「乙」の版間の差分

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{{theotheruses|十干の一つ}}
'''乙'''
#(おつ、きのと)十干の一つ。本項で詳述する。
#(おつ)雅楽などで、低い音域のこと。呂(りょ)ともいう。
#(おつ)気がきいていること。「乙なこと」「乙な味」など。通常は仮名で書く。
#(おと)同性の年下の兄弟(すなわち[[弟]]、[[妹]])のこと。また、「若くてかわいい」などの意味を示す接頭辞。「乙女」など。
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{{十干}}
{{十干}}
'''乙'''(おつ、きのと)は、[[十干]]の2番目である。[[陰陽五行説]]では[[木]]性の陰に割り当てられており、ここから日本では「きのと」(木の弟)ともいう。
'''乙'''(おつ、きのと)は、[[十干]]の2番目である。[[陰陽五行説]]では[[木]]性の陰に割り当てられており、ここから日本では「きのと」(木の弟)ともいう。

2006年9月10日 (日) 04:46時点における版

十干
十二支

(おつ、きのと)は、十干の2番目である。陰陽五行説では性の陰に割り当てられており、ここから日本では「きのと」(木の弟)ともいう。

乙の字は、ジグザグな形を形取ったもので、そこから、から出たが地上に出ようとして曲がりくねった状態の意味として、十干の2番目に宛てられた。

十干を順位づけに使った場合には、乙は2番目の意味となる。また、十干を分類に使用して「乙種」「乙類」などということもある。この場合は単に分類の名前として甲・乙とつけただけであるが、乙種は甲種より劣っていると誤解している者も多い。例えば焼酎の分類には甲類・乙類があるが、乙類が「劣ったもの」と誤解されるのを避けるため、「本格焼酎」という別名がつけられている。

中国語化合物命名法では、エタンエチル基など、炭素を2つ含む化合物や官能基に付けられる。ただし、ビタミンなどではBの代わりに使われている。

2ちゃんねるをはじめとするネット上の掲示板では「お疲れさま」の意で使われることがある。(現在では「乙」ではなく「王通」を使う板も存在する。)

乙を含む干支