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2008年12月18日 (木) 16:45時点における版
ピクセル (pixel) とはコンピュータで画像を扱うときの最小単位で、色情報(色調や階調)を持つ画素のこと。しばしばピクセルと同一の言葉として使われるドットとは、後者が単なる物理的な点情報であることで区別される。例えばディスプレイにおいて320×240ピクセルの画像を100%表示すれば320×240ドットとなるが、200%表示ならば640×480ドットとなる。
pix(pic=写真、画像の意の複数形)+element(要素)の造語。なお、特に動画の用語としてはペル (pel) と呼ばれることもある。
コンピュータでは連続的な値は扱えないので、画像なども量子化して扱う必要がある。その際、分割して出来たその一点を、日本語、JISでは「画素」、英語では「ピクセル」と呼ぶ。例えば、640×480ピクセルと表記されている場合は、その画像には横640個、縦480個の点が並んで表現されていることを示している。表示装置(ディスプレイ)などの機器(デバイス)も、一般的なラスタディスプレイでは、ピクセルを単位として画像を表示している。
アスペクト比
画像を2次元平面として扱う都合上、コンピュータディスプレイではピクセルは正方形をしている。補正のための余分な演算が必要ないからである。
テレビでの規格(DVDビデオのNTSC規格など)のように、ピクセルの縦横比が1:1でない場合もある。(画面アスペクト比#DVD-Videoの画面サイズを参照)[1]。この場合は表示時に常に補正を行っている。
色
カラー画像において、一つのピクセルは、赤、緑、青の三原色の輝度から成り立っている。それらにどれだけの情報量を与えるかによって、そのピクセルが表現できる色数が決まる。1ピクセルに1ビットの情報しか割り当てなければ、2色しか表現できない。それぞれの原色のチャンネルに各8ビット(256階調)、計24ビットの情報を割り当てれば、 色が再現できる。1ピクセルあたり32ビットを割り当てる場合 色の表現に24ビットを使用し、残りの8ビットをアルファチャンネルとして、たとえばピクセル毎の透明度を記述するために使用する。
コンピュータディスプレイなどの表示デバイスで、1ピクセルを 16ビット(各原色5ビット = 32階調、余った1ビットは、人間の目が敏感に感知する緑に割り当てられることが多い)で表現するのはハイカラー (Highcolor)、 24ビット(各原色8ビット = 256諧調)で表現するのはトゥルーカラー (Truecolor) と呼ばれる。 ディスプレイなどにおいてアルファチャンネルは意味をなさないが、メモリアドレスの扱いが24ビットに比べてデータの取り扱いが簡単になることから、各ピクセルに32ビットを割り当てトゥルーカラーとしている場合もある。商業印刷用途などでは48ビット(各原色16ビット = 65,536階調)も用いられる。
アンチエイリアス (Anti-alias)
コンピュータで扱う画像ではピクセル単位より細かく描画することはできない。このため、物体の輪郭にジャギーと呼ばれるギザギザが発生してしまう。このジャギーを軽減するために、物体の輪郭を背景と融合するように、色を滑らかに変化させることをアンチエイリアスといい、その処理をアンチエイリアシングという。アンチエイリアスをかけると輪郭がぼやけてしまうため、ビットマップフォントなどではアンチエイリアス処理(アンチエイリアシング)は行われないことが多い。アンチエイリアス処理に前述のアルファチャンネルが利用されることもある。