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金善英 (カーリング選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金 善英
カーリング選手
Kim Seon-yeong
基本情報
出生国 大韓民国の旗 韓国
出身地 慶尚北道義城郡[1]
生年月日 (1993-05-18) 1993年5月18日(31歳)
チーム
所属 江陵市庁
スキップ 金恩貞
サード 金敬愛
セカンド 金超喜
リード 金善英
リザーブ 金栄美
パートナー チョン・ヨンソク英語版
オリンピック
4人制
出場大会
最高成績 22位 銀メダル
世界選手権
4人制
出場大会
最高成績 22位 銀メダル
パシフィックアジア選手権
4人制
出場大会
最高成績 11位 金メダル
獲得メダル
大韓民国の旗 韓国代表
オリンピック
2位 2018 平昌 4人制
世界選手権
2位 2022 プリンス・ジョージ
アジア冬季大会
2位 2017 札幌 4人制
パシフィックアジア選手権
1位 2016 義城
1位 2017 エレナ
2位 2014 軽井沢
2位 2021 アルマトイ
3位 2012 ネイズビー
2024年8月16日現在
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金善英
各種表記
ハングル 김선영
漢字 金善英
発音 キム・ソニョン
RR式 Gim Seonyeong
MR式 Kim Sŏnyŏng
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金 善英(キム・ソニョン、: 김선영1993年5月18日 - )は、大韓民国の女子カーリング選手。慶尚北道義城郡出身。2018年平昌オリンピック銀メダリスト。江陵市庁所属。愛称は「サニー」[2][3]

経歴

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1994年義城郡で生まれる。義城女子中学校、義城女子高等学校出身[4]

同じ高校に通っていたキム・ウンジョンキム・ヨンミが趣味としてカーリングを始め、その後、加入したヨンミの実妹キム・ギョンエが一緒にする人を探そうと教室の黒板に「カーリングする人募集」と書いたところ、ギョンエの友人だったソニョンが誘いに乗り加入した[4]

ジュニア時代

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2010年から2014年まで、韓国代表として5年連続でパシフィックアジアジュニアカーリング選手権に出場し、2010年から2013年まで、同大会で銀メダル、2013年に銅メダル、2014年に金メダルを獲得した。

2014年のパシフィックアジアジュニア選手権英語版の金メダルにより、世界ジュニア選手権英語版に韓国代表として出場し銀メダルを獲得。

慶北科学大学在籍時、韓国代表として2度の冬季ユニバーシアードに出場し、2015年は5位、2017年は6位に終わった。

一般転向後

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2016-17年シーズン

パシフィックアジア選手権で韓国代表として出場、金メダルを獲得し翌年行われる世界選手権の出場権利を獲得。

アジア冬季競技大会に韓国代表として出場し、銀メダルを獲得。また、世界選手権の出場し、結果は6位。

2017-18年シーズン

平昌オリンピック韓国代表最終選抜戦に勝利し、代表の座を掴む。

平昌オリンピックに韓国代表のサードとして出場。ラウンドロビンを8勝1敗で首位通過すると、準決勝で日本(スキップ:藤澤五月)に勝利。決勝でスウェーデン(スキップ:アンナ・ハッセルボリ)に敗れたものの、韓国カーリング史上初の銀メダルを獲得した。

オリンピック直後の世界選手権に韓国代表として出場したが、準々決勝で敗退。

2020-21年シーズン

世界選手権に韓国代表として出場し、7位。

2021-22年シーズン

北京オリンピックの代表選考を兼ねた韓国カーリング選手権英語版で優勝[5]

パシフィックアジア選手権に韓国代表として出場、決勝で日本に敗れ銀メダル。

北京オリンピック世界最終予選に出場。ラウンドロビンはで6勝2敗でプレーオフに進出した。プレーオフ初戦で日本に敗れたが、2戦目でラトビアに勝利して出場権を獲得。

北京オリンピックに韓国代表として出場。ラウンドロビンを4勝5敗で8位に終わり2大会連続のメダル獲得とはならなかった。

2022年北京オリンピックでは、予選ラウンドロビンを4勝5敗とし8位に終わった。

世界選手権に韓国代表として出場し、銀メダルを獲得。

戦績

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韓国代表

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ワールドカーリングツアー

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グランドスラム

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ワールドカーリングツアーにおける最高峰の大会シリーズであるグランドスラムの成績。

