元姫
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元姫(もとひめ、1722年(享保7年) - 寛保2年(1742年9月16日))は、阿波徳島藩第8代藩主・蜂須賀宗鎮の正室。
父は徳島藩第5代藩主・蜂須賀綱矩の次男・蜂須賀吉武。母は池田政弘の娘で鳥取藩第2代藩主・池田綱清の養女。養父は徳島藩第7代藩主・蜂須賀宗英。院号は鳳台院[1]。
生涯
[編集]阿波徳島藩第5代藩主・蜂須賀綱矩の次男・蜂須賀吉武とその正室の間に生まれる[2]。
徳島藩では、第8代藩主に就任した蜂須賀宗鎮が松平大膳家(高松藩)からの養子であったため、5代藩主・綱矩の血を引く元姫との婚姻が望まれた[3]。そのため、元姫は7代藩主・蜂須賀宗英の養女となり、宗鎮の正室となる[3]。
しかし、宗鎮との間には娘をひとり出産したが、男子を産むことなく寛保2年(1742年9月16日)、没する。享年21[3]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 三宅正浩「「御家」の継承 : 近世大名蜂須賀家の相続事情 (特集 「御家」の思想 : 大名家の自己認識)」『歴史評論』、校倉書房、34-47頁、2013年。ISSN 0386-8907 。