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'''松尾 剛次'''(まつお けんじ、[[1954年]]2月 - )は、日本中世史学者、仏教史学者、[[山形大学]]教授。東京大学文学博士(鎌倉新仏教の宗教史学的考察、1994年)。官僧・遁世僧モデルで、日本宗教史の見直しを行なっている。
'''松尾 剛次'''(まつお けんじ、[[1954年]]2月 - )は、日本中世史学者、仏教史学者、[[山形大学]]教授。東京大学文学博士(鎌倉新仏教の宗教史学的考察、1994年)。官僧・遁世僧モデルで、日本宗教史の見直しを行なっている。


[[長崎県]]南高来郡(現、雲仙市)愛野町に生まれる。1981年[[東京大学]]大学院人文科学研究科博士課程、同年山形大学講師、助教授を経て現職。大学都市地域学研究所所長も兼務。初代日本仏教綜合研究学会会長
[[長崎県]]南高来郡(現、雲仙市)愛野町に生まれる。1981年[[東京大学]]大学院人文科学研究科博士課程中退、同年山形大学講師、助教授を経て現職。大学都市地域学研究所所長も兼務。初代日本仏教綜合研究学会会長


== 著書 ==
== 著書 ==
*『[[鎌倉新仏教]]の成立 入門儀礼と祖師神話』 中世史研究選書:[[吉川弘文館]]、1988年
*『[[鎌倉新仏教]]の成立 入門儀礼と祖師神話』[[吉川弘文館]]、1988年
*『新版 鎌倉新仏教成立』 同:吉川弘文館、1998-旧著を全面的に増補改稿
*『中世都市鎌倉の風景』 吉川弘文館、1993
*『鎌倉新仏教の誕生 勧進・穢れ・破戒の中世』[[講談社現代新書]]、1995年
*『中世都市[[鎌倉]]の風景 吉川弘文館、1993
*『[[勧進]]と破戒の中世史 中世仏教の実相』 吉川弘文館、1995年-大著の論考集
*『[[勧進]]と破戒の中世史 中世仏教の実相』吉川弘文館、1995年
*『救済の思想 [[叡尊]]教団と鎌倉新仏教』角川選書、1996年
*『中世の都市と非人』 [[法蔵館]]、1998年-論考集
*『日本中世[[]][[]]』 吉川弘文館2003-大著の論考集
*『中世都市鎌倉を歩く [[源頼朝]]から[[上杉謙信]]まで[[中公新書]]1997
*『中世の都市と非人』[[法蔵館]]、1998年
*『[[忍性]] 慈悲ニ過ギタ』 ミネルヴァ日本評伝選・[[ミネルヴァ書房]]、2004年
*『仏教入門』岩波ジュニア新書、1999年
*『[[太平記]] 鎮魂と救済の史書』中公新書、2001年
*『「お坊さん」の日本史』生活人新書:日本放送出版協会、2002年 、(韓国語訳版(2005年))
*『日本中世の禅と[[]]』吉川弘文館、2003
*『[[忍性]] 慈悲ニ過ギタ』ミネルヴァ日本評伝選・[[ミネルヴァ書房]]、2004年
*『鎌倉古寺を歩く 宗教都市の風景』吉川弘文館<[[歴史文化ライブラリー]]>、2005年
*『[[破戒]]と[[男色]]の仏教史』[[平凡社新書]]、2008年
*『山をおりた[[親鸞]]都をすてた[[道元]] 中世の都市と遁世』[[法蔵館]]、2009年
*親鸞再考 僧にあらず、俗にあらず 日本放送出版協会 NHKブックス 2010.2

===編著 ===
*『日本の名僧10 [[持戒]]の聖者叡尊・忍性』(編著)、吉川弘文館、2004年
*『日本の名僧10 [[持戒]]の聖者叡尊・忍性』(編著)、吉川弘文館、2004年
*『日本社会における仏と神』 (速水侑と共編著)、[[吉川弘文館]]、2006年
*『山をおりた[[親鸞]]都をすてた[[道元]] 中世の都市と遁世』 [[法蔵館]]、2009年

