荒橿神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
荒橿神社

拝殿
所在地 栃木県芳賀郡茂木町小井戸325
位置 北緯36度32分20.1秒 東経140度11分26.7秒 / 北緯36.538917度 東経140.190750度 / 36.538917; 140.190750 (荒橿神社)座標: 北緯36度32分20.1秒 東経140度11分26.7秒 / 北緯36.538917度 東経140.190750度 / 36.538917; 140.190750 (荒橿神社)
主祭神 国常立尊
国狭槌尊
豊斟渟尊
社格 式内社(小)
県社
創建 大同元年(806年
本殿の様式 権現造銅板葺
例祭 4月17日
地図
荒橿神社の位置(栃木県内)
荒橿神社
荒橿神社
テンプレートを表示

荒橿神社(あらかしじんじゃ)は、栃木県芳賀郡茂木町小井戸325にある神社。『延喜式神名帳』に掲載されている下野国芳賀郡荒樫神社に比定されているが異論があり荒樫神社は大前神社の相殿に合祀されたという説もある[1]。式内社としては下野十一社の第五位に位置づけられたという[2]国常立尊国狭槌尊豊斟渟尊を祭神としている[2]

歴史[編集]

社伝によると創建されたのは大同元年(806年)という[2]。桔梗城(茂木城)の東北に位置する高藤山上に鎮座しており城の鬼門除けのために創建されたとする[2]享保6年(1721年)にはこの地を領有した細川氏の支援を受け社殿を改築した[2]明治4年(1871年)に茂木藩社とされ昭和13年(1938年)には県社に列した[2]。これに先立ち昭和9年から同11年にかけて社殿の改築をしている[2]

境内は茂木町の市街地を一望できる場所にあり樹齢千年ほどのスギ、ケヤキ、カシの老樹で覆われその中に社殿が鎮座している[2]2018年auCMである「三太郎シリーズ(半額屋編)」でロケ地となった[3]

社格[編集]

近代社格制度[編集]

  • 明治43年9月30日 - 郷社[4]
  • 昭和13年2月14日 - 県社[5]

境内[編集]

境内社[編集]

  • 稲荷神社
  • 加波山神社

祭事[編集]

文化財[編集]

推定樹齢700年のケヤキが年1990年平成2年)1月26日付で栃木県の天然記念物に指定された[2]

交通[編集]

真岡鐵道茂木駅より徒歩30分。

脚注[編集]

  1. ^ 『栃木県神社誌』,41頁
  2. ^ a b c d e f g h i 『栃木県神社誌』,700頁
  3. ^ 読売新聞栃木版 2018年1月25日 33面。
  4. ^ 『郷社指定記念碑』より
  5. ^ 『県社昇格記念碑』より

参考文献[編集]

  • 『栃木県神社誌』、栃木県神社庁、2006年

外部リンク[編集]