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[[ヴェーダ語]]文章におけるヴィサルガの正しい発音は派([[シャーカー]])によって異なる。中には{{IAST|aḥ}}を[ɐh{{Unicode|ᵄ}}]、{{IAST|iḥ}}を[ih{{Unicode|ⁱ}}]といったように前の母音が摩擦音の後にわずかに響くものもある。 |
[[ヴェーダ語]]文章におけるヴィサルガの正しい発音は派([[シャーカー]])によって異なる。中には{{IAST|aḥ}}を[ɐh{{Unicode|ᵄ}}]、{{IAST|iḥ}}を[ih{{Unicode|ⁱ}}]といったように前の母音が摩擦音の後にわずかに響くものもある。 |
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[[File:Motoori Norinaga Visarga.png|本居のヴィサルガ]] |
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[[本居宣長]]は「漢字三音考」で特別な片仮名で指した。 [http://www.katch.ne.jp/~leque/text/samomkau/samomkau.html#gaikoku-no-om] |
[[本居宣長]]は「漢字三音考」で特別な片仮名で指した。 [http://www.katch.ne.jp/~leque/text/samomkau/samomkau.html#gaikoku-no-om] |
2013年5月16日 (木) 22:28時点における版
ヴィサルガ(विसर्ग visarga, ウィサルガ)はサンスクリットで「前に送る、開放」を意味する語で、サンスクリット音韻学(シクサー)ではヴィサルガ(初期の音韻学ではヴィサルジャニーヤ visarjanīyaとも)は音節末の[h](デーヴァナーガリー:ः、IAST:ḥ、京都・ハーバード方式:H)の音である。
ヴィサルガは音節末の/r/および/s/の異音である。/-s/は単数主格、二人称単数その他、よく現れる語末であるため、ヴィサルガはサンスクリット文章の中によく現れる。サンスクリット音声の伝統的規則ではヴィサルガはアヌスヴァーラと共に母音と破裂音の間に現れる。
ヴェーダ語文章におけるヴィサルガの正しい発音は派(シャーカー)によって異なる。中にはaḥを[ɐhᵄ]、iḥを[ihⁱ]といったように前の母音が摩擦音の後にわずかに響くものもある。