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== 由来 ==
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[[16世紀]]の[[イングランド]][[女王]]、メアリー・チューダー([[メアリー1世 (イングランド女王)|メアリー1世]])が名前のモデルとされている。メアリーが300人にも及ぶ[[プロテスタント]]を処刑した血に由来する。
[[16世紀]]の[[イングランド]][[女王]]、メアリー・チューダー([[メアリー1世 (イングランド女王)|メアリー1世]])が名前のモデルとされている。メアリーが300人にも及ぶ[[プロテスタント]]を処刑した血に由来する。
他に、禁酒時代にのまれていたとされるブラッディサム(こちらはジンベース。他は同じ)に対して名付けられたともいわれている。
また、たちの悪いジョークで女性にたいして、Are you marry?(隠語で、おまえは生理か?)ということからの連想という説もある。
一番有名なのは、血まみれメアリーであるが、これはスコットランド人にとっては屈辱的だということで、あまり彼らの前ではいわないほうがいいようだ。


== 標準的なレシピ ==
== 標準的なレシピ ==

2009年9月30日 (水) 12:24時点における版

ブラッディ・マリー
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基本情報
種別 ロングカクテル
作成技法 ビルド
TPO オール・デイ
赤色
グラス   タンブラー
度数 12度[1] - 20度[2]
レシピの一例
ベース ウォッカ
装飾材料 カット・レモン
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野菜スティックなどを添えたブラッディ・マリー

ブラッディ・マリー (Bloody Mary) とは、ウォッカベースのカクテルで、トマト・ジュースを用いる少し変わったカクテル。ウォッカベースのためアルコール度数は高めだが、さっぱりとした口当たりと様々なバリエーションが可能のため男女問わず人気。「ブラッディ・メアリー」と呼ばれる場合もある。

由来

16世紀イングランド女王、メアリー・チューダー(メアリー1世)が名前のモデルとされている。メアリーが300人にも及ぶプロテスタントを処刑した血に由来する。 他に、禁酒時代にのまれていたとされるブラッディサム(こちらはジンベース。他は同じ)に対して名付けられたともいわれている。 また、たちの悪いジョークで女性にたいして、Are you marry?(隠語で、おまえは生理か?)ということからの連想という説もある。 一番有名なのは、血まみれメアリーであるが、これはスコットランド人にとっては屈辱的だということで、あまり彼らの前ではいわないほうがいいようだ。

標準的なレシピ

  • ウォッカ 45 ml
  • カット・レモン 1/6個
  • トマト・ジュース 適量

セロリをはじめとした野菜スティック等を添えたり、ウスターソース食塩コショウタバスコなどを添える場合もある。

味の調節のしやすいカクテルであり、自分なりのアレンジが可能。自分好みに合ったブラッディ・マリーに出会うため、バーテンダーにお勧めのトッピングを聞くなどして、試行錯誤すると良い。

作り方

  • 氷を入れたタンブラーにウォッカを注ぎ、トマト・ジュースで満たす。
  • 三日月形にカットしたレモンを飾り、最後にマドラーを添える

備考

  • ベースをジンに変えると「ブラッディ・サム」、テキーラに変えると「ストロー・ハット」、ビールに変えると「レッド・アイ」、アクアヴィットに変えると「デニッシュ・マリー」、ウォッカを抜くと「バージン・マリー」というカクテルになる。
  • また、トマト・ジュースをハマグリやアサリのエキスが入ったクラマトにすると、ブラッディ・シーザーというカクテルになる。
  • 「マリー」か「メアリー」かは文献、バーテンダーによって表記や呼び方が違う場合が多い。
  • 英国では二日酔い時の迎え酒としても知られている。

関連項目

脚注

  1. ^ YYT project 編 『おうちでカクテル』p.65 池田書店 2007年2月20日発行 ISBN 978-4-262-12918-1
  2. ^ 稲 保幸 著 『色でひけるカクテル』p.32 大泉書店 2003年12月18日発行 ISBN 4-278-03752-X