「柳家小きん (11代目)」の版間の差分
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2007年5月26日 (土) 03:37時点における版
柳家 小きん(やなぎや こきん)は、落語の名跡。当代は11代目。
柳派における出世名となっており、名だたる落語家が主に二つ目に昇進する時に名乗っている。当代は真打昇進後も小きんを名乗り続けているが、かつては二つ目クラスの名という認識が強く、真打昇進時には柳家小三治などのいわゆる真打クラスになる別の名跡を襲名する例が多かったため、小きんの名には代数を付けない文献が多いが、ここでは便宜上代数を付する。
歴代
- 初代柳家小きん - 1887年頃に玉枝から小きんに改名。後に本名の那須正勝の名で新派俳優として活動。
- 2代目柳家小きん - 1901年に柳輔から小きんに改名。1906年に4代目柳家小三治に改名し、後に2代目柳家つばめを襲名。
- 3代目柳家小きん - 1908年に小菊から小きんに改名。1913年に5代目柳家小三治に改名し、後に4代目柳家小さんを襲名。
- 4代目柳家小きん - 1917年に小志んから小きんに改名。1917年に6代目柳家小三治を襲名。
- 5代目柳家小きん - 1918年に小太郎から小きんに改名。1925年に2代目柳家金三を襲名。
- 6代目柳家小きん - 1928年に小ぎくから小きんに改名。1931年に昔々亭桃太郎を襲名。
- 7代目柳家小きん - 1939年に栗之助から小きんに改名。1947年に9代目柳家小三治に改名し、後に5代目柳家小さんを襲名。
- 8代目柳家小きん - 1951年に小満輔から小きんに改名。1961年に4代目柳家小せんを襲名。
- 9代目柳家小きん - 1963年に小助から小きんに改名。1980年に6代目柳家つば女を襲名。小きん時代に笑点のレギュラー経験あり。
- 10代目柳家小きん - 1981年に小太郎から小きんに改名。1985年に4代目桂三木助を襲名。小きん時代はレポーターとして活躍。
- 11代目柳家小きん - 本項で詳述。
当代
11代目柳家 小きん(1967年11月22日 - )は、東京都出身の落語家。本名は渡辺雅彦。落語協会所属。出囃子は「春風がそよそよ」。趣味は食べ歩き、限度を超す利き酒、観劇、格闘技観戦。
父は同じく落語家の6代目柳家つば女であり、つば女を襲名する前までは小きんを名乗っていた。