コンテンツにスキップ

華清池

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
華清池
華清池の石碑。
場所 中華人民共和国陝西省西安市秦嶺山脈驪山
華清池
繁体字 華清池
簡体字 华清池
発音記号
標準中国語
漢語拼音Huáqīng chí
ウェード式Hua2-ch'ing1 chih2
IPA[xwǎtɕʰíŋ tʂʰɨ̌]
粤語
イェール粤拼Fàah-chīng chìh
粤拼Faa4-cing1 ci4
閩南語
台湾語ローマ字Huâ-tshing tî (lit.)

華清池(かせいち、Huaqing Pool)は、中国西安市熱水泉秦嶺山脈の三大峰の一つである、驪山麓の穏やかな気候と風光明媚な景色を特徴とする。付近に華清宮があった。

歴史

[編集]

この温泉は局地的に発生している地中熱によって熱せられており、3000年もの長い歴史がある。幽王や、始皇帝を含む様々な中国の王たちの宮殿がこの場所に建っていた。温泉には楊貴妃が浸かったという伝承がある[1]

この場所は、1936年の西安事件の場所としても知られている。蔣介石張学良に拉致され、中国共産党との統一戦線への合流を余儀なくされ、大日本帝国の攻撃に対抗した[2]

現在

[編集]

現在、華清池は主要な観光地となっており、2007年に中華人民共和国国家観光局によって中国の5A級観光地に認定された[3]

画像

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 「中国は恐ろしい国だと思っていましたが…」=日本人の中国観を変えた人物―中国メディア”. Record China (2019年10月4日). 2020年1月1日閲覧。
  2. ^ Ray Huang, China: A Macro History (New York: M.E. Sharpe, 1997), p. 4.
  3. ^ 西安市华清池景区”. www.mct.gov.cn. 中華人民共和国文化観光部 (2021年7月22日). 2023年2月3日閲覧。