「フラッシュ・ゴードン」の版間の差分

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== コミック・ストリップ ==
== コミック・ストリップ ==
初出は1934年1月7日で日曜版の連載だった。作者は画家の[[アレックス・レイモンド]]、のちにドン・ムーアが物語作者として加わる。1940年には週日連載版も開始された。長期にわたる連載には多くの作家や画家がかかわっており、[[ハリー・ハリスン]]や[[フランク・フラゼッタ]]もその中の一人である。
初出は1934年1月7日で日曜版の連載だった。作者は画家の{{仮リンク|アレックス・レイモンド|en|Alex Raymond}}、のちにドン・ムーアが物語作者として加わる。1940年には週日連載版も開始された。長期にわたる連載には多くの作家や画家がかかわっており、[[ハリー・ハリスン]]や[[フランク・フラゼッタ]]もその中の一人である。


物語は冒険家フラッシュ・ゴードンと恋人のデイル・アーデンがザーコフ博士の発明したロケットで惑星モンゴに向かうところから始まる。モンゴは冷酷な皇帝ミンに支配されており、彼らは皇帝軍を敵にまわして戦う。
物語は冒険家フラッシュ・ゴードンと恋人のデイル・アーデンがザーコフ博士の発明したロケットで惑星モンゴに向かうところから始まる。モンゴは冷酷な皇帝ミンに支配されており、彼らは皇帝軍を敵にまわして戦う。


スペースオペラのコミック・ストリップとしては当時『[[バック・ロジャース]]』が人気だったが主流ではなかった。『フラッシュ・ゴードン』はアレックス・レイモンドの素晴らしいアートワークとあいまって人気を博し、のちのスペースオペラにも大きな影響を与えた。
スペースオペラのコミック・ストリップとしては当時『{{仮リンク|バック・ロジャース|en|Buck Rogers}}』が人気だったが主流ではなかった。『フラッシュ・ゴードン』はアレックス・レイモンドの素晴らしいアートワークとあいまって人気を博し、のちのスペースオペラにも大きな影響を与えた。


== 映画 ==
== 映画 ==
=== バスター・クラブ主演 ===
=== バスター・クラブ主演 ===
1930年代に[[バスター・クラブ]]主演で[[連続活劇]]として映画化され人気を博し続編も作られた。これらはその後、編集版も作られくり返し上映された。製作はいずれも[[ユニヴァーサル映画]]。
1930年代に{{仮リンク|バスター・クラブ|en|Buster Crabbe}}主演で[[連続活劇]]として映画化され人気を博し続編も作られた。これらはその後、編集版も作られくり返し上映された。製作はいずれも[[ユニヴァーサル映画]]。


*超人対火星人 (''Flash Gordon'') - 1936年製作、全13編
*超人対火星人 (''Flash Gordon'') - 1936年製作、全13編
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=== 1980年版 ===
=== 1980年版 ===
1980年に、[[ディノ・デ・ラウレンティス]]の製作により米[[ユニバーサル]]で映画化。主演はサム・ジョーンズ。デイル・アーデン役はメロディ・アンダーソン。ほかに、[[マックス・フォン・シドー]](ミン皇帝)、[[トポル]](ザーコフ博士)、[[ティモシー・ダルトン]]、[[オルネラ・ムーティ]]などが配役された。監督は[[マイク・ホッジス]]
1980年に、[[ディノ・デ・ラウレンティス]]の製作により米[[ユニバーサル]]で映画化。主演はサム・ジョーンズ。デイル・アーデン役はメロディ・アンダーソン。ほかに、[[マックス・フォン・シドー]](ミン皇帝)、[[トポル]](ザーコフ博士)、[[ティモシー・ダルトン]]、[[オルネラ・ムーティ]]などが配役された。監督は{{仮リンク|マイク・ホッジス|en|Mike Hodges}}
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音楽は、[[クイーン (バンド)|クイーン]]が担当した。主題歌「[[フラッシュのテーマ]]」などを含む[[サウンドトラック]]アルバムは、イギリスでは[[1980年]][[12月8日]]、[[日本]]では[[1981年]][[1月25日]]に発売されている。
音楽は、[[クイーン (バンド)|クイーン]]が担当した。主題歌「[[フラッシュのテーマ]]」などを含む[[サウンドトラック]]アルバムは、イギリスでは[[1980年]][[12月8日]]、[[日本]]では[[1981年]][[1月25日]]に発売されている。
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== エピソード ==
== エピソード ==

2018年3月5日 (月) 06:32時点における版

フラッシュ・ゴードン』(Flash Gordon) はアメリカコミック・ストリップ(新聞連載漫画)であり、同名の主人公が活躍するスペースオペラである。

コミック・ブック版も発行され、1980年代にはリニューアルされたコミック・ブックも出ている。映画、ラジオドラマ、テレビドラマなども多数製作された。また、日本の新聞でも連載された。

コミック・ストリップ

初出は1934年1月7日で日曜版の連載だった。作者は画家のアレックス・レイモンド英語版、のちにドン・ムーアが物語作者として加わる。1940年には週日連載版も開始された。長期にわたる連載には多くの作家や画家がかかわっており、ハリー・ハリスンフランク・フラゼッタもその中の一人である。

物語は冒険家フラッシュ・ゴードンと恋人のデイル・アーデンがザーコフ博士の発明したロケットで惑星モンゴに向かうところから始まる。モンゴは冷酷な皇帝ミンに支配されており、彼らは皇帝軍を敵にまわして戦う。

スペースオペラのコミック・ストリップとしては当時『バック・ロジャース』が人気だったが主流ではなかった。『フラッシュ・ゴードン』はアレックス・レイモンドの素晴らしいアートワークとあいまって人気を博し、のちのスペースオペラにも大きな影響を与えた。

映画

バスター・クラブ主演

1930年代にバスター・クラブ英語版主演で連続活劇として映画化され人気を博し続編も作られた。これらはその後、編集版も作られくり返し上映された。製作はいずれもユニヴァーサル映画

  • 超人対火星人 (Flash Gordon) - 1936年製作、全13編
  • フラッシュ・ゴードンの火星旅行 (Flash Gordon's Trip to Mars) - 1938年製作、全15編、各30分[1]
    日本では『火星地球を攻撃す』のタイトルで84分の短縮版が公開された[1]
  • 宇宙征服 (Flash Gordon Conquers the Universe) - 1940年製作、全12編

フレッシュ・ゴードン

1974年には『フラッシュ・ゴードン』をパロディ化したポルノ映画フレッシュ・ゴードン Space Wars』(Flesh Gordon) が米国で製作されて話題をよんだ。

1980年版

1980年に、ディノ・デ・ラウレンティスの製作により米ユニバーサルで映画化。主演はサム・ジョーンズ。デイル・アーデン役はメロディ・アンダーソン。ほかに、マックス・フォン・シドー(ミン皇帝)、トポル(ザーコフ博士)、ティモシー・ダルトンオルネラ・ムーティなどが配役された。監督はマイク・ホッジス英語版

音楽は、クイーンが担当した。主題歌「フラッシュのテーマ」などを含むサウンドトラックアルバムは、イギリスでは1980年12月8日日本では1981年1月25日に発売されている。

エピソード

脚注

  1. ^ a b 竹書房/イオン編 編「BonusColumn 海外テレビ映画の放映」『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、50頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。 

外部リンク