットを築き上げてきた人たち10 牧野洋先生 山梨大学”. 技術士事務所ロボティ (2013年5月14日). 2014年2月22日閲覧。
- “会報「自動化推進」公開記事一覧”. 2014年1月14日閲覧。 - 2000年以降の「自動化こぼれ話」が公開されている。
- “C#で学ぶ牧野機構学 2011年度 開講のお知らせ”. 自動化推進協会. 2014年3月2日閲覧。
- 特定非営利法人 自動化推進協会(JAAA:Japan Association for Automation Advancement)
- 公益社団法人 精密工学会 生産自動化専門委員会 (旧 自動組立専門委員会)
- マッスル株式会社
- 日本カム工業会