「アンジェラの灰」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
YurikBot (会話 | 投稿記録)
m robot Adding: de
Azucar (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
1行目: 1行目:
{{文学}}
{{文学}}
'''アンジェラの灰'''('''Angela's Ashes''')は、[[フランク・マコート]]による回想録。彼の子ども時代の物語を語ったもの。彼はアメリカ合衆国に生まれたが、両親が経済的な困窮により、母国アイルランドに帰ることを決意。そこで、1930年代、40年代を[[アイルランド]]、特にその[[リリック]]で過ごす。その暮らしが骨太いタッチで描かれる。物語は、彼が結局アメリカに帰るためのお金を手にしたところで終わる。フランク・マコートは、これに続く時代の物語を『アンジェラの祈り』として書いている。
'''アンジェラの灰'''('''Angela's Ashes''')は、[[フランク・マコート]]による回想録。彼の子ども時代の物語を語ったもの。彼はアメリカ合衆国に生まれたが、両親が経済的な困窮により、母国アイルランドに帰ることを決意。そこで、1930年代、40年代を[[アイルランド]]、特にその[[リリック]]で過ごす。その暮らしが骨太いタッチで描かれる。物語は、彼が結局アメリカに帰るためのお金を手にしたところで終わる。フランク・マコートは、これに続く時代の物語を『アンジェラの祈り』として書いている。


この本は[[ピューリッツアー賞]]を受賞し、ナショナル・ブック・アワードにも選出された。
この本は[[ピューリッツアー賞]]を受賞し、ナショナル・ブック・アワードにも選出された。


== 映画化 ==
== 映画化 ==
1999年には、[[エミリー・ワトソン]]、[[ロバート・カーライル]]、マイケル・レッジ、そしてディボン・マレーという配役で、映画化されている。監督は[[アラン・パーカー]]。
1999年には、[[エミリー・ワトソン]]、[[ロバート・カーライル]]、マイケル・レッジ、そしてディボン・マレーという配役で、映画化されている。監督は[[アラン・パーカー]]。詳しくは「[[アンジェラの灰 (映画)]]」を参照


===文献===
===文献===

2006年11月7日 (火) 07:50時点における版

アンジェラの灰Angela's Ashes)は、フランク・マコートによる回想録。彼の子ども時代の物語を語ったもの。彼はアメリカ合衆国に生まれたが、両親が経済的な困窮により、母国アイルランドに帰ることを決意。そこで、1930年代、40年代をアイルランド、特にそのリムリック市で過ごす。その暮らしが骨太いタッチで描かれる。物語は、彼が結局アメリカに帰るためのお金を手にしたところで終わる。フランク・マコートは、これに続く時代の物語を『アンジェラの祈り』として書いている。

この本はピューリッツアー賞を受賞し、ナショナル・ブック・アワードにも選出された。

映画化

1999年には、エミリー・ワトソンロバート・カーライル、マイケル・レッジ、そしてディボン・マレーという配役で、映画化されている。監督はアラン・パーカー。詳しくは「アンジェラの灰 (映画)」を参照。

文献

  • フランク・マコート『アンジェラの灰』新潮社 1998年
  • フランク・マコート『アンジェラの祈り』新潮社 2003年

外部リンク