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一説に、[[ラテン語]]で「三叉路」3(tres)+道(via)を意味する言葉で、[[古代ローマ]]の[[都市]]において三叉路が多かったことから、「どこにでもある場所」「ありふれた場所」を指すようになり、さらに転じて、くだらないこと、瑣末なことを意味するようになったという。 |
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また、中世の教養科目([[リベラル・アーツ]])のうち基本となる3つ([[文法]]・[[修辞学]]・[[弁証法]])のことをtrivium(三学、複数形でtrivia)と呼んだため、そこから「初歩的でつまら |
また、中世の教養科目([[リベラル・アーツ]])のうち基本となる3つ([[文法]]・[[修辞学]]・[[弁証法]])のことをtrivium(三学、複数形でtrivia)と呼んだため、そこから「初歩的でつまらない」という意味が生じたともいう。 |
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[[アメリカ合衆国|アメリカ]]では[[1980年代]]にトリビアを集めた[[ペーパーバック]]が人気を呼んだ<ref>[[小林信彦]]『本音を申せば』[[文藝春秋]]、2005年、p73</ref>。 |
[[アメリカ合衆国|アメリカ]]では[[1980年代]]にトリビアを集めた[[ペーパーバック]]が人気を呼んだ<ref>[[小林信彦]]『本音を申せば』[[文藝春秋]]、2005年、p73</ref>。 |
2015年9月23日 (水) 21:44時点における版
トリヴィア(trivia)は、くだらないこと、瑣末なこと、雑学的な事柄や知識、豆知識を指す。
一説に、ラテン語で「三叉路」3(tres)+道(via)を意味する言葉で、古代ローマの都市において三叉路が多かったことから、「どこにでもある場所」「ありふれた場所」を指すようになり、さらに転じて、くだらないこと、瑣末なことを意味するようになったという。
また、中世の教養科目(リベラル・アーツ)のうち基本となる3つ(文法・修辞学・弁証法)のことをtrivium(三学、複数形でtrivia)と呼んだため、そこから「初歩的でつまらない」という意味が生じたともいう。
アメリカでは1980年代にトリビアを集めたペーパーバックが人気を呼んだ[1]。
日本語書籍での使用例は、少なくとも1988年出版の『スーパートリビア事典』[2]までさかのぼることができる。さらに日本では、2002年から放送されたフジテレビ系列の『トリビアの泉』という番組が流行したこともあって、「雑学的な事柄や知識」という意味で浸透した。
形容詞はトゥリヴィアル(trivial)。数学では、ごく基本的で明らかなことを指してトゥリビアル(「自明な」と訳される)という用語をよく使う。
脚注
- ^ 小林信彦『本音を申せば』文藝春秋、2005年、p73
- ^ フレッド・L・ワース、渡辺洋一(訳)『スーパートリビア事典 アメリカ大衆文化を知るための雑学情報百科』研究社出版、1988年、ISBN 4327461083