焼山 (札幌市南区)
表示
焼山(豊平山) | |
---|---|
豊栄山(左)、豊見山(中央)、豊平山 / 焼山(右) 八剣山より望む | |
標高 | 662.5 m |
所在地 | 北海道札幌市南区藤野 |
位置 | 北緯42度56分15.4秒 東経141度16分21.4秒 / 北緯42.937611度 東経141.272611度座標: 北緯42度56分15.4秒 東経141度16分21.4秒 / 北緯42.937611度 東経141.272611度 |
| |
プロジェクト 山 |
焼山(やけやま)は北海道札幌市南区の藤野と簾舞の境界上にある山。標高662.5メートル[1]。簾舞川の東にそびえる正三角錐の独立峰である[2]。
山名の由来は、開拓時代に山火事が多かったことにある。1906年(明治39年)には2000町歩以上、1911年(明治44年)には1500町歩が火災の被害に見舞われ、そのほか小規模な火事は数え切れないほどあったという[3]。
登山道は藤野側から野々沢川に沿って砂防ダムを越え、旧採石道路をたどって延びている[4]。
藤野三豊山
[編集]1951年(昭和26年)ごろ、下藤野青年会は観光開発計画を立て、地域の3つの山々に芳名をつけた。
- 焼山→豊平山(ほうへいざん)
- 下藤野山→豊栄山(ほうえいざん)。後にフッズスノーエリアが開かれた。
- 牧場の山→豊見山(とよみやま)
豊平山と豊見山をロープウェイで結び、一大レジャーランドに仕上げる予定だったが、実現することはなかった。しかし、このとき付けられた山の名前だけは後代に受け継がれている[5]。
ギャラリー
[編集]-
焼山(豊平山)山頂
-
豊見山 山頂
-
フッズスノーエリア
脚注
[編集]- ^ 梅沢 & 菅原 2015, p. 134.
- ^ 『札幌の山々』p.38
- ^ 『札幌地名考』p.179
- ^ 梅沢 & 菅原 2015, pp. 138–139.
- ^ 梅沢 & 菅原 2015, p. 136.
参考文献
[編集]- 『札幌地名考』さっぽろ文庫1
- 『札幌の山々』さっぽろ文庫48
- 梅沢俊、菅原靖彦『北海道夏山ガイド』(最新第4版)北海道新聞社、2015年9月10日。ISBN 978-4-89453-795-8。