陳衛星

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陳衛星
基本情報
ラテン文字 Chen Weixing
生年月日 (1972-04-27) 1972年4月27日(52歳)
国籍  オーストリア
出身地 内モンゴル自治区
選手情報
最高世界ランク 9位 (2006年3月)
利き腕
グリップ シェークハンド
ラケット JOOLA 陳衛星
フォア面ラバー JOOLA トップスピンC(裏ソフト)
バック面ラバー JOOLA Octopus(粒高)
戦型 カット主戦型
ITTFサイト WTTプロフィール
世界卓球選手権戦歴
初-最終出場 2001 - 2017
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陳 衛星
各種表記
繁体字 陳 衛星
簡体字 陈 卫星
拼音 Chén Wèixīng
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陳衛星(ちん えいせい、チェン ウェイシン、陈卫星、1972年4月27日 - )は、オーストリア卓球選手。中国内モンゴル自治区出身。2004年2008年2012年オリンピックに出場。

経歴[編集]

もともとはリ・グンサン松下浩二の仮想選手として中国ナショナルチームに在籍していたが、世界選手権の代表メンバーに入ることができなかったためオーストリアに帰化した[1]

オーストリアに帰化後、2001年世界選手権大阪大会に初出場。2003年パリで開催された世界選手権の男子シングルスでは4回戦で優勝候補の一角、王皓に勝利した。2005年ヨーロッパ選手権では男子団体においてチームの準優勝に貢献、加えて個人戦でも4回戦でシーラの完璧なカット打ちの前になす術なく敗れたものの、ベスト16に入った。

2018/19シーズンは日本卓球リーグのクローバー歯科でプレイした。

プレースタイル[編集]

陳衛星のフォアドライブ、バックカットというスタイルは現代卓球においてカットマン主流となっている。 高での変化プレーとブツ切れカットで相手を苦しめ、相手がカットに対応できずに少しでも甘いドライブやストップで繋いでくると攻撃型選手並の強烈なドライブ攻撃で息つく暇も与えない。 また、独特の横に引くようなプッシュや反転ドライブも得意である。 その反面、フォア側の守備に難があるため、クレアンガフェイヤー=コーナートのような豪腕タイプの選手を苦手としている。これは、バック側に数発打たれて外側に追い出された後にフォアストレートに打ち込まれた際の処理を不得手としているためである。また、あまり使用しないが、ラケットを反転させ、粒高面でのフォアカットも用いる。

主な戦績[編集]

その他[編集]

  • 正式に軍隊に所属している軍人である。
  • ドイツ語英語中国語ハンガリー語の四ヶ国語を話す。
  • 試合は破天荒でイライラしてくると感情がむき出しになったり、ラケットを投げたりしてイエロー、レッドカードを貰うことも多い。

脚注[編集]

  1. ^ 国家隊の名もなき英雄たち-後編”. 卓球王国 (2007年10月30日). 2011年5月15日閲覧。

外部リンク[編集]