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2011年11月24日 (木) 13:00時点における版
『アンジェラの灰』(アンジェラのはい、Angela's Ashes)は、フランク・マコートによる回想録。彼の子ども時代の物語を語ったもの。マコートはアメリカ合衆国に生まれたが、両親が経済的な困窮により、母国アイルランドに帰ることを決意し、1930年代、1940年代をアイルランド、特にそのリムリック市で過ごす。その暮らしが骨太いタッチで描かれる。物語は、彼が結局アメリカに帰るための金を手にしたところで終わる。マコートは、これに続く時代の物語を『アンジェラの祈り』として書いている。
この本は1996年に出版されたのちピューリッツアー賞を受賞、ナショナル・ブック・アウォードにも選出された。
映画
詳細は「アンジェラの灰 (映画)」を参照
1999年には、エミリー・ワトソン、ロバート・カーライル、マイケル・レッジ、そしてディボン・マレーという配役で、映画化されている。監督はアラン・パーカー。
日本語版
- 『アンジェラの灰』 新潮社〈新潮クレスト・ブックス〉、1998年
- 『アンジェラの祈り』 新潮社、2003年