倉橋健一
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倉橋 健一(くらはし けんいち、1934年8月1日[1]- )は、日本の詩人・文芸評論家。
人物・来歴
[編集]福井県生まれ(「文藝年鑑」には京都生まれとある)。総合文芸誌「第2イリプス」主宰。詩集『化身』で2006年度地球賞を受賞。詩集『失せる故郷』で2017年度藤村記念歴程賞を受賞。2022年『無限抱擁』で現代詩人賞受賞[2]。大阪文学学校講師などを務めた。産経新聞にて「倉橋健一の文学教室」を連載。
著書
[編集]詩集
[編集]- 『倉橋健一詩集』国文社(1966)
- 『区絵日』(1976)
- 『寒い朝』深夜叢書社(1983)
- 『暗いエリナ』(1985)
- 『藻の未来』澪標(1997)
- 『シーソーゲーム 詩画集』成田和明 画, 倉橋健一 詩. 澪標, 1998.12
- 『栄光の残像』細川和昭 写真, 足立裕司 水先案内. 澪標, 2000.5
- 『異刻抄』思潮社(2001)
- 『現代詩文庫 倉橋健一詩集』思潮社(2001)
- 『化身』思潮社(2006)
- 『唐辛子になった赤ん坊』思潮社, 2014.2
- 『失せる故郷』思潮社, 2017.8
- 『無限抱擁』思潮社, 2021.9
評論・エッセイ
[編集]- 『未了性としての人間 倉橋健一評論集』椎の実書房,(1975)
- 『塵埃と埋火』白地社(1981)
- 『世阿弥の夢ー美の自立の条件』白地社(1989)
- 『辻潤への愛ー小島キヨの生涯』(1990)
- 『献身 小谷義男と和歌山県農協連』私家版、1990
- 『抒情の深層ー宮澤賢治と中原中也』矢立出版(1992)
- 『工匠ー31人のマエストロ』学芸出版社(1992)
- 『大阪ひと物語 まちかど外伝』(編)創森出版(1994)
- 『つぶてのようなわれなり 少年たちの親鸞』澪標(2007)
- 『詩が円熟するときー詩的60年代環流』思潮社(2010)
- 『いま、漱石以外も面白い 文学作品にみる近代百年の人語り物語り』今西富幸 筆録. 澪標, 2016.12
- 『大阪人物往来 人がたり外伝』澪標, 2020.3
共著
[編集]- 『もうひと花咲かせたろ 西川重宏の果敢な挑戦』西川重宏共著, 高橋信正監修. どりむ社, 1999.1
- 『70年代の金時鐘論 日本語を生きる金時鐘とわれらの日々』松原新一共著. 砂子屋書房, 2010.7
選集
[編集]- 倉橋健一選集 澪標
- 第1巻 (文学エッセイ 1) 2014.2
- 第2巻 (全書評) 2004.8
- 第3巻 (文学エッセイ 2) 2015.6
- 第4巻 (文学エッセイ 3) 2016.6
- 第5巻 (解説・題文) 2004.8
- 第6巻(全時評)2017.7
編集
[編集]- 『三井葉子詩集』日本現代詩文庫 土曜美術社, 1984.10
参考文献
[編集]- 『現代詩文庫166 倉橋健一詩集』(2001、思潮社)
脚注
[編集]- ^ 『文藝年鑑』2014
- ^ “H氏賞、うるし山千尋さんの「ライトゲージ」…現代詩人賞は倉橋健一さん「無限抱擁」”. 読売新聞社. (2022年3月5日) 2022年3月7日閲覧。