「ウィレム・ヴァン・オッテルロー」の版間の差分
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* イントラーダ(1958) |
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2013年6月16日 (日) 10:18時点における版
ウィレム・ヴァン・オッテルロー (Willem van Otterloo, 1907年12月27日 - 1978年7月28日) はオランダの指揮者。作曲家、チェリストでもあった。
略歴
オランダのヴィンテルスヴァイクに生まれる。ユトレヒト大学で医学を学ぶが、その後アムステルダム音楽院に進む。はじめはチェリストであったが、1932年に指揮者としてデビュー。1937年にユトレヒト市立管弦楽団(ユトレヒト交響楽団)の常任指揮者に就任する。1949年から1973年の長きにわたりハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席指揮者、音楽監督としてその育成に貢献した。また1967年から1970年までメルボルン交響楽団、1971年から1978年の死去に至るまでシドニー交響楽団の首席指揮者をつとめている。滞在中のメルボルン近郊で交通事故により急死。フィリップスやコンサート・ホール・ソサエティ等に多くの音源を残し、特にベルリン・フィルと協演した幻想交響曲や、ニキタ・マガロフと協演したブラームスのピアノ協奏曲第2番は評価が高い。最晩年にはシドニー交響楽団とベートーヴェンの交響曲全集を取り組んでいたが、第1番、「英雄」、第4番、「運命」、「田園」の5曲までを録音した時点でオッテルローは死去しプロジェクトは半ばで頓挫している。
作品
- 弦楽オーケストラのための組曲(1938?)
- ムゼッテ
- エレジー
- スケルツォ
- バッソ・オスティナート
- シンフォニエッタ(1943)
- (三重の木管と4本のホルンのための)
- モルト・ソステヌート
- テムポ・ヴィーヴォ
- モルト・ソステヌート
- モルト・アレグロ
- (三重の木管と4本のホルンのための)
- セレナーデ(1944)
- (12人の金管奏者とハープ、ピアノ、チェレスタ、打楽器のための)
- マルシュ(行進曲)
- ノクテュルヌ(夜想曲)
- スケルツォ
- ヒュムネ(讃歌)
- (12人の金管奏者とハープ、ピアノ、チェレスタ、打楽器のための)
- 幻想曲 ヘ短調 (シューベルト)(ピアノ連弾曲)の管弦楽編曲版(1940,1952)
- イントラーダ(1958)
- (金管楽器と打楽器のための)
文献
- Niek Nelissen: Willem van Otterloo (1907-1978), een dirigentenloopbaan (Academisch proefschrift Radboud Universiteit Nijmegen 2009). Uitg. Van Gruting, Westervoort, 2009. ISBN 978 90 75879 407