佐幌駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐幌駅
さほろ
Sahoro
南新得 (4.4 km)
(4.7 km) 屈足
所在地 北海道上川郡清水町下佐幌
北緯43度3分56.31秒 東経142度52分38.36秒 / 北緯43.0656417度 東経142.8773222度 / 43.0656417; 142.8773222座標: 北緯43度3分56.31秒 東経142度52分38.36秒 / 北緯43.0656417度 東経142.8773222度 / 43.0656417; 142.8773222
所属事業者 北海道拓殖鉄道
所属路線 北海道拓殖鉄道線
キロ程 5.8 km(新得起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1932年(昭和7年)11月15日
廃止年月日 1968年(昭和43年)10月1日
備考 路線廃止による廃駅
テンプレートを表示

佐幌駅(さほろえき)は、かつて北海道上川郡清水町下佐幌にあった北海道拓殖鉄道である。同鉄道の廃止に伴い廃駅となった。

歴史[編集]

木材、農作物の出荷駅の一つであり、新得、清水両町に跨る佐幌住民の最寄り駅だった。また当鉄道としては1960年(昭和35年)に熊牛停留場ができるまでは清水町唯一の駅であった。

駅名の由来[編集]

地区名より。

駅構造[編集]

  • 単式ホーム1面1線。
  • 交換設備を持たない一般駅[7]
  • 貨物用側線を有していた。
  • 甜菜(ビート)用の積込土場が設けられていた。また集乳所も置かれた[8]

駅周辺[編集]

周囲は小麦、ビート、馬鈴薯等の畑作地帯。新得町との境界に位置し、今日では新得町側の上佐幌にある農道離着陸場が近い。 南新得側に基線道の踏切があった。

隣の駅[編集]

北海道拓殖鉄道
北海道拓殖鉄道線
南新得駅 - 佐幌駅 - 屈足駅

脚注[編集]

  1. ^ 佐幌外二停留場新設ノ件 国立公文書館 デジタルアーカイブ。乗降場(ホーム)と待合所を設置。
  2. ^ 佐幌停留場ヲ停車場ニ変更ノ件 国立公文書館 デジタルアーカイブ。明治製糖清水工場向け甜菜(ビート)積み込みのため。駅員無配置だが貨物取り扱い時は臨時係員を派遣して対応。
  3. ^ 佐幌停留場ヲ停車場ニ変更工事竣功ノ件 国立公文書館 デジタルアーカイブ。
  4. ^ 昭和12年度現在鉄道停車場一覧(昭和12年11月31日発行)では旅客を扱わない「貨物駅」とされているが、この間一般駅から貨物駅への変更届はない。なお、昭和21年度資料においても「貨物駅」とされている。
  5. ^ 清水町百年史 P354。旅客取扱いの記述、及び旅客ホームの写真掲載。
  6. ^ 鉄道停車場一覧 昭和9年度資料において非連帯、昭和12年度資料において連帯となっていて、この間に駅業務が行われるようになったことを裏付けている。
  7. ^ 「私鉄の廃線跡を歩く I」寺田裕一著 JTBパブリッシング P163。ただし種別の項では不明となっている。
  8. ^ 清水町百年史 P354。

関連項目[編集]