組織神学

組織神学（そしきしんがく、英語: Systematic Theology）は聖書学、歴史神学、組織神学、弁証学、実践神学、のキリスト教神学の科目の一つであり、聖書を絶対的基準として、教会の歴史的遺産である信条などを参考にして、聖書において啓示されている真理を体系的に提示し、教会形成と伝道の働きに用いることを目的とする学問である。主に、英米系の神学者によって用いられる名称である。序論、神論、人間論、堕落論、キリスト論、聖霊論、救済論、教会論、終末論によって構成される。誤りない神のことばとしての聖書の客観的な権威を認めない自由主義神学や新正統主義の神学者は教義学（ドイツ語: Dogmatik）を用いることが多い。

主な組織神学の神学者

• チャールズ・ホッジ
• ルイス・ベルコフ
• パウル・ティリッヒ
• ヘンリー・シーセン
• ヴォルフハルト・パネンベルク
• ミラード・J・エリクソン

参考文献

• 牧田吉和『組織神学』「新キリスト教辞典」いのちのことば社、1991年
• 松田一男「教義学」『新キリスト教辞典』いのちのことば社、1991年、293-294ページ