鳥居民
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鳥居 民(とりい たみ、男性、1928年(昭和3年)[1] - 2013年(平成25年)1月4日)は、日本の歴史作家・評論家。
略歴
[編集]東京に生まれ、横浜で育つ[2]。本名・池田民[2]。経歴不詳。
ライフワークである『昭和二十年』シリーズは、敗戦の年(1945年)一年間の社会の動きを重層的に描くドキュメントであり、2012年(平成24年)までに13巻が刊行されたが、未完に終わった。
2006年(平成18年)に、第12回「横浜文学賞」[3]を受賞。2012年(平成24年)に、第3回いける本大賞を受賞(特別賞)。
2013年(平成25年)1月4日、心筋梗塞のため死去[4]。84歳没。
著書
[編集]- 『毛沢東 五つの戦争――現代中国史論』(草思社、1970年、新版1999年 / 草思社文庫、2012年)
- 『周恩来と毛沢東』(草思社、1975年)
- 『横浜山手――日本にあった外国』(草思社、1977年)
- 『昭和二十年』(草思社、1985年 - 2012年 / 草思社文庫、2014年 - 2016年)
- 「第1部1 (1月1日 - 2月10日)」(1985年)
- 「第1部2 (2月13日 - 3月19日)」(1986年)
- 「第1部3 (3月20日 - 4月4日)」(1987年)
- 「第1部4 (4月5日 - 4月7日)」(1990年)
- 「第1部5 (4月15日)」(1994年)
- 「第1部6 (4月19日 - 5月1日)」(1996年)
- 「第1部7 (5月10日 - 5月25日)」(2001年)
- 「第1部8 (5月26日 - 5月30日)」(2001年)
- 「第1部9 (5月31日 - 6月8日)」(2001年)
- 「第1部10 (6月9日)」(2002年)
- 「第1部11 (6月9日 - 13日)」(2003年)
- 「第1部12 (6月14日)」(2008年)
- 「第1部13 (7月1日‐7月2日)」(2012年)
- 『日米開戦の謎』(草思社、1991年 / 草思社文庫、2015年)
- 『横浜富貴楼お倉――明治の政治を動かした女』(草思社、1997年 / 草思社文庫、2016年)
- 『「反日」で生きのびる中国――江沢民の戦争』(草思社、2004年 / 草思社文庫、2013年)
- 『原爆を投下するまで日本を降伏させるな――トルーマンとバーンズの陰謀』(草思社、2005年 / 草思社文庫、2011年)
- 『近衛文麿「黙」して死す――すりかえられた戦争責任』(草思社、2007年 / 草思社文庫、2014年)
- 『山本五十六の乾坤一擲』(文藝春秋、2010年 / 草思社文庫、2019年)
- 『それでも戦争できない中国――中国共産党が恐れているもの』(草思社、2013年)
- 『鳥居民評論集 昭和史を読み解く』(草思社、2013年 / 草思社文庫、2016年)
- 『鳥居民評論集 現代中国を読み解く』(草思社、2014年)