北鳳丸 (5代)
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北鳳丸 (5代) | |
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北海道教育委員会の練習船北鳳丸(5代目) | |
基本情報 | |
船種 | 漁業実習船 |
船籍 | 北海道函館市[1] |
所有者 | 北海道 |
建造所 | 楢崎造船[2] |
母港 | 函館港[2] |
航行区域 | 第3種(国際航海)[2] |
信号符字 | JLRE [2][3] |
IMO番号 | 9234161 [2][3] |
MMSI番号 | 431028000 [2][3] |
経歴 | |
起工 | 2000年9月13日[2] |
進水 | 2000年12月8日[2] |
竣工 | 2001年3月9日[2] |
要目 | |
総トン数 | 664.00トン[2] |
全長 | 63.60m[2] |
型幅 | 10.20m[2] |
型深さ | 4.05m[2] |
機関方式 | ディーゼル 2,200ps[2] |
最大速力 | 15.94ノット[2] |
航海速力 | 13.0ノット[2] |
搭載人員 | 最大74名[2] (職員11名、部員16名、その他47名)[4] |
北鳳丸(ほくほうまる)は、北海道教育庁が所有する漁業実習船。北海道小樽水産高等学校と北海道函館水産高等学校と北海道厚岸翔洋高等学校の実習に使用されている[5][6]。本項目では、2001年に建造された5代目を取り扱う。
概要
[編集]先代の代船として楢崎造船(今の函館どつく)で建造され、2001年に竣工した[2]。
本船はマグロ延縄漁の漁業実習、航海や機関の実習を行う[2]。一般的な海洋観測や生物の調査の他に、特に浮魚類の資源調査、サンマ・スケトウダラ・イカ・サバなどの重要水産資源の調査も行う[2][7][8][9][10]。マグロ漁の実習はハワイ近海で行う[11]。サンマの調査は北部太平洋で行う[12]。
設計
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
特徴
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
若竹丸に続く大型の実習船であり、船内の学習機能の充実と生活環境の改善のコンセプトに、21世紀に即した当時としては最新鋭の実習船として建造された[13]。
略歴
[編集]- 1936年(昭和11年)12月12日- 初代竣工 40総トン[13]
- 1957年(昭和32年)3月12日- 2代目竣 85.22総トン[13]
- 1975年(昭和50年)3月28日- 3代目竣工 436.34総トン[13]
- 1989年(平成元年)3月9日- 4代目竣工 386総トン[13]
- 2001年(平成13年)3月9日- 5代目竣工 666総トン[13]
エピソード
[編集]- 長期実習航海の出発や帰港は地元の風物詩[11]。
- 約1か月半の長期実習航海で混獲したサメのフカヒレの水揚げは約10万円だった[14]。
- 長年の海上の気象を観測し通報した事を気象庁より表彰された[15]。
- 2015年に乗船していた男子生徒1人がハワイ沖で行方不明となった[6]。
画像
[編集]-
北海道教育委員会の練習船北鳳丸(5代目)の船橋
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北海道教育委員会の練習船北鳳丸(5代目)を上方・斜め前から、
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北海道教育委員会の練習船北鳳丸(5代目)を前から
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北海道教育委員会の練習船北鳳丸(5代目)煙突マーク
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北海道教育委員会の練習船北鳳丸(5代目)前から、夜
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北海道教育委員会の練習船北鳳丸(5代目)斜め前上方から、夜
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北海道教育委員会の練習船北鳳丸(5代目)横浜港新港ふ頭にて
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北海道教育委員会の練習船北鳳丸(5代目)後方から
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北海道教育委員会の練習船北鳳丸(5代目)真横から
脚注
[編集]- ^ 後方からの写真による
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t “実習船北鳳丸の概要”. 北海道教育委員会 (2016年11月21日). 2017年11月15日閲覧。
- ^ a b c 下記MarineTraffic.comによる
- ^ 薮上敦弘, 大内一弘, 清田耕司, 茶園敏文, 水井真治「複数校1隻体制による商船教育に関する一考察(1)」『広島商船高等専門学校紀要 広島商船高等専門学校 編』第35号、広島商船高等専門学校、2013年3月、21-30頁、ISSN 1883-9908、NAID 110009631800、2021年6月1日閲覧。
- ^ “実習船の現在位置”. 北海道小樽水産高等学校. 2018年1月25日閲覧。
- ^ a b “北鳳丸実習を継続 函水高 安全対策に万全”. 函館新聞社 (2016年1月27日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ “第百二回国会参議院文教委員会議録第一号”. 国会 (1984年12月1日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ 高橋正知, 高木香織, 川端淳, 渡邊千夏子, 西田宏, 山下紀生, 森賢, 巣山哲, 中神正康, 上野康弘, 斉藤真美「マサバ・ゴマサバ太平洋系群2007年級群の推定孵化時期」『黒潮の資源海洋研究』第11号、中央水産研究所、2010年3月、49-54頁、ISSN 1345-5389、NAID 220000117704。
- ^ 川端淳「北西太平洋における2001〜2005年5〜7月の表層トロール調査によるスルメイカ加入量豊度の推定」『研究業績データベース由来』、水産総合研究センター、中央水産研究所、2005年。
- ^ 佐藤愛美, 東海正, 川端淳「マイワシに対する調査用流し網の網目選択性について」『日本水産学会誌』第81巻第2号、日本水産學會、2015年、290-292頁、doi:10.2331/suisan.81.290、ISSN 0021-5392、NAID 130004780821。
- ^ a b “北鳳丸出港”. 函館市地域交流まちづくりセンター (2012年1月29日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ “西部北太平洋海域サンマ資源調査(サンマ漁期前調査)要領”. 国立研究開発法人 水産研究・教育機構 東北水産研究所. 2018年1月25日閲覧。
- ^ a b c d e f “ホーム > 教育庁 > 渡島教育局 > 北鳳丸の歴史”. 北海道教育委員会 (2016年11月21日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ “フカヒレを不正売却…道の実習船”. 函館新聞社 (2007年3月17日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ “第137回気象記念日について -「気象業務はいま 2012」を刊行します-”. 気象庁 (2012年5月25日). 2018年1月25日閲覧。