河源記

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河源記(かげんき)は、13世紀に成立したによる黄河の源流調査記録。

黄河源流に都市を設け、そこから元の都への物資輸送を図るため、元の皇帝クビライにより黄河の源流調査が行われた。女真系部族の出身で黄河上流への来訪歴もあった、元の将軍・都実にその命が下り、彼は部下と共に実地調査を行った。この調査記録を元に書かれたのが河源記である。『元史』の巻63、地理志6「河源附録」に収められている。

参考文献[編集]

  • 渡辺義一郎(編訳) 編『中国歴代西域紀行選』ベースボール・マガジン社、1977年8月。ISBN 4583034083