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'''クニドスのソストラトス'''([[ギリシャ語]]:'''{{lang|el|Σώστρατος Κνίδιος}}'''、[[紀元前3世紀]] - ?)は、[[ギリシャ]]の[[建築家]]、[[技術者]]。[[エジプト]]の[[アレクサンドリア]]の[[ファロス島]]に建っていたとされる[[世界の七不思議]]の内の一つ[[アレクサンドリアの大灯台]]を設計した人物。
'''クニドスのソストラトス'''([[ギリシャ語]]:'''{{lang|el|Σώστρατος Κνίδιος}}'''、[[紀元前3世紀]] - ?)は、[[ギリシャ]]の[[建築家]]、[[技術者]]。[[エジプト]]の[[アレクサンドリア]]の[[ファロス島]]に建っていたとされる[[世界の七不思議]]の内の一つ[[アレクサンドリアの大灯台]]を設計した人物。

==概要==
==概要==
[[アレクサンドロス3世|アレクサンダー大王]]が遠征中に倒れた後、[[エジプト]]を得た[[プトレマイオス1世|プトレマイオス]]に仕えた。プトレマイオスに[[八角形]]の45階建て[[灯台]]建設を提言し認められたことから、長年、建設工事に従事したが完成を見る前に死亡した。ソストラス自身は裏方であり、名が知られる存在では無かったが、後年、灯台に刻み込まれていた「クニドスのデクシファスの息子ソストラトス、あらゆる海を行く人々の守る神に捧ぐ」の銘文が発見され、灯台の設計者として知られるようになった<ref>ヴィッキー・レオン2009年『古代仕事大全』p276原書房</ref>。
[[アレクサンドロス3世|アレクサンダー大王]]が遠征中に倒れた後、[[エジプト]]を得た[[プトレマイオス1世|プトレマイオス]]に仕えた。プトレマイオスに[[八角形]]の45階建て[[灯台]]建設を提言し認められたことから、長年、建設工事に従事したが完成を見る前に死亡した。ソストラス自身は裏方であり、名が知られる存在では無かったが、後年、灯台に刻み込まれていた「クニドスのデクシファスの息子ソストラトス、あらゆる海を行く人々の守る神に捧ぐ」の銘文が発見され、灯台の設計者として知られるようになった<ref>ヴィッキー・レオン2009年『古代仕事大全』p276[[原書房]]</ref>。

==出典==
==出典==
<references/>
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==外部リンク==
==外部リンク==
*[http://www.tmth.edu.gr/en/aet/6/87.html Sostratus of Cnidus bio from the Technology Museum of Thessaloniki]
*[http://www.tmth.edu.gr/en/aet/6/87.html Sostratus of Cnidus bio from the Technology Museum of Thessaloniki]
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[[Category:古代ギリシアの建築家]]
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[[Category:技術者]]
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[[Category:アレクサンドリアの歴史]]
[[Category:プトレマイオス朝]]
[[Category:紀元前3世紀生]]
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2015年10月15日 (木) 11:30時点における版

クニドスのソストラトスギリシャ語Σώστρατος Κνίδιος紀元前3世紀 - ?)は、ギリシャ建築家技術者エジプトアレクサンドリアファロス島に建っていたとされる世界の七不思議の内の一つアレクサンドリアの大灯台を設計した人物。

概要

アレクサンダー大王が遠征中に倒れた後、エジプトを得たプトレマイオスに仕えた。プトレマイオスに八角形の45階建て灯台建設を提言し認められたことから、長年、建設工事に従事したが完成を見る前に死亡した。ソストラス自身は裏方であり、名が知られる存在では無かったが、後年、灯台に刻み込まれていた「クニドスのデクシファスの息子ソストラトス、あらゆる海を行く人々の守る神に捧ぐ」の銘文が発見され、灯台の設計者として知られるようになった[1]

出典

  1. ^ ヴィッキー・レオン2009年『古代仕事大全』p276原書房

外部リンク