「アンジェラの灰」の版間の差分

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『'''アンジェラの灰'''』(アンジェラのはい、''Angela's Ashes'')は、[[フランク・マコート]]による[[回想録]]。彼の子ども時代の物語を語ったもの。マコートはアメリカ合衆国に生まれたが、両親が経済的な困窮により、母国アイルランドに帰ることを決意し、1930年代、1940年代を[[アイルランド]]、特にその[[リムリック]]市で過ごす。その暮らしが骨太いタッチで描かれる。物語は、彼が結局アメリカに帰るための金を手にしたところで終わる。マコートは、これに続く時代の物語を『アンジェラの祈り』として書いている。
『'''アンジェラの灰'''』(アンジェラのはい、''Angela's Ashes'')は、[[フランク・マコート]]による[[回想録]]。彼の子時代の物語を語ったもの。マコートはアメリカ合衆国に生まれたが、両親が経済的な困窮により、母国アイルランドに帰ることを決意し、1930年代、1940年代を[[アイルランド]]、特にその[[リムリック]]市で過ごす。その暮らしが骨太いタッチで描かれる。物語は、彼が結局アメリカに帰るための金を手にしたところで終わる。マコートは、これに続く時代の物語を『アンジェラの祈り』として書いている。


この本は[[1996年]]に出版されたのち[[ピューリッツアー賞]]を受賞、ナショナル・ブック・アウォードにも選出された。
この本は[[1996年]]に出版されたのち[[ピューリッツアー賞]]を受賞、ナショナル・ブック・アウォードにも選出された。

2011年12月3日 (土) 14:06時点における版

アンジェラの灰』(アンジェラのはい、Angela's Ashes)は、フランク・マコートによる回想録。彼の子供時代の物語を語ったもの。マコートはアメリカ合衆国に生まれたが、両親が経済的な困窮により、母国アイルランドに帰ることを決意し、1930年代、1940年代をアイルランド、特にそのリムリック市で過ごす。その暮らしが骨太いタッチで描かれる。物語は、彼が結局アメリカに帰るための金を手にしたところで終わる。マコートは、これに続く時代の物語を『アンジェラの祈り』として書いている。

この本は1996年に出版されたのちピューリッツアー賞を受賞、ナショナル・ブック・アウォードにも選出された。

映画

1999年には、エミリー・ワトソンロバート・カーライル、マイケル・レッジ、そしてディボン・マレーという配役で、映画化されている。監督はアラン・パーカー

日本語版

外部リンク