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労働力人口

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
労働参加率から転送)
OECD各国の25-64歳人口における労働参加率。

労働力人口(Labour force, Workforce)、経済的アクティブ人口(currently active population)とは、雇用者(一般雇用および軍人)および失業者であり、かつ以下の条件を満たす者である[1]

  • 民間雇用:週に1時間以上働いている(または職についているが、病気・休暇といった理由で働いていない)。
  • 失業者:現在仕事はないが、積極的に仕事を探しており、すぐに就業可能である。

例えばアルバイトをしている学生パートで働いている主婦も労働力人口に含まれる。

逆に、就業しておらず、かつ就業の意思のない者は非労働力人口と呼ばれ、たとえば専業主婦などの家事、学生(専門学校専修学校も含む)、定年退職をした高齢者などが含まれる。なお、ニートも非労働力人口に含まれる。

労働参加率

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労働参加率(Labour force participation rate, LFPR)、労働力比率労働力人口比率経済的アクティブ率(Economic activity rate, EAR)とは、生産年齢人口(working age, 15-64歳)に占める労働力人口の割合である[2]

OECD各国の労働参加率

未活用労働力

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未活用労働力(Labour underutilization)とは、2013年ILO決議によれば、労働力の需要と供給のミスマッチが原因で、市民において雇用に対するニーズが満たされていない状況[3]。 以下の3タイプが含まれるがこれに限定されない[3]

  • 時間に関係する不完全雇用 - 労働時間延長を望む不完全雇用パートタイマー
  • 失業者 - 雇用に就いていないが、積極的に仕事を探している。
  • 潜在的労働力 - 労働に関心があるが、何かしらの理由により積極的な求職活動が制限されている、雇用に就いていない人。就業意欲喪失者など。

日本の統計

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総務省統計局労働力調査」詳細集計(2018年以降)の就業状態の分類

 
 
 
 
 
 
 
 
15歳以上人口
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
労働力人口
 
 
 
 
 
 
非労働力人口
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
就業者失業者
 
 
潜在労働力人口その他
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
従業者
 
休業者
 
拡張求職者
 
就業可能非求職者

総務省統計局の労働力調査においては、15歳以上の人口のうち就業者と失業者を合わせたものとなっている。

脚注

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  1. ^ OECD (2020), Labour force (indicator). doi: 10.1787/ef2e7159-en
  2. ^ OECD (2020), Labour force participation rate (indicator). doi: 10.1787/8a801325-en
  3. ^ a b Resolution concerning statistics of work, employment and labour underutilization (Report). 国際労働機関. November 2013.
  4. ^ OECD Labour Force Statistics 2020, OECD, (2020), doi:10.1787/23083387 

関連項目

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