錦三郎
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錦 三郎(にしき さぶろう、1914年[1] - 1997年5月8日[1])は、日本のエッセイスト、歌人、蜘蛛研究家、特にバルーニングの研究で著名。山形県山形市出身[1]。1936年山形師範学校卒業[1]、小学校教員となる[1]。1929年頃から斉藤茂吉の弟子の結城哀草果に師事して作歌を始める[1]。1937年アララギ入会[1]。晩年は短歌結社「山麓」の選者を務めた[1]。1958年日本蜘蛛学会に入会[1]。蜘蛛に関連する書籍で数多くの賞を受賞する。1973年退職[1]、1975年南陽市芸術文化協会会長[1]。翌年、市史編さん嘱託(編集委員長)に就任[1]。
受賞歴
[編集]- 1964年 - 第12回日本エッセイスト・クラブ賞受賞(『蜘蛛百態』)[1]
- 1975年 - 第22回産経児童出版文化賞(『空を飛ぶクモ』)[1]
- 1975年 - 第17回厚生省児童福祉文化奨励賞[1]
- 1975年 - 第2回ジュニア・ノンフィクション文学賞[1]
- 1975年 - 第21回斎藤茂吉文化賞受賞[1]
- 1992年 - NHK東北ふるさと賞[1]、文部大臣賞[1]
著書
[編集]- 『飛行蜘蛛』丸ノ内出版、1972年(のち笠間書院、2005年6月)
- 『空を飛ぶクモ』学習研究社、1974年
- 『クモの超能力』講談社、1986年5月
- 『錦三郎集 白銀時代』近代文芸社、1989年9月
- 『青銅時代 錦三郎集』近代文芸社、1993年9月
- 『浮遊する虫たち』国書刊行会、1996年8月