「ペガススの大四辺形」の版間の差分

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2009年9月27日 (日) 11:17時点における版

ペガススの大四辺形(ペガススのだいしへんけい)とは、ペガスス座のα星マルカブ、β星シェアト、γ星アルゲニブ、アンドロメダ座のα星アルフェラッツの4つの星を結んでできる四辺形のこと。等級は暗いが、比較的容易にみつけることができる。秋の四角形とも言う。

この四辺形の中には明るい星が少なく、空が暗いところ以外では中に星を認めることが難しい。ギリシア神話ではこの四辺形を、神が地上を覗く窓に、四辺形の中にある星は神の目に喩えた。また四辺形はややゆがんでいるが、このややすぼまった向かい合う2辺をそのまま延長すると天の北極付近で交わる。このため秋の星空で北の方角を探す際に利用することができる。また、アンドロメダ大星雲を探す際の起点とすることも多い。

四辺形の北の辺を成すシェアトアルフェラッツから北東方向に伸ばしたカーブを秋の大曲線と呼ぶこともある。

なお「ペガススの大四辺形」という名でありながらアンドロメダ座のα星を含んでいるのは、この星がかつてはペガスス座δ星でもあった(二重所属)ためである。1928年国際天文学連合(IAU)総会でアルフェラッツはアンドロメダ座のみに所属すると決まり、ペガスス座からは外されたという経緯がある。

関連項目