略語の説明
C 優勝
F 準優勝
SF ベスト4
QF ベスト6・ベスト8
R16 ベスト16
Q 予選敗退
T2 ティア2(2部)出場
DNP 大会不参加
N/A 開催せず
大会 / シーズン 2015–16 2016–17 2017–18 2018–19 2019–20 2020–21 2021–22 2022–23 2023–24
ツアーチャレンジ SF DNP T2 DNP DNP N/A[6] N/A[7] QF T2
ナショナル Q Q DNP DNP DNP[8] N/A[6] DNP[8] Q DNP
カナディアン・オープン Q DNP SF DNP DNP[8] N/A[6] N/A DNP QF
マスターズ Q QF DNP DNP DNP N/A[6] SF Q Q
プレーヤーズ DNP DNP Q DNP N/A[9] DNP DNP DNP QF
チャンピオンズカップ DNP DNP DNP DNP N/A[9] DNP Q DNP N/A

旧グランドスラム

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大会 / シーズン 2013–14 2014–15 2018–19
エリート10 N/A N/A DNP[8]
オータムゴールド DNP Q N/A
コロニアルスクエア QF DNP N/A

チーム

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4人制女子

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シーズン フォース サード セカンド リード リザーブ
2009-10 金恩貞 金敬愛 金善英 金栄美 オ・ウンジン英語版
2010–11 金恩貞 金敬愛 オ・ウンジン 金栄美 金善英
2011–12 金恩貞 金敬愛 金善英 金栄美 キム・ジヒョン
2012–13 金恩貞 金敬愛 金善英 金栄美 キム・ミンジョン英語版
2013–14 金恩貞 金敬愛 金善英 金栄美 キム・ミンジョン
2014–15 金恩貞 金敬愛 金善英 金栄美 キム・ミンジョン
2015–16 金恩貞 金敬愛 金善英 金栄美 キム・ミンジョン
2016–17 金恩貞 金敬愛 金善英 金栄美 金超喜
2017–18 金恩貞 金敬愛 金善英 金栄美 金超喜
2018–19 金恩貞 金敬愛 金善英 金栄美 金超喜
2019–20 金恩貞 金敬愛 金善英 金栄美 金超喜
2020–21 金恩貞 金敬愛 金超喜 金善英 金栄美
2021–22 金恩貞 金敬愛 金超喜 金善英 金栄美
2022–23 金恩貞 金敬愛 金超喜 金善英 金栄美
2023–24 金恩貞 金敬愛 金超喜 金善英 金栄美

出典

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  1. ^ 2018 Ford World Women's Curling Championship Media Guide
  2. ^ 韓国カーリング女子チーム、全員同じ名字⇒混乱避けるための秘策が想像を超えていた”. ハフポスト日本語版 (2018年2月19日). 2024年8月17日閲覧。
  3. ^ Team EunJung Kim” (英語). Grand Slam Of Curling. 2017年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月17日閲覧。
  4. ^ a b カーリング女子・韓国代表 チームの誕生秘話。まるで映画のようなストーリー”. ハフポスト日本語版 (2018年2月22日). 2024年8月17日閲覧。
  5. ^ “베이징 올림픽 대표를 포함한 2021-2022 컬링 국가대표를 뽑는 2021 KB금융 한국컬링선수권대회 with 강릉.” (朝鮮語). curling1spoon. (2021年6月19日). オリジナルの2021年12月26日時点におけるアーカイブ。. https://ghostarchive.org/iarchive/s/instagram/CQSZEAUDAA8 2024年8月17日閲覧。 
  6. ^ a b c d Grand Slam curling circuit forced to drop 4 events because of COVID-19 pandemic” (英語). CBC Sports (2020年7月8日). 2020年7月10日閲覧。
  7. ^ Grand Slam of Curling returning to the road for 2021-22 season” (英語). Grand Slam of Curling (2021年7月5日). 2021年10月13日閲覧。
  8. ^ a b c d 出場キャンセル
  9. ^ a b GSOC cancels remaining events of 2019-20 season” (英語). Grand Slam of Curling (2020年3月13日). 2020年3月14日閲覧。

外部リンク

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