民族社会主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

民族社会主義(みんぞくしゃかいしゅぎ)

  • ナチズム: Nationalsozialismus)の日本語訳の一つ。
    • 経済学者の瀬戸丘紘は、「ファシズムにとって『階級』ならぬ『民族』を意識させ『民族』意識をテコとすることは決定的に重要だった」との理由から、「国家社会主義」ではなく「民族社会主義」の訳語を用いている[1]
    • ドイツ近現代史専門の石田勇治は、ドイツ語の「National」は「国家的ではなく、国民的あるいは民族的という意味で用いられています」と主張する[2]
  • ユーゴスラビアにおけるチトー主義の日本語訳の一つ[3]
  • 社会主義思想のうち、民族を重視した思想(戦間期ハンガリーの「ハンガリー民族社会主義耕作者労働者党」、ナガランド民族社会主義評議会英語版など。)

脚注[編集]

  1. ^ 瀬戸丘紘 2009, pp. 437–438.
  2. ^ 長谷部恭男 & 石田勇治 2017, p. 86.
  3. ^ 沢田于一郎「社会主義混合経済体制としてのユーゴ型自主管理経済体制」(1980年)

関連[編集]