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淡川康一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
淡川 康一
生誕 1902年6月1日
日本の旗 日本 京都府
死没 (1976-12-03) 1976年12月3日(74歳没)
国籍 日本の旗 日本
研究機関 立命館大学
大阪学院大学
研究分野 経済地理学
母校 京都帝国大学経済学部
影響を
受けた人物
富田喜代蔵
財部静治
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淡川 康一(あわかわ こういち、1902年6月1日[1] - 1976年12月3日[2])は、日本経済学者地理学者画研究家、立命館大学名誉教授

経歴

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京都府生まれ。京都市立第一商業学校(現:京都市立西京高等学校・附属中学校)で学び、1921年、20歳の時、名古屋高等商業学校に一期生として入学して、宮田喜代蔵 (1896-1977) の経済学などを学んだ。1924年、京都帝国大学経済学部独逸経済学科に入学。財部静治 (1881-1946) 教授の統計学に傾き、経済地理学へと向かう[3]。1927年京都帝国大学経済学部卒。立命館大学教授、1967年定年退任、名誉教授大阪学院大学教授

禅画の研究、蒐集を行った。

著書

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  • 『経済地理通論』弘文堂書房 1930
  • 『交通地理学原理』弘文堂書房 1933
  • 博多仙厓高尾書林 1933
  • 『交通地理形態論』弘文堂書房 1934
  • 『僧仙厓の絵画 近世の禅画を中心にして』高尾書林 1935
  • 『経済地理学』弘文堂 1942
  • 白隠 生涯と芸術』マリア画房 1956
  • 『禅芸術放談』京都雄渾社 1957
  • 『経済景観論』法律文化社 1960
  • 『茶掛としての禅画』河原書店 1966 日本の美と教養
  • 『ドーミヱと仙厓』マリア書房 1967
  • 『茶の心』IDE教育選書 民主教育協会 1969
  • 『禅画のこころ』雄渾社 1970
  • 『禅画 描きかたと観かた 淡川庵禅画集』日貿出版社 1974
  • 『滞米禅画説法』雄渾社 1975
  • 『仙厓墨蹟』増補改訂版 アート社出版 1976

共編著

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  • 『文法詳解和文独訳の秘訣』リハルト・クンツエ共著 南山堂書店 1931
  • 『独逸語等閑集』編著 南山堂書店 1938
  • 『禅がとく人生論』山田無文共著 雄渾社 1968
  • 寂厳書譜』改訂版 福島俊翁共著 アート社出版 1977

翻訳

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  • コール『交通及び聚落と地形』古今書院 1935
  • カール・ビュヒァー『国民経済進化論 第2集』雄渾社 1958
  • 『コールの交通聚落論 産業立地論の源流』雄渾社 1966

脚注

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  1. ^ 『産経日本紳士年鑑 第1版』(産経新聞年鑑局、1958年)p.72
  2. ^ 『禅文化』第83号(禅文化研究所、1976年12月)p.63
  3. ^ 岡田俊裕著 『日本地理学人物事典 [近代編 2]』原書房 2013年 p.239

参考文献

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関連項目

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