「ヌテラ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目: 1行目:
[[File:Logo Nutella.svg|thumb|240px|ヌテラのロゴ]]
[[File:Logo Nutella.svg|thumb|240px|ヌテラのロゴ]]
[[File:Nutella ak.jpg|thumb|240px|ヌテラ、ヌテラを塗ったパン、牛乳]]
[[File:Nutella ak.jpg|thumb|240px|ヌテラ、ヌテラを塗ったパン、牛乳]]
'''ヌテラ'''({{Lang-it-short|'''Nutella'''}})は、[[ヘーゼルナッツ]]ペーストをベースに[[砂糖]]、[[ココア]]、[[脱脂粉乳]]、[[香料]]、[[乳化剤]]などの材料を混ぜ合わせた、[[チョコレート]]風味の甘い[[スプレッド]]。[[イタリア]]の[[フェレロ]]社が発売している製品で、「ヌテラ (Nutella)」という商品名は同社の登録[[商標]]である。
'''ヌテラ'''({{Lang-it-short|'''Nutella'''}})は、[[ヘーゼルナッツ]]ペーストをベースに[[砂糖]]、[[ココア]]、[[脱脂粉乳]]、[[香料]]、[[乳化剤]]などの材料を混ぜ合わせた、[[チョコレート]]風味の甘い[[スプレッド (食品)|スプレッド]]。[[イタリア]]の[[フェレロ]]社が発売している製品で、「ヌテラ (Nutella)」という商品名は同社の登録[[商標]]である。


パンなどに塗って食べるのが一般的。アメリカやヨーロッパなどでは人気のあるスプレッドである。ただし、一方で[[アイスクリーム]]にかけるなど使用方法も多岐にわたる。[[アメリカ食品医薬品局]]では2016年11月2日、ヌテラを中心としたナッツバタースプレッドについて食べ方と通常の1食分の量を問うパブリックコメントの受付を開始。改めてヌテラが[[シロップ]]とするかスプレッドとするかについて分類を試みることとなった<ref>[http://www.afpbb.com/articles/-/3106819?cx_tag=pc_sns&cx_position=2#cxrecs_s 「ヌテラ」はジャム類?それともスイーツ? 米FDAが意見を公募]AFP通信 2016年11月04日(同日閲覧)</ref>。
パンなどに塗って食べるのが一般的。アメリカやヨーロッパなどでは人気のあるスプレッドである。ただし、一方で[[アイスクリーム]]にかけるなど使用方法も多岐にわたる。[[アメリカ食品医薬品局]]では2016年11月2日、ヌテラを中心としたナッツバタースプレッドについて食べ方と通常の1食分の量を問うパブリックコメントの受付を開始。改めてヌテラが[[シロップ]]とするかスプレッドとするかについて分類を試みることとなった<ref>[http://www.afpbb.com/articles/-/3106819?cx_tag=pc_sns&cx_position=2#cxrecs_s 「ヌテラ」はジャム類?それともスイーツ? 米FDAが意見を公募]AFP通信 2016年11月04日(同日閲覧)</ref>。

2017年5月6日 (土) 15:54時点における版

ヌテラのロゴ
ヌテラ、ヌテラを塗ったパン、牛乳

ヌテラ: Nutella)は、ヘーゼルナッツペーストをベースに砂糖ココア脱脂粉乳香料乳化剤などの材料を混ぜ合わせた、チョコレート風味の甘いスプレッドイタリアフェレロ社が発売している製品で、「ヌテラ (Nutella)」という商品名は同社の登録商標である。

パンなどに塗って食べるのが一般的。アメリカやヨーロッパなどでは人気のあるスプレッドである。ただし、一方でアイスクリームにかけるなど使用方法も多岐にわたる。アメリカ食品医薬品局では2016年11月2日、ヌテラを中心としたナッツバタースプレッドについて食べ方と通常の1食分の量を問うパブリックコメントの受付を開始。改めてヌテラがシロップとするかスプレッドとするかについて分類を試みることとなった[1]

日本では、かつてキユーピーが販売していたが、2010年3月31日を以て販売を終了しており[2]、2014年現在では、日本フェレロが取り扱っている[3]

歴史

ヌテラの原型は、フェレロ社の創業者であるピエトロ・フェレロによって1940年代に作り出された。当時、第二次世界大戦に伴う配給制でココアが不足していたため、ピエモンテ州で豊富に産出されるヘーゼルナッツが使用された[4]

このヌテラの原型は、パスタ・ジャンドゥーヤ(pasta gianduja)と呼ばれた。パスタはペーストの意味である。パスタ・ジャンドゥーヤは塊状だったが、フェレロはこれを瓶詰めにしたものをスーパークレマ・ジャンドゥーヤ(supercrema gianduja)として発売。1964年には名称をヌテラ(Nutella)に変更した。これは木の実を意味する"nut"に柔らかい語感を与える"ella"を組み合わせたものである[5]

1983年からはアメリカ合衆国でも販売されている[6]

なお、2007年にワールド・ヌテラ・デーは2月5日であると制定された。[7]

派生品

Nutella and Go
ヌテラとグリッシーニ(スティック状のビスケット)を組み合わせて、ひとつのパッケージにした商品[8]
Nutella and Go Estathé
Nutella and Goにさらに紅茶飲料の「Estathé」(エスタテ)を組み合わせた商品[9]

広告

サッカードイツ代表が出演するCMが制作されている[10]

Gnutellaとの関係

P2Pファイル交換ソフトのGnutellaの名称は、ヌテラを好きだった元々の開発者によって、GNUとヌテラから名づけられた合成語である[11]。2001年にはフェレロ社がGnutellaに対して法的措置を取ると報じられたこともある[12]

脚注・出典

  1. ^ 「ヌテラ」はジャム類?それともスイーツ? 米FDAが意見を公募AFP通信 2016年11月04日(同日閲覧)
  2. ^ 販売終了商品のご案内 キユーピー
  3. ^ 遊ナビ:得だねプレゼント情報 /東京 毎日新聞、2014年07月01日
  4. ^ History 1 FERRERO U.S.A., INC.
  5. ^ History 2 FERRERO U.S.A., INC.
  6. ^ History 3 FERRERO U.S.A., INC.
  7. ^ World Nuttela Day、2015年2月5日更新
  8. ^ Nutella & Go FERRERO
  9. ^ Nutella Snack & Drink FERRERO
  10. ^ World Cup 2014: Germany – the stories behind the players The Guardian、2014年6月5日
  11. ^ Gnutella に関して - GNU プロジェクト フリーソフトウェアファウンデーション
  12. ^ Nutella takes legal action against Gnutella The Guardian、2001年2月28日

関連項目

外部リンク