=== 新書・選書 ===
*『鎌倉新仏教の誕生 [[勧進]]・穢れ・破戒の中世』 [[講談社現代新書]]、1995年
*『救済の思想 [[叡尊]]教団と鎌倉新仏教』 [[角川書店]]<角川選書、1996年
*『中世都市鎌倉を歩く [[源頼朝]]から[[上杉謙信]]まで』 [[中公新書]]、1997年
*『鎌倉古寺を歩く 宗教都市の風景』 吉川弘文館<[[歴史文化ライブラリー]]>、2005年
*親鸞再考 僧にあらず、俗にあらず』 [[日本放送出版協会]]<[[日本放送協会|NHK]]ブックス>、20102
*『[[太平記]] [[鎮魂]]と救済の史書』 中公新書、2001年
*『[[破戒]]と[[男色]]の仏教史』 [[平凡社新書]]、2008年

*『仏教入門』 岩波ジュニア新書:[[岩波書店]]、1999年-以下は入門書
*『「お坊さん」の日本史』 生活人新書:日本放送出版協会、2002年 、(韓国語訳版(2005年))

===編著(概論)・共著 ===
*『シリーズ 日本の仏教 Ⅰ-Ⅵ』(共編著)法蔵館、1994~1996年
*『シリーズ 日本の仏教第二期 Ⅰ-Ⅲ』(共編著)法蔵館、1998~2001年
*『仏教用語の基礎知識』(共著)[[角川書店]]<角川選書>、2000年
*『仏教辞典 第2版』 岩波書店、2002年 執筆者の一員

*『日本仏教34の鍵』(編著)春秋社、2003年
*『思想の身体 戒の巻』(共編著) 春秋社、2006年
*『思想の身体 戒の巻』(共編著) 春秋社、2006年
*『仏教新発見23 西大寺』(共著)朝日新聞社、2007年
*『仏教新発見24 建長寺 円覚寺』(共著)朝日新聞社、2007年


===英文著作===
===英文著作===

2010年4月27日 (火) 00:43時点における版

松尾 剛次(まつお けんじ、1954年2月 - )は、日本中世史学者、仏教史学者、山形大学教授。東京大学文学博士(鎌倉新仏教の宗教史学的考察、1994年)。官僧・遁世僧モデルで、日本宗教史の見直しを行なっている。

長崎県南高来郡(現、雲仙市)愛野町に生まれる。1981年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退、同年山形大学講師、助教授を経て現職。大学都市地域学研究所所長も兼務。初代日本仏教綜合研究学会会長

著書

  • 鎌倉新仏教の成立 入門儀礼と祖師神話』吉川弘文館、1988年
  • 『中世都市鎌倉の風景』 吉川弘文館、1993年
  • 『鎌倉新仏教の誕生 勧進・穢れ・破戒の中世』講談社現代新書、1995年
  • 勧進と破戒の中世史 中世仏教の実相』吉川弘文館、1995年
  • 『救済の思想 叡尊教団と鎌倉新仏教』角川選書、1996年
  • 『中世都市鎌倉を歩く 源頼朝から上杉謙信まで』中公新書、1997年
  • 『中世の都市と非人』法蔵館、1998年
  • 『仏教入門』岩波ジュニア新書、1999年
  • 太平記 鎮魂と救済の史書』中公新書、2001年
  • 『「お坊さん」の日本史』生活人新書:日本放送出版協会、2002年 、(韓国語訳版(2005年))
  • 『日本中世の禅と』吉川弘文館、2003年
  • 忍性 慈悲ニ過ギタ』ミネルヴァ日本評伝選・ミネルヴァ書房、2004年
  • 『鎌倉古寺を歩く 宗教都市の風景』吉川弘文館<歴史文化ライブラリー>、2005年
  • 破戒男色の仏教史』平凡社新書、2008年
  • 『山をおりた親鸞都をすてた道元 中世の都市と遁世』法蔵館、2009年
  • 親鸞再考 僧にあらず、俗にあらず 日本放送出版協会 NHKブックス 2010.2

編著

  • 『日本の名僧10 持戒の聖者叡尊・忍性』(編著)、吉川弘文館、2004年
  • 『思想の身体 戒の巻』(共編著) 春秋社、2006年

英文著作

  • 『A History of Japanese Buddhism』GLOBAL ORIENTAL LTD、2007年

外部リンク