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2012年10月21日 (日) 20:54時点における版
大臣(だいじん)は、行政機関の代表で、内閣の構成員である。閣僚(かくりょう)ともいう。前に役職を、後ろに相をつなげる表現もよく使われる。
日本
大臣 (日本)を参照されたい。
欧米圏
各行政機関の長を「○○大臣」(○○はその行政機関名)と訳す。
たとえば、イギリスの「Secretary of State for Defence」はイギリスの「国防大臣」と訳す。なお、日本の「防衛大臣」(国務大臣)は、「Minister of Defense」と英訳する。日本の「国務大臣」の英訳は「Minister of State」、大臣名の英訳は「Minister」で統一されている。
ただし、内閣の長の場合は「首相」が訳語として多く用いられ、たとえばイギリスの「Prime Minister」は「イギリスの首相」、イタリアの「Presidente del Consiglio dei Ministri」は「イタリアの首相」と訳される。「内閣総理大臣」は日本の内閣の長にのみ用いられるのが普通である。
アメリカ合衆国に限っては、「Secretary of Defense」は「アメリカ合衆国国防長官」と訳すように、古くより「長官」が訳語として用いられている。
漢字圏
日本以外の漢字文化圏の国の閣僚の官名は、「部長」「長官」「相」などであるが、「大臣」と訳さず原語で表記することも多い。たとえば中華人民共和国外交部長を「外相」と略すことは多いが、「外務大臣」と意訳されることは少なく、そのまま「外交部長」とされることが多い。ただし、日本は中華民国(台湾)を承認していないことから、同国の閣僚は「~相」と略されることも報道では稀で、原語のまま「~部長」と呼ばれることが多い。
パレスチナ
パレスチナ自治政府の閣僚は独立国同様にMinisterと称しているが、独立国ではないため、日本政府は「庁長官」の語をあてている。
連邦制の州
インドやドイツなど連邦制を採る国の州政府では、行政部局の長の官名として連邦政府と同格の大臣の語が用いられていることが多い。