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元姫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

元姫(もとひめ、1722年享保7年) - 寛保2年(1742年9月16日))は、阿波徳島藩第8代藩主・蜂須賀宗鎮正室

父は徳島藩第5代藩主・蜂須賀綱矩の次男・蜂須賀吉武。母は池田政弘の娘で鳥取藩第2代藩主・池田綱清の養女。養父は徳島藩第7代藩主・蜂須賀宗英。院号は鳳台院[1]

生涯

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阿波徳島藩第5代藩主・蜂須賀綱矩の次男・蜂須賀吉武とその正室の間に生まれる[2]

徳島藩では、第8代藩主に就任した蜂須賀宗鎮松平大膳家高松藩)からの養子であったため、5代藩主・綱矩の血を引く元姫との婚姻が望まれた[3]。そのため、元姫は7代藩主・蜂須賀宗英の養女となり、宗鎮の正室となる[3]

しかし、宗鎮との間には娘をひとり出産したが、男子を産むことなく寛保2年(1742年9月16日)、没する。享年21[3]

脚注

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  1. ^ 1917年,榮進舍出版部『寛政重修諸家譜』
  2. ^ 1943年,阿波卿土会『蜂須賀家記』
  3. ^ a b c 1983年,東京大学出版会『徳島藩職制取調書拔 第1巻』

参考文献

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  • 三宅正浩「「御家」の継承 : 近世大名蜂須賀家の相続事情 (特集 「御家」の思想 : 大名家の自己認識)」『歴史評論』、校倉書房、34-47頁、2013年。ISSN 0386-8907https://ci.nii.ac.jp/naid/40019545155/